詳細情報
埼玉県鴻巣市にお住まいの方、または市内で事業を営んでいる方に朗報です。ご自宅や店舗のセキュリティを強化するための費用の一部を市が補助してくれる「住宅等防犯対策補助金【第4弾】」が実施されています。この制度を活用すれば、防犯カメラやセンサーライト、モニター付きインターホンなどの設置費用に対して最大10,000円の補助を受けることができます。空き巣や不審者対策、さらには特殊詐欺防止など、日々の安全・安心な暮らしを守るための絶好の機会です。この記事では、補助金の対象者、対象となる防犯設備、申請方法から採択されるためのコツまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。予算には限りがあるため、検討中の方はお早めに準備を進めましょう。
この補助金のポイント
- 鴻巣市内の住宅・店舗・事業所が対象
- 防犯カメラやセンサーライトなど幅広い設備に対応
- かかった費用の2分の1、最大10,000円を補助
- 申請は令和8年3月13日まで(予算上限に達し次第終了)
- 市内の販売店での購入・設置が必須条件!
鴻巣市住宅等防犯対策補助金の概要
まずは、この補助金制度がどのようなものなのか、基本的な情報を確認しましょう。
正式名称
鴻巣市住宅等防犯対策補助金【第4弾】
実施組織
埼玉県 鴻巣市(担当課:市民生活部 自治振興課 防犯・交通担当)
目的・背景
この補助金は、市民や事業者が自主的に行う防犯対策を支援することで、空き巣や忍び込みといった侵入窃盗などの犯罪を未然に防止し、鴻巣市全体の防犯意識の向上と、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりを推進することを目的としています。第4弾となる今回は、これまでの実績を踏まえ、より多くの市民が利用しやすい制度となっています。
補助金額・補助率について
補助金の最も気になるポイント、金額と補助率について詳しく見ていきましょう。
補助率と上限額
補助対象となる防犯対策にかかった実支出額の2分の1が補助されます。ただし、上限額は10,000円です。また、補助金額に1,000円未満の端数が生じた場合は切り捨てとなります。なお、補助の対象となるのは、合計2,000円以上の購入・設置費用です。
計算例
具体的なイメージが湧くように、いくつか計算例を見てみましょう。
| ケース | 購入・設置費用 | 計算式 | 補助金額 |
|---|---|---|---|
| 防犯カメラを25,000円で購入・設置 | 25,000円 | 25,000円 × 1/2 = 12,500円 → 上限超過 | 10,000円 |
| モニター付きインターホンを18,000円で購入・設置 | 18,000円 | 18,000円 × 1/2 = 9,000円 | 9,000円 |
| センサーライト(5,000円)と補助錠(4,500円)を設置 | 9,500円 | 9,500円 × 1/2 = 4,750円 → 1,000円未満切捨て | 4,000円 |
| 防犯砂利を1,800円で購入 | 1,800円 | 2,000円未満のため対象外 | 0円 |
補助の対象者・条件
誰でも申請できるわけではありません。補助金を受けるための対象者と満たすべき条件をしっかり確認してください。
対象となる方
以下のいずれかに該当する方が対象です。
- 市内の住宅、店舗、事業所等の所有者
- 市内の住宅、店舗、事業所等の使用者(賃貸物件にお住まいの方やテナント事業者など)
- 市内のマンション等の管理組合
満たすべき主な条件
以下の条件をすべて満たす必要があります。特に市内の販売店という点が重要です。
- 令和7年2月1日から令和8年2月28日までの期間に防犯対策を実施(購入・設置)していること。
- 鴻巣市内の販売店で対象設備を購入・設置していること。(市が作成した販売店一覧表も参考にしてください)
- 申請は、市内の1つの住宅等につき1回のみです。
- 過去の同補助金(第1弾、第2弾、第3弾)で交付を受けた住宅等は申請できません。
補助対象となる経費
どのような防犯対策が補助の対象になるのでしょうか。対象経費は幅広く設定されています。
対象となる防犯対策リスト
- 防犯カメラの設置: 敷地内を撮影するもの。近隣のプライバシーに配慮が必要です。
- 防犯フィルムの取付: 窓ガラスを割れにくくし、侵入を防ぎます。
- 人感センサーライトの設置: 人の動きを感知して点灯し、不審者を威嚇します。
- モニター付きインターホンの取付: 訪問者の顔を確認できるため、不要な訪問や犯罪を未然に防ぎます。
- 防犯性の高い錠・補助錠の取付: ピッキングに強い鍵や、ワンドア・ツーロック化で侵入時間を稼ぎます。
- センサーアラームの取付: 窓やドアの開閉を検知して警報音を鳴らします。
- 詐欺防止電話機器の設置: 迷惑電話や特殊詐欺の電話をブロック・警告する機能付きの電話機やアダプターです。
- その他市長が認める住宅設備: 面格子、防犯砂利、ダミーカメラなども対象になる場合があります。
対象外となる経費
明確な記載はありませんが、一般的に以下のような費用は対象外となると考えられます。
- 機器の維持管理費(電気代、通信費、メンテナンス費用など)
- レンタルやリースによる設置費用
- 申請者自身で作業した場合の工賃(いわゆるDIYの人件費)
- 市外の店舗で購入・設置した場合の費用
申請方法・手順
申請は、防犯対策を実施した後に行います。手順をステップバイステップで解説します。
申請期間
令和7年4月1日から令和8年3月13日まで
※ただし、市の予算の上限に達した場合は、期間中であっても受付を終了することがあります。早めの申請がおすすめです。
申請のステップ
- Step1: 防犯対策の実施
まず、鴻巣市内の販売店で対象となる防犯設備を購入し、設置します。必ず領収書や製品名がわかる書類(レシート、見積書など)を保管しておきましょう。 - Step2: 必要書類の準備
下記の「必要書類リスト」を参考に、すべての書類を揃えます。申請書は市の窓口で受け取るか、公式サイトからダウンロードできます。 - Step3: 申請
書類が揃ったら、鴻巣市役所の自治振興課窓口に直接提出するか、電子申請システムを利用してオンラインで申請します。 - Step4: 審査・交付決定
市が提出された書類を審査します。不備がなければ交付決定通知が届きます。現在、申請が混み合っており、決定までに1~2ヶ月かかる場合があるとのことです。 - Step5: 補助金の振込
交付決定後、申請書に記載した指定の口座に補助金が振り込まれます。
必要書類リスト
- 1. 鴻巣市住宅等防犯対策補助金交付申請書兼請求書: 振込先口座情報なども記入します。
- 2. 補助対象事業の領収書(コピー可): 「宛名」「購入日または施工日」「領収金額」「領収年月日」「販売店等の名称・住所」が明記されているものが必要です。
- 3. 購入物や施工の内容が記載された書類: レシート、見積書、納品書など。領収書に詳細が記載されていれば不要です。
- 4. 写真: 設置・取付したことが分かる写真。どこに、何を取り付けたかが明確にわかるように撮影しましょう。モニター付きインターホンの場合は室内側と屋外側の両方が必要です。
- 5. 【店舗・事業所を使用者が申請する場合のみ】建物を使用していることがわかる書類: 公共料金の領収書や賃貸借契約書の写しなど。
採択されるためのポイント
この補助金は、事業計画の優劣を競うものではなく、要件を満たしていれば採択される可能性が高い制度です。しかし、予算が上限に達すれば終了してしまうため、いくつかの重要なポイントがあります。
とにかく早めに申請する
最も重要なのはスピードです。予算がなくなれば受付は終了します。防犯対策を検討しているなら、早めに計画を立て、購入・設置し、速やかに申請手続きを行いましょう。
書類の不備をなくす
申請書類に不備があると、修正や再提出に時間がかかり、その間に予算が上限に達してしまうリスクがあります。提出前には、以下の点を必ず再確認してください。
- 申請書の記入漏れ、押印漏れはないか。
- 領収書の宛名は申請者名になっているか。
- 領収書の日付は対象期間内か。
- 購入した店舗が鴻巣市内であることが領収書で確認できるか。
- 写真は何をどこに設置したか分かるように鮮明に撮れているか。
条件を確実に遵守する
「鴻巣市内の販売店で購入・設置する」という条件は絶対です。インターネット通販や市外の量販店で購入したものは対象外となりますので、くれぐれもご注意ください。市の公式サイトに掲載されている「販売店一覧表」を参考にすると確実です。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 賃貸アパートに住んでいますが、申請できますか?
- A1. はい、使用者として申請可能です。ただし、設置にあたっては、事前に大家さんや管理会社の許可を得ておくことをお勧めします。
- Q2. 複数の防犯グッズを合算して申請できますか?
- A2. はい、できます。例えば、センサーライトと補助錠を別々の日に購入した場合でも、両方の領収書を添付して一度に申請することが可能です。補助額の上限は合算しても10,000円です。
- Q3. インターネット通販で購入したものは対象になりますか?
- A3. いいえ、対象外です。この補助金は市内の経済活性化も目的の一つとしているため、購入・設置は鴻巣市内の販売店で行う必要があります。
- Q4. 自分で取り付けた場合(DIY)も対象ですか?
- A4. はい、対象です。補助対象はあくまで物品の購入費用と、業者に依頼した場合の設置工事費用です。ご自身で取り付けた場合でも、市内店舗で購入した物品の費用は補助対象となります。
- Q5. 申請してからどれくらいで補助金は振り込まれますか?
- A5. 市の公式サイトによると、申請が混み合っているため交付決定までに1~2ヶ月かかる場合があるとのことです。交付決定後、速やかに振り込み手続きが行われます。
- Q6. 自治会向けの防犯カメラ補助金とは違うのですか?
- A6. はい、別の制度です。鴻巣市には、自治会や町内会が地域の安全のために公共の場所(道路や公園など)に防犯カメラを設置する場合を対象とした「地域防犯カメラ等設置補助金」もあります。こちらは補助率が4分の3、上限20万円と、より大規模なものになっています。地域全体の防犯活動に興味がある場合は、そちらの制度もご確認ください。
まとめ:今すぐ行動して安全と補助金を両立!
鴻巣市の「住宅等防犯対策補助金【第4弾】」は、市民の安全な暮らしを後押しするとても有益な制度です。最後に重要なポイントをもう一度おさらいします。
- 補助額: 費用の1/2、最大10,000円
- 対象: 市内の住宅・店舗・事業所
- 必須条件: 市内の販売店で購入・設置すること
- 申請期限: 令和8年3月13日(ただし予算に達し次第終了)
ご自宅や事業所の防犯対策は、先延ばしにせず、この機会にぜひ検討してみてください。補助金を賢く活用して、安心・安全な環境を手に入れましょう。不明な点があれば、まずは鴻巣市の担当課に問い合わせてみることをお勧めします。
お問い合わせ先
鴻巣市役所 市民生活部 自治振興課 防犯・交通担当
〒365-8601 埼玉県鴻巣市中央1-1(本庁舎1階)
Tel:048-541-1321
Fax:048-577-8461
公式サイト:鴻巣市住宅等防犯対策補助金【第4弾】ページ