対象となる方
- 京都府宇治市にお住まいで、18歳未満の子(妊娠中の胎児を含む)を養育する世帯
- 世帯の所得合計額が550万円未満であること
- 子育て環境向上のための住宅リフォームを計画している方
- 市税および府税の滞納がないこと
申請手順
注意: 本補助金は先着順です。募集期間中であっても予算額に達した時点で受付を終了します。また、申請は宇治市住宅課窓口への持参のみとなり、郵送での提出は受け付けていません。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| STEP 1 | 事前相談・必要書類の準備(申請書、見積書、住民票等) |
| STEP 2 | 宇治市住宅課の窓口へ申請書類一式を提出 |
| STEP 3 | 市による審査 → 交付決定通知の受領 |
| STEP 4 | リフォーム工事の契約・実施 → 工事完了後、実績報告書を提出 → 補助金振込 |
補助金額・補助率
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 補助対象経費の2分の1 |
| 補助基準額(上限) | ・1子世帯: 10万円 ・2子世帯: 20万円 ・3子以上の世帯: 30万円 |
| 加算額 | ・空き家加算: 5万円 ・三世代同居・近居加算: 5万円 |
| 下限額 | 補助対象経費が20万円以上であること |
計算例: 3人のお子様がいる世帯が、対象経費80万円のリフォームを実施し、空き家活用と三世代近居の条件を満たす場合。
補助対象経費80万円 × 補助率1/2 = 40万円。しかし、補助基準額(上限30万円)と比較して少ない方が適用されるため、基本補助額は30万円となります。これに空き家加算5万円と三世代近居加算5万円が加わり、合計補助額は40万円となります。
対象者・申請要件
対象となる世帯
- 子(18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者、および妊娠中の胎児)と親権者が属する世帯であること。
- 住宅リフォーム契約をした世帯の子の親権者の所得合計額が550万円未満であること。
- 子の親権者が、市税および府税を滞納していないこと。
対象となる物件
- 子の親権者が所有(所有予定を含む)する宇治市内の物件。
- 三世代同居・近居の場合は、子の祖父母が所有(所有予定を含む)している物件も対象となります。
補助対象経費
子育て世帯の育児負担軽減を目的とした住宅リフォーム工事費用が対象です。対象となる工事スペースは「リビング」「台所」「浴室(脱衣所含む)」「こども部屋」のいずれか(複数可)です。
| 工事スペース | 対象工事の例 | 対象外工事の例 |
|---|---|---|
| リビング | 増築、柱の角の面取り、ドアストッパー設置、クッション床への改修 | クロスの張替えのみ、収納増設 |
| 台所 | 壁付けキッチンから対面型への変更、ビルトイン食洗機の新設 | キッチンや食洗機の入れ替え |
| 浴室・脱衣所 | 段差解消等のバリアフリー改修、スペース拡張、暖房乾燥機の新設 | 浴槽や洗面台の入れ替え |
| こども部屋 | 間仕切り工事、指詰め防止工事、クッション床への改修 | クロスの張替えのみ、和室から洋室への変更 |
重要: 原則として、補助金の交付決定日以降に契約した工事が対象です。やむを得ず交付決定前に工事に着手する場合は、必ず「指令前着手届」を提出してください。また、国または市の他の補助金を受けている工事は対象外となります。
必要書類一覧
| No. | 書類名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 交付申請書(様式第1号) | 宇治市公式サイトよりダウンロード |
| 2 | 世帯全員の住民票の写し | 続柄記載のあるもの |
| 3 | 子の親権者の府税の納税証明書 | 滞納がないことの証明 |
| 4 | 子の親権者の所得証明書等 | 課税(非課税)証明書など |
| 5 | 収支予算書(様式第2号) | 公式サイトよりダウンロード |
| 6 | 誓約書兼同意書(様式第3号) | 公式サイトよりダウンロード |
| 7 | 工事費用の見積書の写し | 補助対象経費が確認できるもの |
| 8 | その他 | 母子健康手帳の写し(妊娠中の場合)、登記事項証明書、平面図、写真など。詳細は応募要領を確認。 |
審査基準・採択のポイント
本補助金は、要件を満たした申請者に対して先着順で交付されるため、競争採択型の補助金とは異なり、事業計画の優劣を競うものではありません。したがって、採択の最も重要なポイントは「要件を正確に満たし、不備のない書類を迅速に提出すること」です。
申請をスムーズに進めるためのポイント
- 早めの行動: 予算がなくなり次第終了するため、募集開始後、速やかに準備・申請を行うことが重要です。
- 事前相談の活用: 申請前に宇治市住宅課の窓口に相談し、対象となる工事内容や必要書類について確認することで、手戻りを防げます。
- 書類の完全性: 提出書類に一つでも不備があると申請が受理されません。応募要領を熟読し、チェックリストを活用して漏れがないか確認してください。
- 窓口持参の準備: 申請は窓口への持参のみです。開庁時間内に訪問できるよう、事前にスケジュールを調整してください。
よくある質問
Q1: 交付決定前に工事を始めても良いですか?
A: 原則として、補助金の交付決定通知を受けた後に契約・着手した工事が対象です。ただし、やむを得ない事情がある場合は、申請時に「指令前着手届」を提出することで、交付決定前の着手が認められる場合があります。詳細は必ず事前に市へご相談ください。
Q2: 申請は郵送やオンラインでできますか?
A: いいえ、できません。申請書類は宇治市住宅課の窓口へ直接持参する必要があります。先着順の受付となるため、郵送での提出は認められていません。
Q3: 給湯器やエアコンの交換だけでも対象になりますか?
A: いいえ、対象外です。単なる設備機器の更新や老朽更新(給湯器、換気扇、エアコン、照明器具等のみの設置・更新)は補助の対象となりません。育児負担軽減を目的としたリフォーム工事の一部であることが必要です。
Q4: 夫婦共働きで所得の合計が550万円を超えてしまいますが、対象になりますか?
A: 残念ながら対象外となります。本補助金は、子の親権者の所得合計額が550万円未満であることが要件の一つとなっています。
制度の概要・背景
「宇治市子育て世帯住宅確保おうえん事業補助金」は、宇治市が独自に実施する支援制度です。子育て世帯が住宅を確保する際の経済的負担を軽減し、育児しやすい住環境を整えることを目的としています。また、空き家の利活用や三世代での同居・近居を促進することで、市内への移住・定住を図り、地域コミュニティの活性化につなげることも目指しています。
少子高齢化が進む中、子育て世代が安心して暮らせるまちづくりは重要な課題です。本補助金は、住宅リフォームという具体的な支援を通じて、子育て世帯を直接的に応援する宇治市の重要な施策の一つです。
まとめ・お問い合わせ先
本補助金は、宇治市で子育て中の世帯が住宅リフォームを行う際に活用できる、非常に有効な制度です。申請は先着順であり、予算に限りがあるため、利用を検討されている方は、応募要領をご確認の上、早めに準備を開始することをお勧めします。
お問い合わせ先
実施機関: 宇治市
担当部署: 建設部 住宅課 空き家対策係
電話: 0774-21-0418(直通)
所在地: 〒611-8501 京都府宇治市宇治琵琶33番地
公式サイト: https://www.city.uji.kyoto.jp/soshiki/48/87999.html