対象となる方
- 京丹波町内に住所を有する満65歳以上の方
- 有効期間内の全ての運転免許証を自主返納、または更新せずに失効した方
- 平成29年4月1日以降に自主返納または失効された方
申請手順
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| STEP 1 | 警察署または運転免許試験場で運転免許証の自主返納手続きを行い、「運転免許証の取消通知書」を受領します。 |
| STEP 2 | 必要書類(申請書、取消通知書等)を準備します。申請書は町公式サイトからダウンロードするか、申請窓口で入手します。 |
| STEP 3 | 京丹波町役場企画情報課または各支所の窓口に申請書類を提出します。(ご家族による代理申請も可能です) |
| STEP 4 | 書類確認後、後日、選択した特典(バス利用券または交通ICカード)が交付されます。 |
支援内容(特典)
運転免許証を自主返納された対象者に対し、以下のいずれか一つの特典を交付します。支援は一人一回限りです。
| 特典の選択肢 | 内容 |
|---|---|
| 選択肢1 | 路線バス利用券 10,000円分 対象路線:町営バス全路線、中京交通園福線 |
| 選択肢2 | 交通ICカード 10,000円分 チャージ額9,500円分とデポジット(預り金)500円分が含まれます。 |
対象者・申請要件
対象となる方
本事業の支援対象となるのは、京丹波町内に住所があり、以下のいずれかの要件を満たす方です。
- 有効期間内にある全ての種類の運転免許証を、満65歳に達した日以降に自主的に返納された方。
- 運転免許証の更新を受けずに免許が失効し、今後運転免許証を再取得する意思がない満65歳以上の方。
- 上記のいずれかの条件を満たし、かつ自主返納または失効した日が平成29年4月1日以降である方。
注意点
- 免許の一部(例:普通自動車免許のみ)を返納した場合は対象外です。全ての免許を返納する必要があります。
- 過去に本事業による支援を受けたことがある方は、再度申請することはできません。
- 申請時点で京丹波町に住民登録があることが必須です。
支援内容の詳細(経費補助ではありません)
本事業は、特定の経費を補助するものではなく、免許返納後の移動手段確保を支援するための特典を交付する制度です。申請者は、自身のライフスタイルに合わせて、より利便性の高い特典を選択できます。
| 特典 | 詳細と留意点 |
|---|---|
| 路線バス利用券 | 京丹波町営バスの全路線および中京交通園福線で利用できる10,000円分の回数券形式の利用券です。日常的にこれらのバス路線を利用される方にとって便利な選択肢です。 |
| 交通ICカード | 全国の主要な鉄道やバスで利用可能な交通系ICカードです。9,500円がチャージされており、カード発行時のデポジット500円が含まれています。町外への外出が多い方や、鉄道を利用する機会がある方に適しています。 |
重要: 選択した特典の交換や現金への換金はできません。申請時にどちらか一方を慎重にお選びください。
必要書類一覧
| No. | 書類名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 京丹波町高齢者運転免許証自主返納等支援事業申請書 | 町の公式サイトからPDFファイルをダウンロードするか、役場・支所の窓口で入手できます。 |
| 2 | 運転免許証の取消通知書(原本または写し) | 免許返納手続きの際に公安委員会(警察署等)から発行される書類です。 |
| 3 | 失効した運転免許証の写し | 免許を更新せずに失効した場合に必要となります。(取消通知書がある場合は不要) |
審査基準・交付のポイント
本事業は、競争採択型の補助金とは異なり、定められた要件を満たしているかを確認する形式的な審査が行われます。したがって、申請要件をすべて満たし、必要書類に不備がなければ、原則として支援を受けることができます。
主な確認項目
- 住所要件: 申請時に京丹波町に住民登録があるか。
- 年齢要件: 満65歳以上で返納または失効しているか。
- 返納・失効の事実: 「運転免許証の取消通知書」等で、全ての免許が返納されていることが確認できるか。
- 申請内容の整合性: 申請書の記載内容と提出書類の内容に相違がないか。
スムーズな交付のためのポイント
- 申請書は黒のボールペン等で、楷書で丁寧に記入してください。
- 「運転免許証の取消通知書」は紛失しないよう大切に保管し、申請時に必ず持参してください。
- ご自身での手続きが難しい場合は、ご家族に代理申請を依頼することも可能です。その際は、事前に申請者本人の意思確認を行ってください。
- 不明な点があれば、申請前に担当課へ電話で問い合わせることで、手続きが円滑に進みます。
よくある質問
Q1: 家族が代理で申請することはできますか?
A: はい、可能です。申請者ご本人が窓口に来ることが難しい場合、ご家族による代理申請が認められています。その際、申請書の内容についてご本人の意思が反映されていることをご確認ください。
Q2: 免許を返納した後、身分証明書はどうすればよいですか?
A: 免許返納と同時に「運転経歴証明書」の交付を申請することをお勧めします。これは公的な身分証明書として生涯利用できるカードです。手数料が必要ですが、金融機関での本人確認など、様々な場面で活用できます。詳しくは警察署にお問い合わせください。
Q3: 特典は現金で受け取ることはできますか?
A: いいえ、現金での交付は行っていません。支援の目的が公共交通機関の利用促進であるため、「路線バス利用券」または「交通ICカード」のいずれかを選択していただく形になります。
Q4: 京丹波町以外でも同様の支援はありますか?
A: はい、京都府内の多くの市町村で独自の返納支援事業が実施されています。また、京都府全体で協賛事業所による割引サービスなども行われています。お住まいの市町村や京都府の公式サイトで詳細をご確認ください。
制度の概要・背景
本事業は、京丹波町が主体となり、高齢ドライバーによる交通事故の抑止と、環境負荷の少ない公共交通機関の利用促進を目的として実施されています。加齢に伴う身体機能や判断能力の変化により、運転に不安を感じる高齢者が増加している社会的背景があります。
この制度は、運転免許証の自主返納を決断された方々の勇気ある選択を支援し、自動車に依存しない生活への円滑な移行を後押しするものです。免許返納後も安心して移動できる地域社会を構築するための重要な取り組みと位置づけられています。
まとめ・お問い合わせ先
京丹波町高齢者運転免許証自主返納等支援事業は、安全な交通社会の実現と高齢者の移動手段確保を両立させるための有益な制度です。ご自身やご家族の運転について考えるきっかけとして、本事業の活用をご検討ください。
お問い合わせ先
実施機関: 京丹波町
担当部署: 企画情報課
所在地: 〒622-0292 京都府船井郡京丹波町蒲生蒲生野487番地1
電話: 0771-82-3801(受付時間: 平日8:30-17:15)
ファックス: 0771-82-2700
公式サイト: https://www.town.kyotamba.kyoto.jp/kakukakarasagasu/kikakujyouhouka/gyomuannai/15/1323.html