尾張旭市の事業者様必見!令和7年度の補助金活用術
尾張旭市内で事業を営む小規模事業者や中小企業の皆様へ朗報です。令和7年度も、事業の成長を力強く後押しする「尾張旭市小規模企業等補助金」が実施されます。この補助金は、人材育成や販路拡大、デジタル化といった日々の経営課題から、物価高騰対策まで、幅広くサポートする非常に使いやすい制度です。
この記事では、「通常枠」と「物価高騰対策枠」の2本立てで構成される本補助金の詳細から、申請方法、さらには国の有名な「小規模事業者持続化補助金」との違いまで、プロの視点で分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- ✓ 尾張旭市小規模企業等補助金の全体像(2つの枠の違い)
- ✓ 各枠の補助上限額、補助率、対象となる経費の詳細
- ✓ 具体的な申請スケジュールと必要書類
- ✓ 国の「持続化補助金」との賢い使い分け方
「尾張旭市小規模企業等補助金」の概要
本補助金は、市内商工業の中核を担う小規模企業等の振興と活性化を目的としています。事業者のニーズに合わせて選べる2つの枠が用意されているのが大きな特徴です。
| 項目 | 通常枠 | 物価高騰対策枠 |
|---|---|---|
| 目的 | 人材育成、雇用確保、販路拡大、デジタル化の推進 | 物価高騰への対応(燃費改善、安全対策) |
| 補助上限額 | 5万円 / 年度 | 10万円 / 事業ごと (最大20万円) |
| 補助率 | 1/2 | 3/4 |
| 申請受付期間 | 令和7年6月2日~ 令和8年3月9日 |
令和7年6月2日~ 令和7年12月19日 |
補助対象者
以下の全ての要件を満たす事業者が対象です。
- 中小企業基本法に規定する小規模企業者または中小企業者
- 尾張旭市内に事業所を有し、事業を行っていること
- 市税の滞納がないこと
注意点
社会福祉法人、医療法人、特定非営利活動法人、一般社団・財団法人などは対象外となりますのでご注意ください。
【枠別】対象経費の詳細
⑴ 通常枠(上限5万円・補助率1/2)
幅広い事業活動に活用できるのが通常枠の魅力です。具体的な経費例を見ていきましょう。
| 人材育成 | 資格取得講座の受講料、従業員の研修受講料、技能講習受講料など |
|---|---|
| 雇用確保 | 求人情報サイトの掲載費用、合同企業説明会の出展費用など |
| 販路拡大 | 販促チラシの印刷費、ホームページの作成・改修費用、企業PR動画作成費、看板作成費など |
| デジタル化 | 会計システムの導入費用、キャッシュレス決済機器の購入費、業務効率化ソフトの購入費など |
⑵ 物価高騰対策枠(上限10万円/事業・補助率3/4)
こちらは、昨今の物価高騰に対応するための特定の事業に特化した枠です。補助率が3/4と高いのがポイントです。
| 低燃費タイヤ | 事業用車両のタイヤを低燃費タイヤへ更新する費用(タイヤ本体、交換工賃、処分費用など) |
|---|---|
| 安全対策 | 市内の事業所や敷地内への防犯カメラの購入・設置工事費用など |
活用例:最大20万円の補助を受けるには?
物価高騰対策枠は、「低燃費タイヤ」と「安全対策」のそれぞれで10万円ずつ、合計20万円まで申請が可能です。例えば、営業車のタイヤ交換で10万円、店舗に防犯カメラ設置で10万円の補助を受ける、といった活用ができます。さらに、これとは別に通常枠の5万円も申請可能です。
申請の流れと必要書類
この補助金の申請は、事業を実施し、支払いを完了させた後に行う「実績報告兼申請」という形式です。流れをしっかり確認しておきましょう。
- 1事業の実施・支払い完了
- 2必要書類の準備・提出
- 3市による審査・交付決定通知
- 4補助金の交付(指定口座へ振込)
主な必要書類
- 補助金交付申請書兼実績報告書(第1号様式)
- 補助金請求書(第4号様式)
- 補助対象経費の支払を証する書類(領収書、振込依頼書など)の写し
- 事業が完了したことが確認できる書類(作成したチラシ、設置後の写真など)
※申請様式は尾張旭市のホームページからダウンロードできます。事業内容によって追加書類が必要になる場合がありますので、必ず申請要領をご確認ください。
国の「持続化補助金」との違いと使い分け
販路開拓でよく使われる国の「小規模事業者持続化補助金」と、今回の市の補助金はどう違うのでしょうか。賢く使い分けるためのポイントを比較しました。
| 尾張旭市 小規模企業等補助金 | 国 小規模事業者持続化補助金 | |
|---|---|---|
| 補助上限額 | 最大25万円 (通常枠+物価高騰対策枠) |
50万円~200万円 (枠により変動) |
| 申請難易度 | 初級(実績報告ベースで簡便) | 中級~(経営計画書の作成が必須) |
| 申請タイミング | 事業完了・支払い後 | 事業実施前(採択決定後) |
| おすすめの用途 | 少額の経費(チラシ、研修)、タイヤ交換、防犯カメラ設置など | 大規模なHP改修、Web広告、展示会出展など、計画的な販路開拓 |
使い分けのポイント
「すぐに必要な少額の投資」や「物価高騰対策」には市の補助金を、「これから計画的に取り組む大きな販路開拓」には国の持続化補助金を、というように目的と金額に応じて使い分けるのが賢い活用法です。両方の補助金は対象経費が重複しなければ併用できる可能性もありますので、市の窓口にご相談ください。
まとめと問い合わせ先
「尾張旭市小規模企業等補助金」は、市内事業者にとって非常に心強い味方です。特に、申請が事業完了後であるため、計画が立てやすく、すぐに取り組めるのが魅力です。予算額に達し次第、受付が終了となるため、活用を検討されている方は早めに準備を進めましょう。
お問い合わせ先
尾張旭市役所 市民生活部 産業課 商工振興係
〒488-8666 愛知県尾張旭市東大道町原田2600番地1
TEL:0561-76-8132
メール:sangyo-shinsei@city.owariasahi.lg.jp
対象者・対象事業
尾張旭市内に事業所を有し、市税の滞納がない中小企業基本法に規定する小規模企業者および中小企業者。社会福祉法人、医療法人、NPO法人等は対象外。
必要書類(詳細)
補助金交付申請書兼実績報告書(第1号様式)、補助金請求書(第4号様式)、補助対象経費の支払を証する書類(領収書等)の写し、事業完了が確認できる書類(写真、作成したチラシ等)。事業内容により追加書類が必要。
対象経費(詳細)
【通常枠】資格取得受講料、求人サイト掲載費、販促チラシ印刷費、HP作成費、会計ソフト購入費など。【物価高騰対策枠】低燃費タイヤの購入・更新費用、防犯カメラの購入・設置工事費用など。
対象者・対象事業
尾張旭市内に事業所を有し、市税の滞納がない中小企業基本法に規定する小規模企業者および中小企業者。社会福祉法人、医療法人、NPO法人等は対象外。
必要書類(詳細)
補助金交付申請書兼実績報告書(第1号様式)、補助金請求書(第4号様式)、補助対象経費の支払を証する書類(領収書等)の写し、事業完了が確認できる書類(写真、作成したチラシ等)。事業内容により追加書類が必要。
対象経費(詳細)
【通常枠】資格取得受講料、求人サイト掲載費、販促チラシ印刷費、HP作成費、会計ソフト購入費など。【物価高騰対策枠】低燃費タイヤの購入・更新費用、防犯カメラの購入・設置工事費用など。