詳細情報
埼玉県行田市で地域を盛り上げるために活動しているNPO法人やボランティア団体の皆様へ朗報です。あなたの「やる気」を資金面で力強くサポートする「行田市市民活動やる気応援助成金」をご存知でしょうか?「活動資金がもっとあれば、さらに地域に貢献できるのに…」そんな悩みを解決し、あなたの団体の公益活動を加速させるための制度です。この助成金は、これから活動を始める団体から、すでにある活動をさらに発展させたい団体まで、幅広いニーズに対応しています。この記事では、行田市市民活動やる気応援助成金の概要、対象者、申請方法、そして採択されるためのポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。あなたの熱い想いを形にするための第一歩を、この記事から踏み出しましょう。
この助成金のポイント
- 行田市内の市民公益活動を幅広く支援
- 団体のステージに合わせた3つの事業区分(スタート、新たな取組、基盤整備)
- 助成金額は最大10万円(補助率10/10)
- NPO法人、ボランティア団体、地域活動団体などが対象
- 年に複数回の募集期間があり、申請のチャンスが多い
行田市市民活動やる気応援助成金とは?
制度の目的
行田市市民活動やる気応援助成金は、市民や地域住民による非営利の公益活動(市民公益活動)を支援し、多様な主体が協力し合う「協働のまちづくり」を推進することを目的としています。地域の課題解決や活性化のために自主的・主体的に活動する団体の「やる気」を応援し、その活動の立ち上げや発展を後押しするための大切な財源となります。
実施組織
この助成金は、埼玉県行田市が実施しています。審査は、学識経験者や市民活動団体の代表者などで構成される「行田市市民公益活動推進委員会」で行われ、公平かつ専門的な視点から事業が評価されます。
助成金額・補助率
この助成金の大きな魅力は、団体の成長段階や事業内容に合わせて3つのコースが用意されている点です。補助率は、いずれの事業も対象経費の10分の10(全額)となっており、自己負担なしで事業経費を賄うことが可能です。
| 事業区分 | 内容 | 上限額 |
|---|---|---|
| 新たな取組応援事業 | 既存の活動をさらに発展させる、または新たな公益活動に取り組む事業 | 10万円 |
| スタート応援事業 | これから公益活動を始めようとする団体の立ち上げを支援する事業 | 5万円 |
| 基盤整備応援事業 | NPO法人格の取得を目指す団体の基盤整備を支援する事業 | 3万円 |
対象者・条件
助成金の対象となるのは、行田市内で市民公益活動を行う、またはこれから行おうとする団体で、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 5人以上で構成されていること。
- 団体の運営に関する規約、会則等があること。
- 市内に活動の拠点があること。
- 予算及び決算を適正に行っていること。
- 特定の政治、宗教、選挙活動を目的としないこと。
- 営利を目的としないこと。
- 暴力団またはその構成員の統制下にないこと。
注意点:国、地方公共団体またはこれらに準ずる団体から、同一事業で他の補助金等を受けている場合は対象外となりますのでご注意ください。
補助対象経費
助成事業の実施に直接必要となる経費が対象です。具体的には以下のような経費が認められます。
対象となる経費の例
- 報償費:講師や専門家への謝礼金など
- 消耗品費:事務用品、イベント資材、原材料費など
- 印刷製本費:チラシ、ポスター、パンフレット、資料の印刷代など
- 通信運搬費:郵便料、チラシの配送料など
- 使用料及び賃借料:会場使用料、機材レンタル料など
- 保険料:イベント保険など、事業実施に必要な保険料
対象とならない経費の例
- 団体の事務所維持費(家賃、光熱水費など)
- 団体の構成員への人件費や報酬
- 交際費、慶弔費、接待費
- 飲食費(会議のお茶代などを除く)
- 備品購入費(汎用性が高く、事業後も団体資産となるもの)
申請方法・手順
申請は年に複数回設けられた期間内に行います。手順をしっかり確認し、余裕をもって準備を進めましょう。
申請期間(令和6年度の例)
- 第1期:~ 令和6年5月18日(土)まで
- 第2期:~ 令和6年9月7日(土)まで
- 第3期:~ 令和6年12月7日(土)まで
※期間中でも予算額に達した場合は受付終了となります。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
申請ステップ
- 事前相談:行田市市民活動サポートセンターで事業内容について相談することをおすすめします。申請書の書き方や事業計画についてアドバイスがもらえます。
- 書類準備:下記の必要書類を準備します。様式は行田市の公式サイトからダウンロードできます。
- 書類提出:申請期間内に、市民活動サポートセンターへ持参、郵送、またはEメールで提出します。
- 審査(公開プレゼンテーション):行田市市民公益活動推進委員会による審査が行われます。申請団体による事業内容の公開プレゼンテーションが必須です。
- 採択決定:審査結果が通知されます。
- 事業実施:計画に沿って事業を実施します。
- 実績報告:事業完了後、定められた期間内に実績報告書と収支決算書、領収書等を提出します。
- 助成金交付:実績報告書の内容が確認された後、助成金が交付(振込)されます。
必要書類一覧
- 行田市市民活動やる気応援助成金事業提案書
- 収支予算書
- 団体概要書
- 構成員名簿
- 団体の規約、会則等
- (該当する場合)前年度の事業報告書及び収支決算書
採択のポイント
審査を通過し、採択を勝ち取るためには、いくつかの重要なポイントがあります。過去の採択事例も参考に、しっかりと対策を練りましょう。
審査基準を理解する
審査では、主に以下の点が評価されます。申請書やプレゼンテーションで、これらの点を明確にアピールすることが重要です。
- 公益性:その事業が、行田市民や地域社会にとってどれだけ貢献できるか。
- 実現可能性:計画は具体的で、無理なく実行できる内容か。予算は妥当か。
- 協働性:他の団体や地域住民、行政などと連携・協力する視点があるか。
- 発展性・継続性:助成期間終了後も、活動が継続・発展していく見込みがあるか。
- 独自性・先駆性:他の団体にはないユニークな取り組みや、新たな課題解決に挑戦する事業か。
過去の採択事例から学ぶ
過去には、多様な分野の団体が採択されています。どのような活動が評価されているのか、参考にしてみましょう。
- 特定非営利活動法人みちしるべ:地域の子どもたちへの学習支援や居場所づくり事業
- 忍の行田の「昔ばなし」語り部の会:地域の歴史や文化を後世に伝えるための語り部活動やイベント開催
- 市民活動フェア実行委員会:市内の市民活動団体が一堂に会する交流イベントの企画・運営
- 行田環境市民フォーラム:環境保全に関する啓発イベントや学習会の実施
これらの事例から、地域の課題(子育て支援、文化継承、環境保全など)に直接アプローチし、多くの市民を巻き込むような活動が高く評価される傾向にあることがわかります。
公開プレゼンテーションを制する!
この助成金の審査で最も特徴的なのが公開プレゼンテーションです。書類だけでは伝わらない団体の熱意や事業の魅力を直接審査員に伝える絶好の機会です。以下の点を意識して準備しましょう。
- 誰が聞いてもわかる言葉で:専門用語を避け、シンプルで分かりやすい説明を心がける。
- なぜこの事業が必要なのか:地域のどんな課題を、どのように解決したいのか、熱意を込めて語る。
- 時間を厳守する:決められた時間内に要点をまとめて話せるように、何度も練習する。
- 質疑応答に備える:想定される質問への回答を準備しておく。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 設立したばかりの団体でも申請できますか?
- A1. はい、可能です。これから活動を始める団体向けに、上限5万円の「スタート応援事業」が用意されています。団体の立ち上げに必要な初期費用などに活用できます。
- Q2. 申請すれば必ず助成金はもらえますか?
- A2. いいえ、必ず採択されるわけではありません。行田市市民公益活動推進委員会による厳正な審査(書類審査および公開プレゼンテーション)を経て、採択事業が決定されます。
- Q3. 団体の運営費(事務所の家賃やスタッフの給料など)は対象になりますか?
- A3. いいえ、対象外です。この助成金は、特定の事業の実施に直接かかる経費を支援するものであり、団体の恒常的な運営経費は対象となりません。
- Q4. 助成金はいつもらえますか?
- A4. 助成金は、原則として事業完了後の精算払いとなります。事業を実施し、実績報告書を提出した後、内容の確認を経て指定口座に振り込まれます。
- Q5. 申請前に相談することはできますか?
- A5. はい、強く推奨されています。行田市市民活動サポートセンター(コミュニティセンターみずしろ内)では、随時相談を受け付けています。事業計画のブラッシュアップや申請書の書き方など、専門のスタッフからアドバイスを受けることができます。
まとめ・行動喚起
「行田市市民活動やる気応援助成金」は、行田市をより良くしたいという熱い想いを持つ団体にとって、非常に価値のある制度です。最大10万円の資金援助は、あなたの活動を大きく前進させるきっかけとなるでしょう。
この記事を読んで少しでも興味を持った方は、まずは行田市市民活動サポートセンターへ相談することから始めてみてください。あなたの「やる気」が形になり、行田市の未来を創る力となることを応援しています。
お問い合わせ先
- 担当課:行田市 市民生活部 地域活動推進課
- 住所:〒361-8601 埼玉県行田市本丸2番5号
- 電話番号:048-556-1111
- 公式サイト:行田市市民公益活動推進委員会