小松島市の骨髄ドナー支援!ドナーと事業所に助成金を交付

徳島県小松島市では、白血病などの治療に不可欠な骨髄や末梢血幹細胞を提供する「ドナー」と、そのドナーが勤務する事業所を支援するため、「小松島市骨髄等移植ドナー助成事業」を実施しています。この制度は、尊い命を救うドナーの負担を軽減し、ドナー登録をしやすい環境を整えることを目的としています。本記事では、対象者や助成金額、申請方法について詳しく解説します。

この助成金のポイント

  • ドナー本人には最大14万円を助成
  • ドナーを雇用する事業所にも一律5万円を助成
  • 申請は骨髄提供完了日から90日以内
  • 社会貢献活動を市が経済的にサポート

助成事業の概要

制度名 小松島市骨髄等移植ドナー助成事業
実施機関 徳島県小松島市
対象者 骨髄・末梢血幹細胞を提供する個人(ドナー)及びそのドナーを雇用する事業所
助成額 ドナー:最大14万円
事業所:5万円
申請期間 骨髄等の提供が完了した日から90日以内
申請窓口 小松島市 保健センター

助成の対象となる方・事業所

ドナーの対象要件

ドナーの方は、以下のすべての要件を満たす必要があります。

  • 骨髄等を提供した日において、小松島市の住民基本台帳に登録されていること。
  • 市税を滞納していないこと。
  • 他の自治体等から、この事業と同様の目的の助成金等を受けていないこと。
  • 骨髄等を提供するための特別休暇制度(ドナー休暇)を導入している事業所に勤務していないこと。

事業所の対象要件

ドナーを雇用する事業所は、以下のすべての要件を満たす必要があります。

  • 助成対象となるドナーが勤務する国内の事業所であること。
  • 国、地方公共団体、独立行政法人及び国立大学法人の事業所でないこと。
  • 他の自治体等から、この事業と同様の目的の助成金等を受けていないこと。

注意点

ドナーご本人が、勤務先にドナー休暇制度がある場合は助成対象外となります。ご自身の勤務先の就業規則などを事前にご確認ください。

助成金額について

ドナーへの助成額:最大14万円

以下の通院・入院等の日数に1日あたり2万円を乗じた額が助成されます。ただし、1回の提供につき14万円(最大7日間分)が上限です。

  • 健康診断及び自己血貯蓄のための通院
  • 骨髄等の採取のための入院
  • その他、骨髄バンク又は医療機関が必要と認める通院等

事業所への助成額:5万円

ドナーの骨髄等の提供1回につき、一律5万円が助成されます。これは、ドナーが安心して休暇を取得できるよう協力した事業所への支援です。

申請方法と手続きの流れ

申請は、以下の手順で行います。申請期間が限られているため、早めに準備を進めましょう。

  1. 骨髄等の提供を完了する
    まずは骨髄バンクを通じて、骨髄・末梢血幹細胞の提供を完了させます。
  2. 必要書類を準備する
    後述の「必要書類一覧」を参考に、申請書や証明書などを揃えます。申請様式は市のホームページからダウンロードできます。
  3. 市保健センターへ申請する
    すべての書類を揃え、提供完了日から90日以内に小松島市保健センターの窓口へ提出してください。

必要書類一覧

ドナー用と事業所用で必要な書類が異なります。ご注意ください。

ドナーの方

  • 小松島市骨髄等移植ドナー助成事業助成金交付申請書(ドナー用)(様式第1号)
  • 小松島市骨髄等移植ドナー助成事業助成金交付請求書(ドナー用)(様式第2号)
  • 骨髄バンクが発行する証明書の写し(提供したこと及び通院等の日数がわかるもの)

事業所の方

  • 小松島市骨髄等移植ドナー助成事業助成金交付申請書(事業所用)(様式第3号)
  • 小松島市骨髄等移植ドナー助成事業助成金交付請求書(事業所用)(様式第4号)
  • ドナーが事業所に勤務していることを証明する書類(在籍証明書など)
  • 骨髄バンクが発行する証明書の写し(ドナーが申請時に提出する場合は省略可能)

申請様式のダウンロードはこちら

まとめ

「小松島市骨髄等移植ドナー助成事業」は、命を救うための尊い行動である骨髄提供を、市全体で支援する素晴らしい制度です。ドナー本人だけでなく、その活動に協力する事業所もサポートの対象となります。ご自身が対象となる可能性のある方、また従業員がドナーとなる可能性のある事業所の方は、ぜひこの制度の活用をご検討ください。

申請窓口・お問い合わせ先

小松島市 保健福祉部 保健センター
制度の詳細や申請に関するご不明点は、下記公式サイトをご確認いただくか、直接お問い合わせください。

小松島市 公式サイトで詳細を確認

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