東京都三鷹市で認知症グループホームや地域密着型サービス施設を運営されている事業者様へ朗報です。施設の安全性向上と利用者の生活環境改善を目的とした大規模修繕等に係る費用の一部を補助する制度の、令和8年度事業に向けた希望調査が開始されました。この機会に、施設の改修を検討してみてはいかがでしょうか。
この補助金のポイント
- 最大1億5,400万円/施設の高い補助上限額(※施設により変動あり)
- 東京都と三鷹市が連携し、費用の1/2を補助
- 施設の老朽化対策や機能向上を図り、経営基盤の強化に繋がる
- 2025年10月10日までの事前連絡が必須です!
補助金の概要
本制度は、令和8年度に「認知症高齢者グループホーム整備促進事業補助金」または「地域密着型サービス等整備助成事業補助金」の利用を予定している事業者を対象とした事前調査です。まずは基本情報を確認しましょう。
補助金名 | 認知症GH・地域密着型施設の大規模修繕に係る補助金(希望調査) |
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実施機関 | 東京都 三鷹市 |
申請期間 | 事前連絡:〜2025年10月10日(金) 書類提出:〜2025年10月17日(金) |
補助上限額 | 1億5,400万円 / 施設 ※施設により上限額の変動あり |
補助率 | 1/2 (東京都:1/4, 三鷹市:1/4) |
公式公募ページ | 三鷹市公式サイト |
対象となる事業者と施設
本補助金の対象は、三鷹市内で以下の施設を運営する事業者です。
1. 認知症高齢者グループホーム整備促進事業補助金
- 認知症高齢者グループホーム
2. 地域密着型サービス等整備推進事業補助金
- 小規模多機能型居宅介護事業所
- 看護小規模多機能型居宅介護事業所
- 地域密着型特別養護老人ホーム
補助対象となる経費
この補助金は、施設の安全性確保や機能維持のために行われる大規模な修繕等が対象となります。具体的な経費の例は以下の通りです。
- 施設の一部改修:浴室、食堂、外壁、屋上等の防水工事など
- 付帯設備の改造:給排水設備、電気設備、ガス設備、消防用設備など
- 冷暖房設備の設置・改造:熱中症対策等のための空調設備工事
- 避難経路等の整備:バリアフリー化、段差解消工事など
- 環境対策工事:アスベストの処理工事や復旧工事など
- 法令改正に伴う改修:消防法や建築基準法等の改正に対応するための改修
- その他:土砂災害対策の補強工事など、市長が必要と認める工事
注意点
本補助事業は、「地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金」との併用はできませんのでご注意ください。
申請手続きの流れ【重要:事前連絡必須】
今回の募集はあくまで「希望調査」です。以下の手順に従って、期限内に手続きを行ってください。
- 【Step 1】三鷹市への事前連絡
まずは、三鷹市介護保険課介護事業者指導係へ2025年10月10日(金)までに必ず電話等で連絡してください。 - 【Step 2】提出書類の準備
市の担当者から指示のあった書類(事業計画、見積書等)を準備します。詳細は連絡時にご確認ください。 - 【Step 3】メールでの書類提出
準備した書類を2025年10月17日(金)までにメールで提出します。 - 【Step 4】令和8年度の正式な協議・申請
今回の調査結果を基に、令和8年度に改めて正式な協議・申請手続きが行われます。
【最重要】希望調査の位置づけ
この調査は令和8年度の事業量を把握するためのものであり、補助金の交付を確約するものではありません。令和8年度に改めて正式な申請が必要となりますので、ご留意ください。
まとめ
今回は、東京都三鷹市が実施する「認知症GH・地域密着型施設の大規模修繕に係る補助金」の希望調査について解説しました。施設の老朽化は、利用者や職員の安全に関わるだけでなく、サービスの質にも影響します。この補助金を活用することで、費用負担を抑えながら施設の価値を向上させ、より良い介護サービスの提供と安定した事業経営に繋げることができます。
事前連絡の期限が迫っていますので、対象となる事業者の皆様は、ぜひ前向きに検討し、まずは三鷹市へご連絡ください。