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【令和7年度】さいたま市創エネ・蓄エネ設備導入補助金|事業者向け最大60万円!申請方法を徹底解説

詳細情報

さいたま市で事業を営む経営者の皆様へ。昨今の電気料金高騰や、脱炭素経営への関心の高まりを受け、太陽光発電設備や蓄電池の導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。しかし、導入には高額な初期費用がかかるのが大きな課題です。そんな中、さいたま市では事業者の皆様を力強く支援する「令和7年度 さいたま市創エネ・蓄エネ設備導入補助金」を実施しています。この制度を活用すれば、最大60万円の補助を受けられ、設備導入のハードルを大きく下げることが可能です。この記事では、補助金の詳細な内容から、対象となる設備、複雑な申請手順、そして採択されるための重要なポイントまで、専門家が一つひとつ丁寧に解説します。このチャンスを最大限に活用し、コスト削減と環境貢献を両立させましょう。

令和7年度 さいたま市創エネ・蓄エネ設備導入補助金とは?

「さいたま市創エネ・蓄エネ設備導入補助金」は、さいたま市が市内の事業者や団体を対象に、地球温暖化対策を促進し、脱炭素社会を実現することを目的として実施する補助金制度です。事業所への太陽光発電設備や蓄電池などの導入費用の一部を補助することで、再生可能エネルギーの普及とエネルギーコストの削減を後押しします。

制度の概要

まずは補助金制度の全体像を把握しましょう。重要なポイントを表にまとめました。

項目 内容
正式名称 令和7年度 さいたま市創エネ・蓄エネ設備導入補助金
実施機関 さいたま市
令和7年度予算額 420万円
受付期間 令和7年4月22日(火)~ 令和8年3月2日(月)
申請方式 先着順(予算がなくなり次第終了)
対象者 さいたま市内の事業所に設備を導入する事業者、自治会など
対象設備 太陽光発電設備、蓄電池、コージェネレーションシステム

補助金額と補助率について

上限額と補助率

補助金額の計算方法は以下の通りです。

  • 補助金額:1件につき、上限60万円
  • 補助率:補助対象経費から国等の補助金額を控除した額の1/2以内

ポイントは、国の補助金などを併用した場合、その金額を差し引いた後の自己負担額に対して補助率が適用される点です。複数の設備(例:太陽光発電+蓄電池)を同時に申請しても、補助上限額は合計で60万円となります。

具体的な計算例

イメージしやすいように、具体的なケースで計算してみましょう。

【ケース1】太陽光発電設備の導入に250万円かかり、国の補助金は利用しない場合

  • 補助対象経費:250万円
  • 補助額の計算:250万円 × 1/2 = 125万円
  • 実際の補助金額:60万円(上限額適用)

【ケース2】蓄電池の導入に150万円かかり、国の補助金を40万円利用する場合

  • 補助対象経費:150万円
  • 国の補助金を控除した額:150万円 – 40万円 = 110万円
  • 補助額の計算:110万円 × 1/2 = 55万円
  • 実際の補助金額:55万円

補助金の対象者と詳細な条件

対象となる事業者

以下の条件を満たす事業者や団体が対象となります。

  • 法人、個人事業主、自治会など
  • さいたま市内に所在し、事業活動が行われる場所(事業所)に設備を導入すること(居宅兼事務所は除く)
  • 事業所を自ら所有している、または日常的に使用していること(賃貸の場合は所有者の同意が必要)
  • 0円ソーラー事業者(PPA事業者やリース事業者)も対象です。ただし、補助金全額を利用者に還元するなどの条件があります。

対象となる事業の期間

補助対象となる事業は、令和7年3月16日から令和8年3月15日までの期間内に、設備の設置工事および費用の支払いがすべて完了する事業である必要があります。この期間を過ぎてしまうと対象外となるため、施工業者とのスケジュール調整が非常に重要です。

対象となる設備と要件

補助金の対象となる設備には、それぞれ細かい要件が定められています。導入を検討している設備が要件を満たしているか、必ず確認してください。

設備の種類 主な要件
太陽光発電設備
  • 太陽電池パネルの公称最大出力の合計値が3.5kWを超えること
  • 発電した電力が事業所内で使用される(自家消費型)こと
  • 設置する設備はすべて未使用品であること
蓄電池
  • 定格容量が4.0kWh以上であること
  • JIS規格または電池工業会規格に準拠していること
  • 設置する設備はすべて未使用品であること
  • ※蓄電池のみの申請は、既に太陽光発電設備が設置されている場合のみ可能
コージェネレーションシステム
  • 熱電併給型電力発生装置または燃料電池であること
  • 発電した電力が事業所内で使用されること
  • 設置する設備はすべて未使用品であること

【重要】「重点対策加速化事業補助金」との違い

さいたま市には、事業者向けの太陽光・蓄電池補助金として、もう一つ「重点対策加速化事業補助金」があります。どちらを利用すべきか迷う方も多いでしょう。主な違いは、対象となる設備の規模と補助額の計算方法です。

どちらを選ぶべき?判断のポイント

  • 創エネ・蓄エネ設備導入補助金(本記事の補助金):太陽光発電の出力が3.5kW超~12kW以下の比較的小規模な設備を検討している場合に適しています。
  • 重点対策加速化事業補助金:太陽光発電の出力が12kWを超える大規模な設備を導入する場合に適しています。予算額も大きく、補助額の計算方法も異なります。

導入したい設備の規模に合わせて、より有利な補助金を選択することが重要です。

申請から受給までの3ステップガイド

補助金の申請は、大きく分けて「交付申請」「実績報告」「請求」の3つのステップで進みます。それぞれのステップで必要な書類が異なるため、計画的に準備しましょう。

ステップ1:交付申請(~令和8年3月2日まで)

まず、事業(工事)を開始する前に補助金の交付申請を行います。以下の書類を揃えて提出します。

  • 交付申請書(様式第1号)
  • 定款またはその他組織活動に関する基本規則の写し
  • 設置予定場所の現況カラー写真
  • 建物や土地の登記事項証明書など所有者が確認できる書類
  • 補助対象設備の仕様書(カタログ等)
  • 補助対象経費の内訳が記載された見積書の写し
  • さいたま市法人市民税納税証明書の写し(直近一年度分)
  • その他、市の求める書類

提出後、市による審査が行われ、「交付決定通知書」が届けば、工事を開始できます。

ステップ2:実績報告(~令和8年3月23日まで)

工事と支払いが完了したら、速やかに実績報告を行います。

  • 実績報告書(様式第6号)
  • 工事請負契約書及び内訳書の写し
  • 領収書など支払いを証明する書類の写し
  • 事業の実施が確認できるカラー写真(設置後)
  • 国等の補助金を利用した場合は、その交付決定通知書の写し

ステップ3:補助金の請求と受給

実績報告の審査後、「交付確定通知書」が届きます。これを受け取ったら、すみやかに「交付請求書(様式第8号)」を提出してください。その後、指定した口座に補助金が振り込まれます。

採択率を高める3つのポイント

ポイント1:【最重要】とにかく早く申請する(先着順)

この補助金は先着順です。令和7年度の予算は420万円と限られており、申請が殺到すれば年度の早い段階で受付が終了する可能性があります。導入を決めたら、一日でも早く申請準備に取り掛かることが採択の最大の鍵です。

ポイント2:申請書類の不備をゼロにする

書類に不備があると、修正に時間がかかり、その間に予算が尽きてしまうリスクがあります。特に、見積書の内訳、納税証明書の年度、写真の要件など、細かい部分まで市の要綱をよく読み込み、完璧な状態で提出することを目指しましょう。提出前に複数人でダブルチェックすることをおすすめします。

ポイント3:要件を正確に理解する

「太陽光発電は3.5kWを超えているか」「蓄電池は4.0kWh以上か」など、対象設備のスペック要件を確実に満たしているか、見積もり段階で施工業者と仕様書を見ながら確認してください。また、事業期間内に工事と支払いが完了するよう、余裕を持ったスケジュールを組むことが不可欠です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 個人事業主も対象になりますか?
A1. はい、さいたま市内で事業を営んでいれば、法人・個人事業主を問わず対象となります。

Q2. 0円ソーラー(PPAモデルやリース)でも利用できますか?
A2. はい、対象です。その場合、申請者は0円ソーラー事業者となりますが、補助金相当額を利用者に還元することなどが条件となります。詳しくは市の要綱をご確認ください。

Q3. すでに太陽光発電を設置済みですが、蓄電池を追加する場合も対象ですか?
A3. はい、対象となります。要件を満たす蓄電池であれば、単体での申請も可能です。

Q4. 国の補助金と併用できますか?
A4. はい、併用可能です。ただし、本補助金の補助額は、国等の補助金額を差し引いた後の自己負担額に対して1/2となります。

Q5. 「重点対策加速化事業補助金」との違いがよくわかりません。どちらに申請すべきですか?
A5. 導入する太陽光発電設備の規模で判断するのが分かりやすいです。出力が12kWを超える大規模な設備の場合は「重点対策加速化事業補助金」、3.5kW超~12kW以下の場合はこちらの「創エネ・蓄エネ設備導入補助金」が適しています。

まとめ

今回は、さいたま市の事業者向け「創エネ・蓄エネ設備導入補助金」について詳しく解説しました。最後に重要なポイントを振り返ります。

  • さいたま市内の事業者を対象に、太陽光・蓄電池等の導入を支援。
  • 補助額は最大60万円、補助率は自己負担額の1/2
  • 申請は先着順!予算がなくなり次第終了するため、早期の行動が必須。
  • 書類の準備とスケジュール管理を徹底し、スムーズな申請を目指すことが重要。

この補助金は、エネルギーコストの削減と企業の環境価値向上を同時に実現できる絶好の機会です。まずは信頼できる施工業者に相談し、見積もりを取得することから始めてみてはいかがでしょうか。詳細や最新情報は、必ずさいたま市の公式サイトをご確認ください。

お問い合わせ先
さいたま市 環境局 環境共生部 ゼロカーボン推進戦略課 普及推進係
電話番号:048-829-1316
公式サイト:令和7年度 さいたま市創エネ・蓄エネ設備導入補助金

補助金詳細

補助金額 最大 60万円
主催 さいたま市 環境局 環境共生部 ゼロカーボン推進戦略課
申請締切 2026年3月2日
申請難易度
(一般的)
採択率 30.0%
閲覧数 3 回

対象者・対象事業

さいたま市内に事業所を所有または日常的に使用する事業者(法人、個人事業主)、自治会。0円ソーラー事業者も対象となります。

■ 申請の流れ

1

必要書類の準備

事業計画書、見積書などを用意します。

2

申請書類の提出

オンラインまたは郵送で提出します。

3

審査

通常1〜2ヶ月程度かかります。

4

採択・交付決定

結果通知と交付手続きを行います。

■ よくある質問

さいたま市内に事業所を所有または日常的に使用する事業者(法人、個人事業主)、自治会。0円ソーラー事業者も対象となります。

通常、申請から採択決定まで1〜2ヶ月程度かかります。ただし、補助金の種類や申請時期によって異なる場合がありますので、詳しくは担当窓口にお問い合わせください。
多くの場合、次回の募集期間で再申請が可能です。不採択の理由を確認し、改善した上で再度申請することをお勧めします。詳しくは担当窓口にお問い合わせください。

お問い合わせ

環境局/環境共生部/ゼロカーボン推進戦略課 普及推進係 電話番号:048-829-1316 ファックス:048-829-1991

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