※この公募は終了しました。本記事は過去の参考情報として掲載しています。
令和3年度 地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業とは?
本事業は、複数の地域に共通する社会課題に対し、中小企業等が地域内外の多様な関係者と連携して取り組むビジネスモデルの実証を支援するものです。地域と企業の持続的な共生を促進し、地域経済の活性化を実現することを目的としています。
事業概要テーブル
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | 令和3年度 地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業 |
実施機関 | 経済産業省 |
公募時期 | 公募は終了しました |
補助上限額 | 3,500万円 ~ 4,500万円 |
補助率 | 1/2 ~ 2/3 |
補助対象となる事業の要件
本事業の対象となるには、以下の要件を満たす必要があります。
主な事業要件
- 複数地域での実証:複数の地域で一体的に実証を行う事業であること。
- 課題解決性:複数の地域に共通する地域・社会課題の解決に貢献する事業であること。
- 収益性:地域・社会課題の解決と収益性の両立を目指す取組であること。
- 連携体制:地域内の関係主体(自治体、NPO、他企業など)と連携する事業であること。
- 持続可能性:実証するビジネスモデルが将来的に自立し、持続可能なものであること。
補助額と補助率の詳細
補助上限額と補助率は、実証を行う地域の数によって変動します。
実証地域数 | 補助上限額 | 補助率 |
---|---|---|
5地域以上 | 3,500万円 | 2/3 |
10地域以上 | 4,500万円 | 中小企業等:2/3 |
中小企業以外:1/2 |
補助対象者
本事業の対象者は、主に中小企業等ですが、特定の条件を満たす大企業等も対象となり得ます。
原則
単独もしくは複数の中小企業等が対象です。
例外
以下のいずれかに該当する中小企業以外の事業者も、プロジェクト初年度の実証地域数が10地域以上である場合に限り対象となります。
- 地域未来牽引企業
- 地域未来投資促進法に基づく地域牽引事業計画の承認を受けている認定事業者
申請方法と注意点
本事業の申請は、補助金申請システム「Jグランツ」を利用して行われました。Jグランツの利用には、事前に「GビズIDプライムアカウント」の取得が必要です。アカウント発行には数週間かかる場合があるため、今後の同様の公募に備え、早めに取得しておくことをお勧めします。
申請のポイント
- GビズIDの事前取得:Jグランツ申請の必須要件です。未取得の場合は速やかに申請しましょう。
- 公募要領の熟読:対象経費や要件など、詳細を正確に把握することが採択への第一歩です。
- 連携体制の構築:事業計画において、複数の地域や関係主体との具体的な連携体制を明確に示すことが重要です。
まとめ
「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業」は、複数の地域にまたがる社会課題解決とビジネスを両立させる意欲的な取り組みを支援する、非常に大規模な補助金でした。事業の社会性、連携体制、そして収益性の3つのバランスが審査の重要なポイントとなります。今後、同様の趣旨の事業が公募される可能性もありますので、関心のある事業者は、他地域との連携やビジネスモデルの構築を日頃から進めておくことが重要です。