詳細情報
世田谷区では、ひきこもりや不登校などの状況にある方々が安心して集える居場所を支援するため、「世田谷区ひきこもり等居場所事業補助金」を提供しています。この補助金は、当事者や家族が定期的に集い、ピアサポートを通じて交流や相談を行う活動を支援し、安定的な居場所運営をサポートすることを目的としています。最大で月額19.8万円の補助が受けられるこの制度は、地域社会における居場所の重要性を認識し、支援を必要とする方々への温かいサポートを提供します。ぜひ、この機会にご活用ください。
世田谷区ひきこもり等居場所事業補助金の概要
正式名称：世田谷区ひきこもり等居場所事業補助金
実施組織：世田谷区
目的・背景：この補助金は、ひきこもり、不登校、その他の困難な状況にある当事者とその家族が定期的に集える居場所を運営する事業者を支援することを目的としています。ピアサポートによる交流や相談を通じて、当事者や家族の孤立を防ぎ、社会参加を促進するための安定的な居場所活動を支援します。
対象者の詳細：この補助金は、世田谷区内でひきこもり等の当事者及び家族が利用できる居場所を運営する団体が対象です。具体的な要件については後述します。
補助金額・補助率
補助金額は、事業の運営に必要な経費の一部を補助するもので、上限額は月額198,000円です。補助金は四半期ごとに交付されます。
補助率は、対象となる経費の範囲内で、世田谷区が定める基準に基づいて算出されます。具体的な補助率については、申請要領をご確認ください。
計算例：例えば、ある団体の運営経費が月額250,000円の場合、補助金の上限額である198,000円が支給されます。運営経費が150,000円の場合は、その全額が支給される可能性があります（ただし、審査によります）。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 補助上限額 | 月額198,000円 |
| 交付頻度 | 四半期ごと |
対象者・条件
この補助金の交付を受けることができるのは、以下の要件をすべて満たす団体です。
- 構成員のうち、ひきこもり等の当事者、ひきこもり等の経験者、その家族その他の自身の経験を通したピアサポートを行える者が、3分の2以上いること。
- ひきこもり等の当事者及びその家族を対象とする交流等事業の実績が継続して1年以上あること。
- 世田谷区内に事務所又は活動拠点を有すること。
- 暴力団（世田谷区暴力団排除活動推進条例（平成24年12月世田谷区条例第55号）第2条第1号に規定する暴力団をいう。以下同じ。）又は暴力団若しくはその構成員（暴力団の構成団体の構成員を含む。）の統制下にある者でないこと。
具体例：
- NPO法人で、ひきこもりの若者を支援する活動を1年以上行っている団体
- 当事者や家族が中心となって運営する、区内に拠点を置く交流会
- 地域住民が主体となり、ひきこもりの方の居場所を提供するボランティア団体
補助対象経費
補助金の交付対象となる経費は、事業の運営に要する以下の経費です。ただし、他の助成金等の交付対象となっている経費は除きます。
- 会場費（区内公共施設等の利用料、賃借物件の賃料）
- 講師謝金（ピアサポーター等への謝礼）
- 広報費（チラシ作成費、ウェブサイト運営費）
- 消耗品費（交流会で使用する物品の購入費）
- 通信運搬費（郵送費、電話代）
- 保険料（傷害保険等）
対象外経費：団体の運営費、飲食費、個人的な費用などは補助対象外となります。
申請方法・手順
申請をご検討の方は、事前に世田谷区保健福祉政策部生活福祉課までご相談ください。
- 事前相談：電話にて、世田谷区保健福祉政策部生活福祉課に相談し、補助金の概要や申請資格について確認します。
- 申請書類の準備：以下の書類をダウンロードし、必要事項を記入します。
- 補助金交付申請書【第1号様式】
- 補助事業執行計画書【別紙1】
- 補助事業計算書及び収支計画書【別紙2】
- 従事者名簿【別添】
- 団体のこれまでの活動内容が分かる書類
- 申請書類の提出：準備した書類を、郵送または窓口に直接提出します。
- 提出先：〒154-8504 世田谷区世田谷4-21-27 世田谷区保健福祉政策部生活福祉課（第2庁舎5階）
- 審査：提出された書類に基づき、世田谷区が審査を行います。
- 交付決定：審査の結果、補助金の交付が決定された場合、通知が送付されます。
申請期限・スケジュール：申請期間は年度によって異なりますので、必ず世田谷区の公式ウェブサイトで最新情報を確認してください。
採択のポイント
採択されるためには、以下のポイントに注意して申請書を作成することが重要です。
- 事業計画の具体性：どのような活動を行い、どのような成果を目指すのかを具体的に記述する。
- 団体の実績：これまでの活動実績を具体的に示し、信頼性を高める。
- 必要性の明確化：なぜこの補助金が必要なのか、具体的な理由を説明する。
- 地域との連携：地域社会との連携をどのように図るのかを説明する。
審査基準：審査では、事業の必要性、実現可能性、効果などが総合的に評価されます。
よくある質問（FAQ）
- Q: 補助金はいつ交付されますか？
A: 補助金は四半期ごとに、交付の決定を受けた者の請求によって交付されます。 - Q: 申請に必要な書類は何ですか？
A: 補助金交付申請書、補助事業執行計画書、補助事業計算書及び収支計画書、従事者名簿、団体のこれまでの活動内容が分かる書類が必要です。 - Q: 補助対象となる経費は何ですか？
A: 会場費、講師謝金、広報費、消耗品費、通信運搬費、保険料などが対象となります。 - Q: 事前相談は必須ですか？
A: 申請をご検討の方は、事前に世田谷区保健福祉政策部生活福祉課までご相談ください。 - Q: 申請期間はいつですか？
A: 申請期間は年度によって異なりますので、必ず世田谷区の公式ウェブサイトで最新情報を確認してください。
まとめ・行動喚起
世田谷区ひきこもり等居場所事業補助金は、ひきこもりや不登校などの状況にある方々が安心して集える居場所を支援する重要な制度です。この補助金を活用することで、安定的な居場所運営が可能となり、当事者や家族の孤立を防ぎ、社会参加を促進することができます。申請をご検討の方は、ぜひ事前に世田谷区保健福祉政策部生活福祉課にご相談ください。
お問い合わせ先：
保健福祉政策部 生活福祉課 生活福祉
電話番号：03-5432-2917
ファクシミリ：03-5432-3020
