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「急な仕事が入ってしまった」「少しだけリフレッシュする時間がほしい」「子どもの体調が悪いけど、仕事を休めない…」北見市で子育てをしていると、そんな悩みに直面することはありませんか?そんな保護者の強い味方となるのが、北見市が提供する多様な「子ども・子育て支援事業」です。この制度は、一時預かりや延長保育、病児保育など、さまざまな状況に応じて子育て家庭をサポートするために設計されています。この記事では、北見市の子育て支援事業の全貌を、対象者、料金、利用方法から実施施設の一覧まで、どこよりも分かりやすく徹底解説します。あなたの状況に合ったサービスを見つけ、子育ての負担を少しでも軽くするための一助となれば幸いです。
この記事でわかること
- 北見市が提供する7つの子育て支援事業の概要
- 一時預かり、延長保育、病児保育などの具体的な利用料金
- 各サービスの対象となる子どもと利用条件
- 利用したいときの申込方法と実施施設一覧
- 所得に応じた利用料の減免制度について
北見市子ども・子育て支援事業の概要
北見市子ども・子育て支援事業は、保護者の就労形態の多様化や、育児に伴う心身の負担軽減、急な病気など、子育て家庭が直面する様々な課題に対応するために設けられた公的なサポート制度です。市内の保育園や認定こども園などが実施主体となり、地域全体で子育てを支える体制を構築しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 北見市子ども・子育て支援事業 |
| 実施組織 | 北見市(子ども未来部保育課) |
| 目的・背景 | 保護者の就労支援、育児負担の軽減、子どもの健全な育成環境の整備を目的とし、多様な保育ニーズに対応する。 |
| 対象者 | 主に北見市に在住する小学校就学前の子どもとその保護者(一部事業は市外在住者も利用可) |
7つの支援事業を徹底解説
北見市では、保護者のニーズに合わせて7つの支援事業を展開しています。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
1. 一時預かり事業(一般型)
保護者のパートタイム就労や病気、リフレッシュなど、一時的に家庭での保育が困難になった場合に利用できるサービスです。保育所などに在籍していないお子さんが対象です。
- 対象児童:保育所等に在籍していない小学校就学前の児童で、保護者の就労、傷病、育児負担軽減などの理由で保育が必要な場合。市外在住者も利用可能です。
- 利用期間:月14日以内(緊急時は原則1か月以内)
- 利用時間:おおむね8時間以内(開設時間は施設による)
利用料金
| 利用時間 | 3歳未満児(日額) | 3歳以上児(日額) |
|---|---|---|
| 4時間以上 | 1,600円 | 1,400円 |
| 4時間未満 | 800円 | 700円 |
ポイント:世帯の所得状況に応じて利用料が減免される場合があります。詳しくは保育課(0157-25-1625)へお問い合わせください。
申込方法:利用したい施設へ直接お問い合わせください。
2. 一時預かり事業(幼稚園型)
認定こども園などに在籍しているお子さんを対象に、教育時間の前後や夏休みなどの長期休業中に預かり保育を実施する事業です。
- 対象児童:事業実施施設に在籍している満3歳以上の児童など。
- 開設日・時間・利用料:施設によって異なります。
- 申込方法:利用したい施設へ直接お問い合わせください。
3. 延長保育事業
保護者の残業などで、通常の保育時間(18:30まで)を越えて保育が必要な場合に利用できます。
- 対象児童:延長保育実施施設に入園している児童。
- 利用料:30分延長で日額100円、1時間延長で日額200円。
- 申込方法:在籍している施設へお問い合わせください。
延長保育も所得状況に応じて利用料が免除される場合があります。詳細は保育課へご相談ください。
4. 休日保育事業
保護者の仕事の都合で、日曜日や祝日に保育が必要な場合に利用できる、非常に心強いサービスです。
- 対象児童:保護者が恒常的に就労しており、休日の保育が必要な児童。
- 実施日:日曜日・祝日(年末年始を除く)
- 利用料:無料
- 実施施設:認定こども園めぐみ(山下町4丁目5-13)
- 申込方法:在籍している教育・保育施設等へお問い合わせください。
5. 障がい児保育事業
心身に障がいのあるお子さんが、健常児との集団保育を通じて共に育ち合うことを目的とした事業です。専門的な配慮のもと、お子さんの社会性の発達を促進します。
- 対象児童:身体障害者手帳、療育手帳などを有している、または発達支援が必要と認められた児童。
- 利用料:健常児と同様です。
6. 病児保育事業
子どもが病気や病気の回復期にあり、集団保育が困難な場合に、専用の施設で一時的に預かってもらえるサービスです。3つのタイプがあります。
- 病児対応型:病気の回復期に至っていない場合に利用。看護師が常駐する専用室で保育します。
- 体調不良児対応型:保育中に体調不良になった場合、保護者が迎えに来るまで緊急対応します。(利用料無料)
- 病後児対応型:病気の回復期にある場合に利用。(利用料無料)
病児対応型の利用料金(日額)
| 世帯区分 | 3歳未満児 | 3歳以上児 |
|---|---|---|
| 生活保護・市民税非課税世帯 | 0円 | 0円 |
| 市民税課税世帯 | 2,000円 (給食なし) | 1,500円 (給食なし) |
※4時間未満の利用や給食ありの場合は料金が異なります。詳細は公式サイトをご確認ください。
7. こども誰でも通園制度
保護者の就労状況にかかわらず、すべての子育て家庭が保育所などを時間単位で利用できる新しい制度です。子どもの成長機会を確保し、保護者の孤立感を防ぐことを目的としています。
申請方法・利用までの流れ
多くの事業では、利用したい施設へ直接問い合わせ・申し込みをする流れとなります。
- STEP 1: 施設へ問い合わせ
利用したい事業を実施している施設へ電話し、空き状況や利用条件、必要な持ち物などを確認します。 - STEP 2: 申し込み
施設で配布される申込書に必要事項を記入し、提出します。事業によっては事前の面談や登録が必要な場合があります。 - STEP 3: 利用開始
予約した日時に子どもを預け、サービスを利用します。利用料は施設へ直接支払うのが一般的です。
スムーズに利用するためのポイント:
特に一時預かりや病児保育は、いざという時に慌てないよう、事前にいくつかの施設を見学し、利用登録を済ませておくことをお勧めします。施設の雰囲気や保育士さんの対応などを直接確認しておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 北見市外に住んでいますが、一時預かりは利用できますか?
- A1. はい、一時預かり事業(一般型)は市外にお住まいの方も利用できます。ただし、利用にあたっては事前に施設へのお問い合わせが必要です。
- Q2. 利用料の減免制度について、具体的に教えてください。
- A2. 世帯の市民税所得割額などに応じて、利用料が減額または免除される制度です。対象となる所得基準や手続きの詳細は、市の保育課(0157-25-1625)へ直接お問い合わせください。
- Q3. 急な残業で延長保育をお願いしたいのですが、当日の申し込みは可能ですか?
- A3. 施設によって対応が異なります。多くの施設では定員に空きがあれば当日の申し込みも可能ですが、原則として事前の申し込みが推奨されます。まずは在籍している施設に直接電話でご相談ください。
- Q4. 病児保育を利用するには、医師の診断書が必要ですか?
- A4. はい、多くの場合、医師による「病児保育医師連絡書」などの書類が必要となります。利用を検討する際は、まずかかりつけ医に相談し、病児保育が可能かどうかの判断を仰いでください。書類の様式は施設や市から入手できます。
- Q5. 複数の事業を組み合わせて利用することはできますか?
- A5. はい、利用条件を満たしていれば可能です。例えば、普段は保育園に通いながら、日曜日に休日保育を利用したり、病気の際には病児保育を利用するといった組み合わせが考えられます。ご自身のライフスタイルに合わせてご活用ください。
まとめ
今回は、北見市が提供する「子ども・子育て支援事業」について詳しく解説しました。多様なニーズに応えるきめ細やかなサービスが用意されており、子育て家庭にとって非常に心強い制度です。
- 急な用事やリフレッシュには「一時預かり事業」
- 仕事が長引いた時には「延長保育事業」
- 日曜・祝日の仕事には「休日保育事業」(無料)
- 子どもの急な発熱には「病児保育事業」
これらのサービスを上手に活用することで、保護者の負担を軽減し、より安心して子育てができる環境が整います。まずはご自身の状況に合ったサービスがどれかを確認し、お近くの実施施設や市の担当窓口に気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ先
北見市 子ども未来部保育課
電話:0157-25-1625