詳細情報
佐渡市では、地域固有の伝統芸能を未来へ繋ぐため、令和7年度も伝統芸能継承事業補助金を交付します。この補助金は、市民を対象とした伝統芸能体験機会の提供や、担い手育成を目的とした文化団体の活動を支援するものです。上限10万円まで補助が受けられ、地域の文化振興に貢献できます。伝統芸能を盛り上げたい文化団体の皆様、ぜひこの機会にご活用ください。
佐渡市伝統芸能継承事業補助金の概要
佐渡市伝統芸能継承事業補助金は、佐渡市内の文化団体等が行う、市民を対象とした伝統芸能に触れ、体験する機会を提供する活動に対して、経費の一部を補助する制度です。地域固有の伝統芸能や民俗芸能の継承・振興を図り、佐渡市の文化の発展に寄与することを目的としています。
- 正式名称: 令和7年度 佐渡市伝統芸能継承事業補助金
- 実施組織: 佐渡市
- 目的: 市民への伝統芸能体験機会の提供、担い手育成
- 背景: 地域固有の伝統芸能の継承・振興の必要性
対象となる伝統芸能
この補助金の対象となる「伝統芸能」とは、地域固有の伝統芸能や民俗芸能を指します。ただし、国等の文化財指定等を受けているものは対象となりません。
助成金額・補助率
補助対象経費の2分の1以内(千円未満切捨て)で、上限額は10万円、下限額は5万円です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 補助対象経費の2分の1以内 |
| 上限額 | 10万円 |
| 下限額 | 5万円 |
計算例:
- 事業費が15万円の場合、補助金額は7万5千円(15万円 × 1/2 = 7万5千円)
- 事業費が25万円の場合、補助金額は10万円(上限額)
- 事業費が8万円の場合、補助金額は5万円(下限額)
対象者・条件
以下の要件をすべて満たす団体が対象となります。
- 市内に活動の本拠を有すること。
- 規約等を有し、かつ代表者、所在地及び会計処理が明確であること。
- 団体の意思を決定し、執行する組織が確立していること。
- 市税などを滞納していないこと。
- 訴訟または法令上の問題を抱えていないこと。
対象とならない団体:
- 営利を主たる目的とする団体
- 学校の部活動
- 市が基本金などを出資している団体
- 政治団体、宗教団体及び関係団体
- 構成員の大多数が団体の活動分野を主な職業としている団体
- 暴力団、暴力団員などが関与している団体
補助対象経費
補助対象となる経費は、普及公開事業と担い手育成事業で異なります。
普及公開事業
- 報償費(講師・出演者への謝礼)
- 旅費(講師・出演者の交通費・宿泊費)
- 消耗品費(コピー用紙など)
- 印刷製本費(ポスター・チラシ作成費)
- 通信運搬費(チラシ送付料、機材運搬費)
- 保険料(イベント保険料、楽器への動産保険料)
- 委託料(音響・照明・舞台設営の外部委託料)
- 使用料・賃貸料(会場・器具の使用料、物品の賃借料)
担い手育成事業
- 報償費(講師・指導者への謝礼)
- 旅費(講師・指導者の交通費・宿泊費)
- 消耗品費(コピー用紙など)
- 印刷製本費(ポスター・チラシ作成費)
- 通信運搬費(チラシ送付料、機材運搬費)
- 保険料(イベント保険料、楽器への動産保険料)
- 使用料・賃貸料(会場・器具の使用料、物品の賃借料)
- 修理・購入費(伝統芸能用具・楽器の修理代・購入経費)
補助対象とならない事業:
- 主として営利またはチャリティーを目的とする事業
- 政治または宗教活動を目的とする事業
- 大会やイベントなどへの参加を目的とする選考会または予選会
- 主として出版物・電子記録物・インターネットなどで発表・公開する事業
- 教授所や教室などの講習会や発表会
- 学術的な会合
- 事業の鑑賞者が実施団体の構成員や関係者に限られる事業
- 本補助金以外に補助金や負担金などの交付を受けている事業
申請方法・手順
次の書類を事業開始日の14日前までに提出してください。
- 伝統芸能継承事業補助金交付申請書(様式第1号)
- 実施団体概要(別紙1)
- 事業計画書(別紙2)
- 事業の収支予算書(別紙3)
- 誓約書(別紙4)
- 団体の規約または会則
- 団体の役員及び構成員名簿
- 団体の年間活動予算書等
- 団体の資産及び負債に関する書類
- 外部委託する場合は委託内容と経費積算の分かる資料
- 用具、器具の購入や修理する場合は、その見積書
提出された書類は返却されませんので、予め控えをお取りください。必要に応じて追加資料の提出をお願いする場合があります。
採択のポイント
審査基準は公開されていませんが、以下の点が重要と考えられます。
- 事業計画の具体性と実現可能性
- 事業の公益性・地域貢献度
- 経費の妥当性
- 団体の運営体制
交付決定額が予算額に達した時点で、募集を締め切りますので、早めの申請をおすすめします。
よくある質問(FAQ)
- Q: 補助金の申請はいつまでですか?
A: 事業開始日の14日前までです。 - Q: 補助対象となる経費は何ですか?
A: 講師謝礼、交通費、消耗品費、印刷費などが対象です。詳細は募集要項をご確認ください。 - Q: 補助金額はいくらですか?
A: 補助対象経費の2分の1以内、上限10万円、下限5万円です。 - Q: 申請に必要な書類は何ですか?
A: 申請書、団体概要、事業計画書、収支予算書、誓約書などが必要です。 - Q: 申請書類はどこで入手できますか?
A: 佐渡市の公式サイトからダウンロードできます。
まとめ・行動喚起
佐渡市伝統芸能継承事業補助金は、地域の文化を盛り上げるための貴重な支援制度です。申請を検討されている方は、募集要項をよく読み、必要な書類を準備して、期限内に申請してください。伝統芸能を未来へ繋ぐために、この補助金を有効活用しましょう。