岡山県津山市で事業を展開されている経営者の皆様、事業の成長や新たな挑戦に向けた資金調達にお悩みではありませんか?津山市では、市内企業の多様なニーズに応えるべく、「令和7年度 つやま企業サポート事業補助金」として、非常に充実した支援制度を用意しています。この制度は、人材育成から設備投資、販路開拓、新商品開発まで、なんと14種類もの多彩なメニューが揃っており、貴社の課題解決と成長を強力に後押しします。この記事では、複雑な補助金制度を分かりやすく整理し、申請に向けた具体的な情報をお届けします。
この記事のポイント
津山市の事業者が使える14種類の補助金メニューを目的別に完全網羅!
補助率、上限額、対象経費などの重要情報を一覧表で分かりやすく解説。
申請前に知っておきたい注意点や、スムーズな申請手順を紹介。
自社に最適な補助金を見つけ、事業拡大のきっかけを掴むことができます。
「つやま企業サポート事業補助金」とは?
この補助金は、津山市内の企業の持続的な成長と競争力強化を目的とした、津山市独自の支援制度です。デジタル化の推進、専門家による経営改善、販路拡大、生産性向上、新技術開発、創業支援など、企業の成長ステージや課題に応じた幅広い支援メニューが特徴です。
制度の基本情報
対象者
原則として、津山市内に本社又は主たる事業所若しくは工場を有する企業(法人)。※一部メニューでは、市外企業や創業予定者も対象となります。
実施機関
つやま産業支援センター
お問い合わせ先
つやま産業支援センターTEL: 0868-24-0740
申請の基本ルール
原則として、年度あたり1事業者1件まで。※ただし、①デジタル人材育成支援、③長期研修会参加サポートは上限金額まで件数制限なし。また、MADE IN TSUYAMAの商品は一部例外あり。
【目的別】14の補助金メニュー徹底解説
貴社の課題はどれですか?目的別に整理されたメニューから、最適な補助金を見つけましょう。
1. 人材育成・組織強化に取り組みたい
社員のスキルアップや専門人材の確保、採用力強化を支援します。
補助金名
概要
補助率
上限額
① デジタル人材育成支援
社員のデジタルリテラシー向上研修(受講料、教材費等)
2/3以内
10万円
② 他機関を活用した専門家派遣
公的機関等の専門家派遣事業の自己負担額
1/2以内
10万円(経営改善計画策定:20万円)
③ 長期研修会参加サポート
公的機関等が実施する長期研修会への参加費用(オンライン含む)
2/3以内
20万円
⑩ プロフェッショナル人材・副業人材活用サポート
プロ人材・副業人材の採用者の給料や紹介手数料等(2ヶ月分)
2/3以内
40万円
⑭ 就職PR動画制作支援
人材採用を目的とするPR動画の制作委託料
市内発注: 2/3市外発注: 1/2
市内発注: 20万円市外発注: 10万円
2. 販路開拓・マーケティングを強化したい
新たな顧客獲得やブランド力向上を目指す取り組みを支援します。
④ 販路開拓サポート補助金
概要
補助率
上限額
展示会出展
県外の展示会、見本市、インターネット商談会への出展費用
1/2以内
国内: 20万円国外: 40万円
クラウドファンディング・マーケティング
テストマーケティング、市場調査、クラウドファンディング活用費用
2/3以内
30万円
外国語HP作成
外国語のHPや商品カタログの作成委託費
1/2以内
市内発注: 30万円市外発注: 10万円
プロモーション
センターの補助金で開発した製品の販売プロモーション費用
1/2以内
市内発注: 40万円市外発注: 20万円
3. 設備投資・生産性向上を図りたい
最新設備の導入や業務効率化で、競争力を高めるための支援です。
補助金名
概要
補助率
上限額
⑤ 設備導入サポート
岡山県産業振興財団の設備貸与制度を利用する際の保証金
ロボット導入等: 2/3その他: 1/2
50万円
⑬ 生産性向上補助金
自動化設備やICTソリューションの新規導入・機能追加費用
市内発注: 2/3市外発주: 1/2
市内発注: 200万円市外発注: 100万円
4. 新商品・新技術開発に挑戦したい
革新的な製品や技術開発を資金面でサポートします。
補助金名
概要
補助率
上限額
⑥ 付加価値化・事業転換サポート
付加価値の高い新商品開発や下請からの事業転換のための開発費用
2/3以内
40万円(革新性ある事業:80万円)
⑦ 新製品・新技術開発サポート
革新的な新製品、新技術、自動化技術などの開発費用
2/3以内
300万円
⑧ ICT技術開発サポート
新規性の高いソフトウェアやクラウドサービスの製品化開発費用
2/3以内
100万円
⑨ 知的財産権取得サポート
特許権・実用新案権・意匠権の取得に係る費用(出願料、弁理士報酬等)
1/2以内
特許権: 20万円その他: 10万円
5. 創業や新たな拠点設立を考えている
新しいビジネスのスタートや、サテライトオフィスの設置を支援します。
補助金名
概要
補助率
上限額
⑪ サテライトオフィス設置・創業拠点整備サポート
市外企業のサテライトオフィス設置や、創業予定者の拠点整備費用
1/2以内
合計最大155万円
⑫ 創業サポート
創業予定者や設立3年以内の企業等の創業に関する費用
1/2以内
30万円
申請のポイントと注意点
⚠️ 必ずご確認ください
予算には限りがあります。申請期限内であっても、予算額に達した時点で受付が終了する場合があります。検討されている方は、お早めに相談・申請されることを強くお勧めします。
申請時期は補助金メニューによって大きく異なります。特に募集期間が短いもの(新製品・新技術開発サポートなど)は注意が必要です。
原則として、事業着手前の申請が必要です。すでに購入・契約済みの経費は対象外となる場合がほとんどです。
申請の基本的な流れ
スムーズな申請のために、以下のステップを確認しておきましょう。
STEP 1: つやま産業支援センターへの事前相談まずは電話等で事業内容を相談し、どの補助金が活用できそうか、要件を満たしているかを確認します。専門家からのアドバイスも受けられます。
STEP 2: 申請書類の準備事業計画書、経費の見積書、決算書、納税証明書など、指定された書類を準備します。計画書の内容が審査の重要なポイントになります。
STEP 3: 申請書類の提出各補助金の申請時期内に、つやま産業支援センターへ書類を提出します。
STEP 4: 審査・交付決定提出された書類に基づき審査が行われ、採択されると交付決定通知が届きます。
STEP 5: 事業の実施交付決定後に、計画に沿って事業を開始します。経費の支払いに関する書類(領収書など)はすべて保管してください。
STEP 6: 実績報告と補助金の受領事業完了後、期限内に実績報告書を提出します。内容が確認された後、補助金が振り込まれます。
まとめ:未来への投資を津山市がサポート
令和7年度の「つやま企業サポート事業補助金」は、津山市の事業者の皆様にとって、事業を次のステージへと進めるための強力な武器となります。人材育成、販路開拓、設備投資、研究開発など、自社の課題に合ったメニューが必ず見つかるはずです。
まずは自社の現状と将来のビジョンを整理し、どの補助金が活用できるか検討することから始めてみませんか?最初の一歩は、つやま産業支援センターへの相談です。専門家が親身にサポートしてくれますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
公式PDFで詳細を確認する
お問い合わせ: つやま産業支援センター (TEL: 0868-24-0740)
対象者・対象事業
津山市内に本社又は主たる事業所若しくは工場を有する企業(会社法に規定する法人)。一部メニューでは市外企業や創業予定者も対象。
必要書類(詳細)
申請書、事業計画書、決算報告書(直近2期分)、市税の納税証明書、経費の見積書など、各メニューで指定された書類が必要です。詳細は公式ウェブサイトまたはつやま産業支援センターにご確認ください。
対象経費(詳細)
受講料、専門家派遣費用、小間料、原材料費、機械装置費、委託費、人件費(一部)、ホームページ作成委託費、動画制作委託料など、各補助金メニューによって異なります。詳細は本文の解説表をご確認ください。パソコン本体等の機器類や汎用ソフトウェアは対象外となる場合があります。
対象者・対象事業
津山市内に本社又は主たる事業所若しくは工場を有する企業(会社法に規定する法人)。一部メニューでは市外企業や創業予定者も対象。