京都府宇治市で、人々が集う温かいコミュニティスペースを作りたいとお考えですか?宇治市では、若者や子育て世代をはじめ、多世代が気軽に集える「まちのリビング」の創出を支援する「令和7年度 宇治市まちのリビング創出促進事業補助金」の募集を開始しました。この記事では、最大27万円(初回加算あり)が支給される本補助金の概要、2つのコースの違い、申請方法までを分かりやすく解説します。
「宇治市まちのリビング創出促進事業補助金」とは?
この補助金は、単発のイベント開催を支援するものではなく、地域の店舗などを活用し、人々が自然と集い、継続的なつながりが生まれる「まちのリビング」の創出・促進を目的としています。
“まちのリビング”の定義
人々が気軽に集まれる「ばしょ」、人々が集まる「きっかけ」、人々の継続的な「つながり」を備えた、「人々に開かれ、自然とひとが集う空間」を指します。
地域の活性化やコミュニティの再生に貢献したい団体や個人にとって、非常に魅力的な制度です。特に、ICTを活用した地域コミュニティの活性化に資する取り組みも支援対象となります。
2つの補助金コースを徹底比較
本事業には、事業のステージに合わせて選べる2つのコースが用意されています。それぞれの特徴を理解し、ご自身の計画に合ったコースを選びましょう。
| 項目 | ① まちのリビングスポット補助金 | ② まちのリビング活動補助金 |
|---|---|---|
| 目的 | 創出・促進を目指す試行事業を支援 | 継続的な運営事業を支援 |
| 補助上限額 | 5万円 ※初回加算:5万円 (過去に本補助金未受給団体のみ) |
1年目: 27万円 2年目: 20万円 3年目: 10万円 |
| 補助率 | 記載なし(定額補助の可能性) | 1年目: 9/10 2年目: 2/3 3年目: 1/2 |
| 申請期間 | 令和7年4月14日(月)~12月5日(金) | 令和7年4月14日(月)~6月6日(金) |
※スポット補助金は予算上限に達し次第、受付終了となります。
① まちのリビングスポット補助金(お試し・単発向け)
「まずは小さなイベントから試してみたい」「コミュニティづくりの第一歩を踏み出したい」という方に最適なコースです。補助上限は5万円ですが、過去に宇治市のまちのリビング関連補助金を受けたことがない団体は、さらに5万円が加算され、最大10万円の支援が受けられます。申請期間が長く設定されているのも特徴です。
② まちのリビング活動補助金(継続・発展向け)
すでにある程度の活動基盤があり、事業を本格的に継続・発展させたい団体向けのコースです。1年目は最大27万円、補助率9/10と手厚い支援が受けられます。支援は最大3年間継続しますが、補助上限額と補助率は段階的に下がっていくため、事業の自走化を見据えた計画が重要になります。申請期間がスポット補助金に比べて短いため、注意が必要です。
申請から受給までの流れ
申請を検討される方は、以下のステップで進めてください。特に「事前相談」が必須となっている点が重要です。
- 事前相談【必須】
計画内容について、必ず宇治市市民協働推進課に相談します。アイデア段階でも構いませんので、まずは連絡してみましょう。 - 申請書類の準備・提出
公式サイトから様式をダウンロードし、事業計画書や収支予算書などを作成して期間内に提出します。 - 審査・交付決定
提出された書類に基づき審査が行われ、採択されると交付決定通知が届きます。 - 事業の実施
交付決定後、計画に沿って事業を開始します。(事前着手届を提出すれば、交付決定前に開始することも可能です) - 実績報告
事業完了後、実績報告書や収支決算書などを提出します。 - 補助金の交付
実績報告の内容が認められると、補助金額が確定し、指定の口座に振り込まれます。
主な必要書類
申請には以下の書類が必要です。各様式は宇治市の公式サイトからダウンロードできます。
- 交付申請書(スポット用/活動用)
- 事業計画書(スポット用/活動用)
- 収支予算書(スポット用/活動用)
- 構成員名簿
- 口座振替依頼書 など
記入例もPDFで公開されているため、作成の参考にしてください。不明な点は、事前相談の際に確認することをおすすめします。
まとめ
「宇治市まちのリビング創出促進事業補助金」は、宇治市の地域コミュニティを豊かにするための強力なサポート制度です。あなたのアイデアや活動を形にする絶好の機会と言えるでしょう。
この補助金のポイント
- 2つのコース:お試しの「スポット補助金」と継続向けの「活動補助金」から選べる。
- 手厚い支援:活動補助金は最大27万円(1年目)、スポット補助金は初回なら最大10万円。
- 事前相談が必須:申請前に必ず市の担当課への相談が必要。
宇治市で新しい人の流れや温かい居場所づくりに挑戦したい方は、ぜひこの補助金の活用を検討してみてください。まずは公式サイトで詳細を確認し、市民協働推進課へ相談の一歩を踏み出しましょう。
対象者・対象事業
宇治市内で、若者や子育て世代をはじめ多世代が集うコミュニティスペース(まちのリビング)の創出・運営を目指す団体、法人、個人など。
必要書類(詳細)
交付申請書、事業計画書、収支予算書、構成員名簿、口座振替依頼書など。詳細は公式サイトの募集要項をご確認ください。
対象経費(詳細)
報償費、旅費、消耗品費、印刷製本費、通信運搬費、使用料及び賃借料、委託料など、事業実施に直接必要と認められる経費。詳細は募集要項をご確認ください。