締切: 令和7年12月26日まで
対象となる方
- 福島県三春町内の空き家を改修し、5年以上定住を計画している方
- 三春町内の空き家を除却後、住宅を新築して5年以上定住を計画している方
- 三春町内の空き家の購入や活用を検討しており、専門家による状況調査(インスペクション)を希望する方
申請手順
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| STEP 1 | 事前相談・必要書類の準備(事業実施計画書、見積書、図面等) |
| STEP 2 | 三春町役場 建設課 建築グループの窓口へ申請書類を提出(郵送不可) |
| STEP 3 | 町による審査(約2~4週間程度)→ 交付決定通知書の受領 |
| STEP 4 | 事業の実施(工事契約・着工)→ 事業完了後、実績報告書を提出 → 補助金額の確定・振込 |
補助金額・補助率
本事業は、目的に応じて4つの支援メニューが用意されています。補助率は一律で対象経費の2分の1以内ですが、メニューごとに上限額が異なります。
| 支援メニュー | 補助上限額 | 補助率 |
|---|---|---|
| (1) 空き家改修工事 | 150万円 | 対象経費の2分の1以内 |
| (2) ハウスクリーニング・残置物処分 | 20万円 | |
| (3) 空き家除却工事 | 100万円 | |
| (4) 空き家状況調査 | 4万円 |
計算例: 空き家改修に350万円の対象経費がかかった場合 → 350万円 × 補助率1/2 = 175万円。補助上限額が150万円のため、交付額は150万円となります。
対象者・申請要件
対象となる方
- 町内の空き家を改修し、改修した住宅に5年以上居住する方
- 町内の空き家を除却後に住宅を新築し、新築した住宅に5年以上居住する方
- 町内の空き家の状況調査(インスペクション)を行う方
主な要件
- 改修工事または除却工事は、三春町内に事業所を有する法人または個人事業者が行うこと
- 申請者が三春町在住の場合、自己の所有する住宅に居住していないこと
- 三春町への定住または移住につながる事業であること
- 申請者および同一世帯員に市町村民税の滞納がないこと
- 令和8年3月末までに事業が完了する見込みであること
- 【フラット35】地域連携型を利用する場合は、三春町空き家等情報窓口(空き家バンク)に登録された物件の取得・改修が条件となります
補助対象経費
| 経費区分 | 詳細 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 改修工事費 | 住宅機能向上のための内外装、設備改修、断熱、耐震補強等に係る工事費 | ○ |
| ハウスクリーニング費 | 改修に併せて実施する専門業者による清掃費用 | ○ |
| 残置物処分費 | 改修に併せて実施する家財道具等の処分費用 | ○ |
| 除却工事費 | 空き家の解体、撤去、整地に係る工事費(住宅新築が条件) | ○ |
| 状況調査費 | 建築士等による建物状況調査(インスペクション)費用 | ○ |
| 外構工事費 | 門、塀、植栽、車庫などの工事費(住宅本体と一体でないもの) | × |
| 家電・家具購入費 | テレビ、冷蔵庫、テーブル等の購入費用 | × |
重要: 交付決定前に発注・契約した経費は補助対象外です。必ず交付決定通知書を受領後に契約・着工してください。
必要書類一覧
| No. | 書類名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 事業実施計画書 | 三春町公式サイトよりダウンロード |
| 2 | 空き家の所有者を明らかにする書類 | 固定資産課税台帳証明書、建物登記全部事項証明書 等 |
| 3 | 申請者情報を確認できる書類 | 住民票、戸籍謄本の写し 等 |
| 4 | 事業費を確認できる書類 | 工事請負契約書または見積書の写し |
| 5 | 空き家の写真 | 外部、内部、改修・除却箇所がわかるもの |
| 6 | 図面 | 改修・除却箇所を明記した配置図、平面図 等 |
審査基準・採択のポイント
主な審査項目
- 定住・移住への貢献度: 5年以上の定住意思が明確であり、地域活性化への貢献が期待できるか。
- 計画の具体性・実現可能性: 改修や新築の計画が具体的で、資金計画を含め実現可能か。
- 要件の遵守: 町内事業者の利用や税金の滞納がないかなど、すべての要件を満たしているか。
- 事業完了の見込み: 令和8年3月末までに事業が確実に完了する計画であるか。
採択率を高めるポイント
- 申請前に建設課の担当者へ事前相談を行い、計画の方向性を確認する。
- 複数の町内事業者から見積もりを取得し、価格の妥当性を示す。
- 事業実施計画書には、なぜ三春町を選んだのか、今後どのように地域と関わっていきたいか等を具体的に記述する。
- 提出書類に不備がないよう、チェックリストを活用して入念に確認する。
よくある質問
Q1: 交付決定前に工事契約をしても対象になりますか?
A: いいえ、対象外です。必ず町の交付決定通知書を受け取ってから、工事業者との契約や工事の着手を行ってください。事前着手は補助の対象となりません。
Q2: 町外の工務店に依頼することはできますか?
A: いいえ、できません。本補助金の要件として、改修工事または除却工事は三春町内に本社または主たる事業所を有する事業者が行う必要があります。
Q3: 申請は郵送やオンラインで可能ですか?
A: いいえ、郵送での受付は行っていません。必要書類を揃えて、三春町役場の建設課建築グループ窓口へ直接提出してください。
Q4: 予算がなくなり次第、受付終了となりますか?
A: はい。申請は申込期限まで受け付けられますが、予算の上限に達した場合は、期限前でも受付を終了する可能性があります。検討されている方は早めの申請をお勧めします。
Q5: 三春町定住促進住宅取得奨励金など、他の町の制度と併用できますか?
A: 補助対象となる経費が重複しない限り、併用できる場合があります。三春町では複数の住宅関連支援制度があるため、どの制度が利用可能か、事前に担当課へ相談することをお勧めします。
制度の概要・背景
「みはるぐらし空き家改修等支援事業」は、福島県三春町が実施する、空き家の有効活用と移住・定住の促進を目的とした補助金制度です。この事業は、福島県が市町村を支援する「福島県空き家対策総合支援事業」と連携しており、県と町が一体となって地域の課題解決に取り組んでいます。
全国的な課題である空き家の増加に対し、改修や除却、活用のための初期調査にかかる費用を補助することで、所有者の負担を軽減します。これにより、良好な住環境の整備、地域の活性化、そして新たな住民の呼び込みを目指しています。特に、工事を町内事業者に限定することで、地域内経済の循環を促進する狙いもあります。
まとめ・お問い合わせ先
本補助金は、三春町での新しい生活を始める方や、所有する空き家の活用を考えている方にとって、経済的負担を大きく軽減できる有効な制度です。申請には見積書や図面など準備に時間を要する書類も含まれるため、ご検討中の方は、まずは公式サイトで詳細を確認し、早めに担当窓口へ相談することをお勧めします。
お問い合わせ先
実施機関: 福島県三春町
担当部署: 建設課 建築グループ
電話: 0247-62-2113
所在地: 〒963-7796 福島県田村郡三春町字大町1-2
公式サイト: https://www.town.miharu.fukushima.jp/soshiki/8/akiyajigyou.html