【兵庫県】医療機関向け生産性向上支援事業費補助金｜ICT導入・賃上げに活用！
補助金詳細
Details令和7年3月31日時点でベースアップ評価料を届出済みの兵庫県内の病院、有床診療所（医科・歯科）、無床診療所（医科・歯科）及び訪問看護ステーション
申請はWEBフォームから行い、交付申請書や実績報告書は自動作成される。ただし、振込口座通帳の準備が必要。申請者と口座名義が異なる場合は委任状の郵送が必要。領収書や給与明細等の証拠書類は5年間（令和13年3月31日まで）の保存義務がある。
1. ICT機器等の導入による業務効率化：タブレット端末、離床センサー、インカム、WEB会議設備、床ふきロボット、監視カメラ等の導入経費。
2. タスクシフト/シェアによる業務効率化：医師事務作業補助者、看護補助者等の新規配置にかかる経費。
3. 給付金を活用した更なる賃上げ：既存職員の賃金改善にかかる経費。
※対象期間：令和6年4月1日から令和8年2月28日まで
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview
監修：補助金インサイト編集部（中小企業診断士・行政書士監修）
最終更新：2025年03月01日
情報源：兵庫県 医療機関向け生産性向上支援事業 公募要領
兵庫県の医療機関向け生産性向上支援事業とは？
兵庫県が実施する「医療機関向け生産性向上支援事業」は、県内の病院、診療所、訪問看護ステーションなどを対象とした補助金制度です。医療現場におけるICT機器の導入やタスクシフト（業務移管）を推進し、業務効率化によって生まれた原資を医療従事者の負担軽減と賃上げに繋げることを目的としています。
この生産性向上支援事業費補助金は、国の医療DX推進と人材確保のための処遇改善を一体的に進める重要な施策であり、単なる設備投資への補助ではなく、「生産性向上」と「賃上げ」の連動性が強く求められる点が特徴です。
| 制度概要 | |
|---|---|
| 制度名 | 兵庫県 医療機関向け生産性向上支援事業費補助金 |
| 実施機関 | 兵庫県 |
| 対象エリア | 兵庫県内の医療機関等 |
| 主な対象経費 | ICT機器導入費用、タスクシフト関連費用、賃上げ原資 |
| 申請方式 | WEBフォーム申請（一部書類は郵送） |
補助対象者の条件
本補助金を申請するためには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
対象となる施設
兵庫県内に所在する以下の施設が対象です。
- 病院
- 有床診療所（医科・歯科）
- 無床診療所（医科・歯科）
- 訪問看護ステーション
必須となる届出要件
本事業で最も重要な要件は、令和7年3月31日時点で、ベースアップ評価料を届出済みであることです。賃上げへの取り組み姿勢が採択の前提条件となります。
補助の上限額と補助率
補助金の上限額や補助率は、施設の規模（病床数など）や申請する取り組み内容によって変動します。予算には限りがあるため、要件を満たしていても必ず採択されるとは限りません。
補助対象となる経費
補助の対象となる経費は、主に「ICT導入」「タスクシフト/シェア」「賃上げ」の3つに分類されます。
| 区分 | 内容と具体例 |
|---|---|
| ICT機器導入 |
業務負担軽減に資する機器・システムの導入費用 例：タブレット端末、インカム、WEB会議設備、離床センサー、床ふきロボット 等 |
| タスクシフト |
業務移管に伴う新規人材の配置費用 例：医師事務作業補助者、看護補助者の新規配置にかかる人件費 等 |
| 賃上げ |
生産性向上によって生み出された原資を活用した賃金改善費用 例：既存職員の基本給や手当の引き上げにかかる経費 |
申請期間と事業の流れ
本事業の対象期間は令和6年4月1日～令和8年2月28日です。この期間内に発注・納品・支払いが完了する事業が対象となります。
- STEP 1. 補助対象期間 開始 (令和6年4月1日～)
この日以降に発生した経費が対象です。遡及適用が可能なため、期間内に購入済みの機器も対象となる可能性があります。 - STEP 2. 申請受付期間
申請期限は公式サイトで告知されます。原則WEBフォームからの申請となるため、早めに準備を進めましょう。 - STEP 3. ベースアップ評価料 届出基準日 (令和7年3月31日)
この時点での届出状況が審査の重要な判断材料となります。 - STEP 4. 補助対象期間 終了 (～令和8年2月28日)
事業完了の最終期限です。この日までにすべての支払いを完了させる必要があります。
申請に必要な書類
申請はWEBフォームで行いますが、以下の書類はデータでアップロードするため、事前に準備しておくとスムーズです。
- 振込先口座の通帳の写し（表紙および見開き1ページ目）
- 委任状（申請者と口座名義が異なる場合のみ郵送で提出）
- 購入した機器の領収書や賃上げ実績を示す給与明細など（証拠書類として整理）
- ベースアップ評価料の届出受理がわかる書類の控え
審査で重視されるポイント
この生産性向上支援事業補助金の審査では、単に機器を導入するだけでなく、以下の2点が論理的に説明できるかが重要です。
■ 採択の鍵
- ベースアップ評価料の届出実績： 賃上げに向けた体制が整備されていることが大前提です。
- 生産性向上と賃上げの連動性： ICT導入やタスクシフトによって「どのように業務が効率化」され、その結果「どのように職員の処遇改善（賃上げ）に繋がるか」というストーリーを明確に示すことが求められます。
申請時の注意点とよくあるミス
- 口座名義の不一致：申請者（法人名など）と振込口座の名義が異なる場合、委任状の郵送が必須です。これが漏れているケースが散見されます。
- 証拠書類の保管義務：領収書や給与明細などの証拠書類は、事業完了後も5年間（令和13年3月31日まで）の保存義務があります。後日の会計検査に備え、必ず整理・保管してください。
よくある質問 (FAQ)
まとめ：今日からやるべきこと
兵庫県の「医療機関向け生産性向上支援事業」は、ICT導入による業務効率化と職員の賃上げを同時に実現するための強力な支援策です。特にベースアップ評価料を届け出ている、または届出予定の医療機関にとっては、積極的に活用を検討すべき補助金と言えるでしょう。
申請を検討される場合は、まず以下の3点から着手してください。
- 自院の「ベースアップ評価料」の届出状況を確認する。
- 導入したいICT機器やタスクシフトの具体的な計画を立て、それがどう賃上げに繋がるかを整理する。
- 兵庫県の公式サイトで最新の公募要領をダウンロードし、詳細な要件を確認する。
兵庫県内の関連補助金情報
本事業の他にも、兵庫県内の自治体では事業者向けに様々な補助金が実施されています。事業内容によっては、これらの制度も併用できる可能性があります。
公式サイト・問い合わせ先
| 公式情報 | |
|---|---|
| 公式サイト | 兵庫県公式ホームページ（医療機関向け生産性向上支援事業） |
| 詳細情報 | {guideline_info} |
※公募期間や要領の詳細は、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
免責事項：本記事は執筆時点（2025年03月01日）の情報に基づいています。補助金の内容は変更される可能性があるため、申請前に必ず公式の公募要領をご確認ください。
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| 補助金額 | 最大18万円 | 最大50,000円 | 最大50万円（年間10万円×5年） | 最大100万円 | 最大60万円 |
| 補助率 | 定額支給。基準額は以下の通り。 - 病院、有床診療所(5床以上): 許可病床数 × 4万円 - 有床診療所(4床以下)、無床診療所、訪問看護ステーション: 1施設当たり18万円 | 2025/12/08 | 2025/12/08 | — | — |
| 申請締切 | 2025年12月1日 | 令和8年1月30日まで | 随時（入社日から3か月以内） | 令和7年12月19日まで | 2025年12月26日まで |
| 難易度 |
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| 採択率 | 30.0% | 30.0% | 100.0% | 30.0% | 30.0% |
| オンライン | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| jGrants | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |
よくある質問
FAQQ この補助金の対象者は誰ですか？
Q 申請に必要な書類は何ですか？
Q どのような経費が対象になりますか？
2. タスクシフト/シェアによる業務効率化：医師事務作業補助者、看護補助者等の新規配置にかかる経費。
3. 給付金を活用した更なる賃上げ：既存職員の賃金改善にかかる経費。
※対象期間：令和6年4月1日から令和8年2月28日まで