この記事のポイント
- 山口県下関市で市の制度融資を利用する中小企業者が対象の補助金
- 信用保証協会に支払った保証料の最大100%が補助される
- 起業資金融資や特定の事業資金融資が100%補助の対象
- 申請は融資実行日の翌日から90日以内と期限が明確
- 資金調達時の初期コストを大幅に削減できるチャンス
下関市の中小企業必見!保証料補給金制度とは?
山口県下関市で事業を営む中小企業の皆様、資金調達の際に発生する「信用保証料」が負担になっていませんか?下関市では、市の制度融資を利用した中小企業者に対し、信用保証協会へ支払った保証料の一部を補助する「保証料補給金」制度を実施しています。この制度を活用することで、融資を受ける際の初期費用を大幅に軽減し、経営の安定化や新たな事業展開を後押しします。
特に、起業を目指す方や、脱炭素・子育て支援といった社会貢献性の高い事業に取り組む事業者にとっては、保証料が全額(100%)補助される場合もあり、非常に魅力的な制度です。本記事では、この「保証料補給金」制度の詳細、対象者、申請方法までを分かりやすく解説します。
補助の対象となる方
この制度の対象となるのは、以下の条件を満たす中小企業者です。
- 下関市の制度融資を利用した中小企業者
具体的には、事業資金融資(一部)、起業資金融資、中心市街地活性化チャレンジ資金融資(一部)、体質強化特別融資、経営安定化短期資金融資(保証付)のいずれかの融資を受けていることが条件となります。
気になる補助率と対象融資の詳細
補助率は、利用する融資の種類によって異なります。特に注目すべきは、100%補助の対象となる融資です。
| 保証料補給率 | 対象となる融資制度 |
|---|---|
| 100% |
|
| 30% |
|
※特例措置の適用日はいずれも令和7年4月1日です。最新の情報は下関市の公式サイトでご確認ください。
申請から支払いまでの具体的な流れ
申請手続きは、以下の4つのステップで進みます。特に申請期限には注意が必要です。
-
ステップ1:申請書類の提出
「保証料補給金交付申請書」と必要書類を揃え、市の窓口に提出します。【重要】申請は、融資の実行日の翌日から起算して90日以内に行う必要があります。この期限を過ぎると申請できなくなるため、融資が実行されたら速やかに準備を始めましょう。 -
ステップ2:市からの通知
市が申請内容を審査し、問題がなければ「保証料補給金交付決定書」と「保証料補給金交付請求書」が送付されます。 -
ステップ3:請求書の提出
送られてきた「保証料補給金交付請求書」に必要事項を記入し、再度市に提出します。 -
ステップ4:補助金の支払い
市が請求書を受理後、支払いの手続きを行い、指定した口座に補給金が振り込まれます。申請から支払いまで、およそ1ヶ月程度かかります。
申請に必要な書類一覧
申請には以下の書類が必要です。申請書などは下関市の公式サイトからダウンロードできます。
- 保証料補給金交付申請書
- 信用保証協会が発行した保証承諾書(写し)
- 口座振替申出書
- 事業資金融資事業計画書(事業資金融資で補助率100%の拡充を受ける場合のみ)
申請時の注意点
スムーズに手続きを進めるために、以下の点にご注意ください。
- 申請期限の厳守:融資実行日の翌日から90日以内です。
- 書類の不備:未記入や誤記入があると、修正が必要となり手続きが遅れます。提出前によく確認しましょう。
- 繰り上げ償還時の返還:融資を期限前に繰り上げ償還した場合、保証料が返還されることがあります。その際、すでに受け取った補給金の一部を市に返還する必要が生じる場合があります。
まとめ:資金調達の負担を軽減し、事業を加速させよう!
下関市の「保証料補給金」制度は、制度融資を利用する中小企業者にとって、資金調達コストを直接的に削減できる大変有効な支援策です。特に、これから事業を始める方や、社会課題の解決に取り組む事業者にとっては、保証料が全額補助される大きなメリットがあります。融資の実行が決まったら、忘れずに90日以内に申請を行い、この機会を最大限に活用して事業の成長につなげてください。
制度に関するご不明点は、下関市産業振興課までお問い合わせください。
対象者・対象事業
下関市の制度融資(事業資金融資の一部、起業資金融資、中心市街地活性化チャレンジ資金融資の一部、体質強化特別融資及び経営安定化短期資金融資(保証付)のいずれか)を受けた中小企業者
必要書類(詳細)
保証料補給金交付申請書, 信用保証協会が発行した保証承諾書(写し), 口座振替申出書, 事業資金融資事業計画書(事業資金融資の保証料補給率を100%へ拡充する場合)
対象経費(詳細)
下関市の制度融資を受ける際に、信用保証協会へ支払った信用保証料。