新潟県内で新たに狩猟免許を取得し、地域の有害鳥獣対策に貢献したいとお考えの方に朗報です。新潟県および県内市町村では、新規に第一種銃猟免許などを取得する方を対象に、最大54,000円の経費を補助する「有害鳥獣捕獲の担い手緊急確保補助事業」を実施しています。この記事では、制度の概要から対象者、申請方法までを分かりやすく解説します。

補助金の概要

まずは制度の基本情報を確認しましょう。

誰が対象になるの？

補助の対象となるのは、以下の条件を満たす方です。

県の基本要件

令和7年度内に、以下のいずれかを新規で取得・交付され、市町村内の有害鳥獣捕獲に協力することを承諾した方。

• 第一種銃猟免許
• 猟銃の所持許可証
• ライフル銃の所持許可証

市町村による追加要件（新潟市の例）

市町村によっては、さらに詳細な要件が定められています。例えば新潟市では、以下のすべてを満たす必要があります。

• 市内に住所を有し、市税を滞納していないこと
• 新潟県猟友会の新潟市内いずれかの支部に入会すること
• 新潟市または市内農協の有害鳥獣捕獲業務に、率先かつ継続的に従事することを誓約すること

どんな費用が対象？

補助の対象となる経費は、主に以下の通りです。これらを合算して最大54,000円まで補助されます。

• 健康診断料（狩猟免許・猟銃所持許可申請用）
• 射撃教習受講料（猟銃所持許可申請用）
• ハンター保険料

※領収書（原本）の提出が必須です。必ず保管しておきましょう。

申請手続きの流れ（新潟市の例）

申請から補助金交付までの一般的な流れを、新潟市の例でご紹介します。

1. 
   STEP 1: 予約書の提出
   補助を受ける予定がある場合、まずはお住まいの市町村窓口に「予約書」を提出します。これにより、予算枠の確保が行われます。
2. 
   STEP 2: 免許・許可の取得
   狩猟免許試験の受験や、猟銃所持許可の申請手続きを進めます。この際にかかった費用の領収書はすべて保管してください。
3. 
   STEP 3: 猟友会への入会
   市町村の要件に従い、指定された猟友会支部に入会します。ハンター保険料も補助対象です。
4. 
   STEP 4: 補助金の申請
   期限内に、申請書や誓約書、免許の写し、領収書、住民票、納税証明書などの必要書類を揃えて市町村窓口に提出します。

実施市町村と問い合わせ先

令和7年4月現在、以下の26市町村で事業が実施される予定です。詳細はお住まいの市町村へ直接お問い合わせください。