詳細情報
富田林市では、若者の定住促進と地域経済の活性化を目指し、奨学金返還を支援する助成金制度を設けています。大学等を卒業後、富田林市に移住し、市内の中小企業等で働く若者を対象に、奨学金の返還額の一部を助成することで、経済的な負担を軽減し、地域への愛着を深めてもらうことを目的としています。この助成金は、あなたの未来を応援し、富田林市での新しい生活をサポートします。
富田林市奨学金返還支援助成金の概要
この助成金は、富田林市への移住・定住を促進し、市内中小企業等への就業を支援するために設けられました。若者世代の経済的負担を軽減し、地域経済の担い手として活躍してもらうことを目指しています。
- 正式名称: 富田林市奨学金返還支援助成金
- 実施組織: 富田林市
- 目的・背景: 若者の市内定住促進、市内中小企業等への就業促進、地域経済の活性化
- 対象者: 大学等を卒業後、富田林市に移住し、市内中小企業等で正規雇用されている方
助成金額・補助率
助成金額は、申請する前年度の10月から9月に返還した奨学金相当額で、年間上限10万円です。最大10回まで助成を受けることができます。
重要: 他の奨学金返還支援制度を利用している場合は、その額を除いた分が支援の対象となります。また、継続して助成を希望する場合は、毎年申請手続きが必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成金額 | 前年度の奨学金返還相当額(上限10万円/年) |
| 助成期間 | 最大10年間 |
| 補助率 | 定額 |
計算例: 年間の奨学金返還額が12万円の場合、助成金は上限の10万円となります。年間の奨学金返還額が8万円の場合、助成金は8万円となります。
対象者・条件
以下の要件をすべて満たす方が対象となります。
- 申請年度の10月1日時点で、大学等卒業から35歳未満であること
- 初回申請の場合:富田林市に住民登録があり、6ヶ月以上定住する意思があること
- 継続申請の場合:最初の交付決定を受けてから継続交付申請を行うまで、継続して富田林市に住民登録があること
- 貸与型の奨学金を受け、延滞なく返還を行っていること
- 富田林市内の中小企業等で6ヶ月以上正規雇用されていること
- 市税等の滞納がないこと
対象となる奨学金: 独立行政法人日本学生支援機構(第1種、第2種)奨学金、大阪府貸与の母子・父子・寡婦福祉資金(修業資金・修学資金)
中小企業等の定義: 業種によって資本金または出資総額、常時使用する従業員数が異なります。詳細は富田林市の公式ウェブサイトをご確認ください。
補助対象経費
補助対象となるのは、申請する前年度の10月から9月に返還した奨学金相当額です。繰上返還や延滞金は対象外となります。
- 対象: 奨学金の返還額(元金と利息)
- 対象外: 繰上返還分、延滞金
申請方法・手順
申請はオンラインで行います。以下の手順に従って申請してください。
- 交付申請: 10月1日(水曜日)〜11月14日(金曜日)にオンライン申請フォーム(LoGoフォーム)から申請
- 決定通知: 12月中旬に市から助成対象者へ、メール及びLogoフォームのマイページへ助成金の決定通知を送付
- 交付請求: 交付決定通知を受けた方は交付請求書(様式第3号)に必要事項を記入し、期日までに郵送・もしくは窓口へ提出
- 助成金振込: 1月下旬〜2月上旬に市から申請者の口座へ助成金を振り込み
申請先: 〒584-8511 大阪府富田林市常盤町1-1 政策推進課 奨学金返還支援助成金担当
申請期限: 2025年11月14日(金曜日)
必要書類
- 大学等を卒業または修了したことを証するもの(卒業証書・卒業証明書)
- 奨学金の貸与・返還を証明するもの(返還証明書、返還額証明書、貸付決定通知書、通帳の写し等)
- 住民登録を証明するもの(住民票の写し)
- 就労状況がわかるもの(在籍証明書)
- その他市長が必要と認めるもの
必要書類の詳細リスト:
- 卒業証明書: 卒業した大学等へお問い合わせください。
- 返還証明書、返還額証明書: 日本学生支援機構の場合、スカラネット・パーソナルから申請してください。
- 貸付決定通知書、通帳の写し等: 母子・父子・寡婦福祉資金の場合に必要です。
- 住民票の写し: 申請年度の10月1日以降に発行したものを提出してください。
- 在籍証明書: 申請年度の10月1日時点での在籍を証明する必要があるため、記入日は10月1日以降としてください。
- 他制度で交付を受けた助成金等の額を証明する書類: 本事業以外の奨学金返還支援制度を利用している場合に必要です。
採択のポイント
申請が多数となった場合、選考を実施することがあります。以下のポイントに注意して申請書を作成してください。
- 申請要件をすべて満たしていること
- 必要書類がすべて揃っていること
- 申請内容に不備がないこと
- 富田林市への定住意欲が高いこと
審査基準: 申請者の年齢、居住状況、就業状況、奨学金返還状況、市税等の滞納状況などを総合的に判断します。
採択率の情報: 過去の採択率は公表されていません。申請内容を充実させることが重要です。
申請書作成のコツ: 申請要件をよく確認し、正確に記入してください。富田林市への定住意欲を具体的に記述すると効果的です。
よくある不採択理由: 申請要件を満たしていない、必要書類が不足している、申請内容に不備がある、などが挙げられます。
よくある質問(FAQ)
- Q: 10月1日に35歳になる場合は対象となりますか?
A: 対象ではありません。申請する年度末時点で35歳未満(=34歳になる)の方が対象です。 - Q: 助成金は一度申請すれば、10年間受け取ることができますか?
A: 一度の申請で10年間の助成を決定するものではありません。助成金は毎年の申請が必要で、申請時点で要件を満たしている方が対象です。 - Q: 奨学金を繰上返還した場合、繰上分も支援の対象となりますか?
A: 繰上分や延滞分は支援の対象ではありません。繰上返還等の金額を除いた額が支援の対象です。 - Q: 他の奨学金返還支援制度で助成金を受け取っている場合も対象となりますか?
A: 他の奨学金返還支援を受けている場合も支援の対象ですが、他支援の助成金等の金額を除いた額が支援の対象となります。 - Q: 3年前に助成金を受け取ったあと、富田林市外に引っ越しましたが、また富田林市内に引っ越すことになりました。この場合、再度助成金の申請をすることは可能ですか?
A: 助成金の継続申請は、最初に助成金の交付決定を受けてから継続申請まで、継続して富田林市に住民登録がある方が対象となります。当初の申請から、継続申請までの期間に富田林市に住民登録がない期間がある場合は、再度申請することはできません。 - Q: パート・アルバイト・個人事業主の場合は対象となりますか?
A: パート・アルバイト・個人事業主は対象ではありません。正社員として市内の中小企業で雇用されている方が対象です。 - Q: 大学等を卒業したことを証明する書類(卒業証書または卒業証明書)に記載されている名字が、結婚によって現在と異なる場合はどうしたらいいですか?
A: 名字が異なっていても問題ありません。当時の名字が記載されている卒業証書または卒業証明書をご提出ください。
まとめ・行動喚起
富田林市奨学金返還支援助成金は、若者の市内定住と地域経済の活性化を目的とした制度です。対象となる方は、ぜひ申請をご検討ください。申請期限は2025年11月14日です。
次のアクション:
- 富田林市の公式ウェブサイトで詳細を確認する
- オンライン申請フォームから申請する
- 必要書類を準備する
問い合わせ先:
政策推進課
〒584-8511 大阪府富田林市常盤町1-1
電話:0721-25-1000(代表)
ファクス:0721-20-0200
メールでのお問い合わせはこちら
この助成金を活用して、富田林市で充実した生活を送りましょう!