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【2025年版】小田原市感震ブレーカー設置費補助金|最大2,000円で地震火災を防ぐ!申請方法を解説

詳細情報

この記事のポイント

  • 神奈川県小田原市在住・所有者向けに、感震ブレーカー設置費用として最大2,000円を補助。
  • 地震による二次災害で最も恐ろしい「通電火災」を未然に防ぐための重要な制度。
  • 工事不要の簡易タイプも対象!賃貸住宅にお住まいの方も申請可能。
  • 申請は2025年5月19日から開始。予算に達し次第終了のため、早めの行動が鍵!
  • この記事では、対象者、申請手順、必要書類などを誰でもわかるように徹底解説します。

はじめに:小田原市の補助金で、地震後の「通電火災」から命と財産を守る

神奈川県小田原市にお住まいの皆様、大規模地震への備えは万全でしょうか?地震そのものの揺れだけでなく、その後に発生する「通電火災」が、阪神・淡路大震災や東日本大震災でも大きな被害をもたらしたことをご存知ですか?

通電火災とは、地震による停電が復旧した際に、倒れた家電製品や損傷した配線から火花が散り、火災が発生する現象です。避難して誰もいない家で火災が起きると、初期消火が遅れ、大規模な延焼につながる危険性があります。

この恐ろしい通電火災を防ぐための有効な対策が「感震ブレーカー」の設置です。そして今、小田原市では、この感震ブレーカーの設置費用の一部を補助する「小田原市感震ブレーカー設置費補助金」制度を実施しています。最大2,000円の補助を活用し、少ない負担でご自宅の安全性を飛躍的に高めることができます。

この記事では、補助金の対象者から申請方法、注意点まで、誰にでも分かりやすく徹底的に解説します。あなたとご家族、そして地域全体を守るための第一歩を、この機会に踏み出しましょう。

小田原市感震ブレーカー設置費補助金の概要

まずは、本補助金制度の全体像を把握しましょう。どのような目的で、誰が実施している制度なのかを理解することが重要です。

制度概要
正式名称 小田原市感震ブレーカー設置費補助金
実施組織 小田原市(防災部 防災対策課)
目的 大規模地震発生時の通電火災を抑制し、他の住宅への延焼を防ぐことで、火災による被害を軽減することを目的としています。
公式サイト 小田原市公式サイト

そもそも感震ブレーカーとは?

感震ブレーカーは、設定値以上の大きな地震の揺れを感知した際に、自動的にブレーカーを落として電力供給を遮断する装置です。これにより、停電からの復旧時に発生する「通電火災」のリスクを根本から断つことができます。

【重要】なぜ通電火災は危険なのか?
地震の揺れで家具や家電が転倒し、電気コードが損傷したり、可燃物がヒーターの上に落下したりすることがあります。その状態で停電が復旧(通電)すると、ショートして火花が散ったり、ヒーターが作動したりして火災が発生します。住民が避難している間に発生するため発見が遅れ、大規模火災に発展しやすいのです。

補助金額と補助率について

本補助金では、感震ブレーカーの設置にかかる費用の一部が補助されます。具体的な金額と計算方法をしっかり確認しましょう。

補助金額は最大2,000円

補助される金額は、1件あたり上限2,000円です。ただし、設置にかかる費用の見積額が2,000円を下回る場合は、その見積額が補助金の上限となります。

ケース 見積額(税抜) 補助金額 自己負担額
ケース1 5,000円 2,000円 3,000円
ケース2 2,000円 2,000円 0円
ケース3 1,800円 1,800円 0円

このように、簡易的なタイプの感震ブレーカーであれば、実質自己負担0円で設置できる可能性もあります。非常に利用しやすい制度と言えるでしょう。

補助金の対象者・条件

ご自身が補助金の対象になるか、以下のチェックリストで確認してみましょう。

あなたは対象?簡単チェックリスト

  • 小田原市内に所在する住宅が対象ですか?(戸建て・集合住宅どちらもOK)
  • その住宅に住んでいる、または所有していますか?(個人・団体どちらもOK)
  • これから感震ブレーカーを設置する予定ですか?(既に設置済みのものは対象外)
  • 1つの住宅(住戸)につき、1個の申請ですか?

上記の条件にすべて当てはまる方が対象となります。持ち家だけでなく、賃貸住宅にお住まいの方も対象となるのが大きなポイントです(ただし、設置には所有者・管理者の承諾が必要な場合があります)。

補助対象となる経費と感震ブレーカーの種類

補助の対象となるのは、感震ブレーカーの購入費および設置工事費です。感震ブレーカーにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。ご自宅の状況に合わせて選びましょう。

対象となる感震ブレーカーの種類

  • 分電盤タイプ(内蔵型・後付型):
    家庭の分電盤に直接設置するタイプ。家全体の電気を一度に遮断できるため最も確実性が高いですが、設置には電気工事士による工事が必要です。
  • コンセントタイプ:
    特定のコンセントに差し込んで使用するタイプ。熱を発する家電(電気ストーブ、アイロンなど)が接続されているコンセントの電気を個別に遮断します。工事不要で手軽に設置できます。
  • 簡易タイプ:
    既存のブレーカーのスイッチにおもりを取り付け、地震の揺れでおもりが落下してスイッチを切る仕組み。最も安価で工事も不要ですが、作動の確実性は他のタイプに劣る場合があります。

【注意】対象外となる経費
・申請者自身で設置した場合の人件費
・送料や振込手数料など、本体購入・工事費以外の諸経費
・消費税および地方消費税

申請方法と手順【完全ガイド】

申請手続きは「設置工事を伴う場合」と「伴わない場合」で流れと期間が異なります。ご自身のケースに合わせて確認してください。

申請期間

ケース 手続き 期間
設置工事を伴う場合
(分電盤タイプなど)
交付申請 (工事前) 2025年5月19日(月) ~ 2025年12月26日(金)
実績報告 (工事後) 2025年5月19日(月) ~ 2026年1月30日(金)
設置工事を伴わない場合
(コンセント・簡易タイプなど)
交付申請 2025年5月19日(月) ~ 2026年1月30日(金)

【最重要】工事を伴う場合は、必ず工事の前に交付申請を行い、市の交付決定を受けてから工事を開始してください。事後申請は認められません。

申請手順(ステップ・バイ・ステップ)

▼ STEP 1: 業者選定と見積もり取得

設置したい感震ブレーカーの種類を決め、販売店や工事業者に連絡して見積書を取得します。工事不要のタイプを購入する場合も、購入費用がわかる書類(見積書や製品カタログのコピーなど)が必要です。

▼ STEP 2: 申請書類の準備

小田原市の公式サイトから申請書類一式をダウンロードし、必要事項を記入します。記載例も用意されているので、参考にしながら正確に記入しましょう。

  • 交付申請書
  • 事業計画書
  • 収支予算書
  • 設置費用の見積書の写し
  • 設置場所の案内図(地図のコピーなど)
  • 設置前の現況写真(ブレーカーやコンセント周りなど)

▼ STEP 3: 申請書類の提出

準備した書類を、小田原市役所3階の防災対策課へ郵送または持参して提出します。

▼ STEP 4: 交付決定通知の受領

市で書類が審査され、問題がなければ「交付決定通知書」が郵送で届きます。

▼ STEP 5: 感震ブレーカーの設置・支払い

交付決定通知書を受け取ったら、感震ブレーカーの設置(または購入・工事)を行い、業者へ費用を支払います。必ず領収書を受け取ってください。

▼ STEP 6: 実績報告(※工事を伴う場合のみ)

工事完了後、実績報告書類を作成し、領収書の写しや設置後の写真などを添付して市に提出します。工事を伴わない場合はこのステップは不要です。

▼ STEP 7: 補助金の受領

市で実績報告(または交付申請)の内容が確認され、問題がなければ指定した口座に補助金が振り込まれます。

採択のポイントと注意点

この補助金は、事業計画の優劣を競うものではなく、要件を満たしていれば基本的に交付されるものです。しかし、確実に補助金を受けるためにはいくつかの重要なポイントがあります。

最重要ポイント:予算がなくなり次第終了!

この補助金は先着順です。市の予算額に達した場合、申請期間中であっても受付が終了してしまいます。感震ブレーカーの設置を検討している方は、迷わず早めに申請手続きを進めることを強くお勧めします。

よくある申請不備と対策

  • 書類の記入漏れ・押印忘れ: 提出前にもう一度、記載例と見比べて全ての欄が埋まっているか、押印が必要な箇所に押印があるか確認しましょう。
  • 添付書類の不足: 見積書や写真など、必要な書類が全て揃っているかチェックリストを作成して確認すると確実です。
  • 写真の不備: 「設置前」「設置後」の写真は、同じアングルで撮影すると比較しやすく、審査がスムーズに進みます。どこに設置したかわかるように、少し引いた写真も用意しましょう。
  • 工事前の事前申請忘れ: 工事を伴う場合、交付決定前に工事を始めてしまうと補助対象外になります。絶対にフライングしないように注意してください。

よくある質問(FAQ)

ここでは、申請を検討している方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1. 賃貸住宅に住んでいますが、申請できますか?

A1. はい、居住者であれば申請可能です。ただし、分電盤タイプなど建物の設備に変更を加える場合は、必ず事前に大家さんや管理会社の承諾を得てください。トラブル防止のため、書面で承諾を得ておくことをお勧めします。

Q2. 自分で購入して設置した場合も対象になりますか?

A2. はい、対象になります。その場合は「工事を伴わない場合」として申請してください。購入した製品の費用がわかる領収書やレシートの写しが必要になります。

Q3. 申請してから補助金が振り込まれるまで、どのくらいかかりますか?

A3. 申請書類に不備がない場合、実績報告(または交付申請)の提出から1〜2ヶ月程度で振り込まれるのが一般的ですが、申請状況によって変動します。詳しくは担当課にお問い合わせください。

Q4. どの種類の感震ブレーカーを選べば良いですか?

A4. 最も確実なのは家全体の電気を止める「分電盤タイプ」です。賃貸住宅や費用を抑えたい場合は、工事不要の「コンセントタイプ」や「簡易タイプ」が手軽でおすすめです。ご自宅の状況や予算に合わせて選びましょう。

Q5. 予算がなくなったかどうかは、どこで確認できますか?

A5. 予算の執行状況については、小田原市の公式サイトで告知されるか、担当課に直接電話で問い合わせることで確認できます。申請前に一度確認すると安心です。

まとめ:今すぐ行動して、未来の安心を手に入れよう

今回は、小田原市の「感震ブレーカー設置費補助金」について詳しく解説しました。

  • 補助金額: 最大2,000円
  • 対象者: 小田原市内の住宅に居住または所有する個人・団体
  • 申請期間: 2025年5月19日〜(終了日は工事の有無で異なる)
  • 重要ポイント: 予算に限りがあり先着順!工事を伴う場合は事前申請が必須!

地震はいつ起こるかわかりません。そして、地震後の火災は、時として揺れそのものよりも大きな被害をもたらします。この補助金は、わずかな負担で、あなたとあなたの大切な人を守るための非常に有効な制度です。

「いつかやろう」ではなく、「今やろう」。まずは公式サイトで申請書類を確認し、お近くの電気店やホームセンターでどのような感震ブレーカーがあるか調べてみることから始めてみませんか?あなたのその一歩が、未来の安全につながります。

お問い合わせ先

小田原市 防災部 防災対策課 危機管理係

電話番号:0465-33-1855

ご不明な点があれば、気軽に問い合わせてみましょう。

補助金詳細

補助金額 最大 1,905円
主催 小田原市 防災部 防災対策課
申請締切 2026年1月30日
申請難易度
(一般的)
採択率 30.0%
閲覧数 1 回

対象者・対象事業

小田原市内に所在する戸建て住宅、集合住宅に居住または、これを所有している個人または団体。

■ 申請の流れ

1

必要書類の準備

事業計画書、見積書などを用意します。

2

申請書類の提出

オンラインまたは郵送で提出します。

3

審査

通常1〜2ヶ月程度かかります。

4

採択・交付決定

結果通知と交付手続きを行います。

■ よくある質問

小田原市内に所在する戸建て住宅、集合住宅に居住または、これを所有している個人または団体。

通常、申請から採択決定まで1〜2ヶ月程度かかります。ただし、補助金の種類や申請時期によって異なる場合がありますので、詳しくは担当窓口にお問い合わせください。
多くの場合、次回の募集期間で再申請が可能です。不採択の理由を確認し、改善した上で再度申請することをお勧めします。詳しくは担当窓口にお問い合わせください。

お問い合わせ

防災部:防災対策課 危機管理係 電話番号:0465-33-1855

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