旭川市子どもの居場所づくり支援補助金|かんたん概要
- 旭川市内で子ども食堂や学習支援、プレーパークなどの「子どもの居場所づくり」を行う市民団体・個人を支援します。
- 活動に必要な会場使用料、保険料、ボランティア謝礼金、学習教材費などが補助対象です。
- 年間の活動回数に応じて補助額がアップし、最大で合計35万円の補助が受けられます。
1. 補助金の目的と概要
旭川市子どもの居場所づくり支援補助金は、市内で子どもの居場所づくり活動を行う市民団体や個人を支援するための制度です。この補助金は、困難を抱える家庭の孤立を防ぎ、子どもたちが地域の中で安心して過ごせる環境を整えることを目的としています。
補助対象となる活動
営利を目的としない以下の「子どもの居場所づくり活動」が対象です。
- 子ども食堂: 子どもに食事を提供し、団らんの場を提供する活動。
- 学習支援: 子どもの学習習慣の定着や基礎学力の向上を支援する活動。
- プレーパーク: 子どもが屋外で自由に遊びを創り出せる冒険遊び場を提供する活動。
- その他: 市長が適当と認める子どもの居場所づくり活動。
⚠️ 活動の主な要件
- 旭川市内で実施されること。
- 原則として同じ会場で定期的に開催されること(年度あたり4回以上)。
- 子どもの食事(おやつ含む)は原則無料であること。
- 参加する子どもを不当に制限しないこと。
- 常駐する責任者を配置すること。
- 宗教活動や政治活動を行わないこと。
※旭川市の他の補助金等との重複受給はできません。
補助対象となる方
以下の要件をすべて満たす団体または個人が対象です。
- 市内に活動拠点があり、主として市内で活動していること。
- 公序良俗に反する活動を行わないこと。
- 宗教又は政治的活動を目的としていないこと。
- 暴力団及び暴力団員でない、または密接な関係を有していないこと。
2. 補助対象経費と補助額
補助額は、年間の活動実施回数に応じて、以下の補助基準額を上限として交付されます。
年度当たり実施回数 | 会場使用料 | 保険料 | 謝礼金 | 学習教材費 |
---|---|---|---|---|
4~24回 | 上限 30,000円 | 上限 50,000円 | 上限 10,000円 | 上限 10,000円 |
25~49回 | 上限 60,000円 | 上限 70,000円 | 上限 30,000円 | 上限 30,000円 |
50回以上 | 上限 100,000円 | 上限 100,000円 | 上限 100,000円 | 上限 50,000円 |
補助対象経費の詳細
① 会場使用料
公共施設や地域会館など、使用料金が規定されている施設の利用料が対象です。自宅や団体が所有する物件は対象外です。
② 保険料
参加者や運営スタッフのケガや賠償責任に備えるための傷害保険や賠償責任保険(イベント・レクリエーション保険)の保険料が対象です。
③ 謝礼金
事業実施に協力するボランティア(地域住民や学生など)への謝礼金が対象です。団体の構成員への支払いは対象外で、1人1回あたり500円が上限です。
④ 学習教材費
学習支援に使う図書(参考書、図鑑など)、文房具、知育玩具などの購入費が対象です。ただし、実施場所に備え置いて使用するものに限ります。税抜き2万円を超える備品や電子機器は対象外です。
3. 申請から支払いまでの流れ
申請は以下のステップで進みます。各ステップで必要な書類が異なりますので、事前にしっかり準備しましょう。
- STEP 1: 📝 申請準備・申請
申請書類(交付申請書、事業計画書、補助金額算出調書など)を作成し、必要書類を添えて旭川市に提出します。
- STEP 2: 🔍 審査・交付決定
市が申請内容を審査し、交付の可否と補助金額を決定して通知します。
- STEP 3: 🏃 事業実施
交付決定後、計画に沿って事業を実施します。領収書などの証拠書類は必ず保管してください。
- STEP 4: 📄 実績報告
事業完了後、実績報告書や収支報告書、領収書の写しなどを市に提出します。
- STEP 5: 💰 金額確定・請求・支払
市が報告内容を審査し、補助金額を確定します。確定通知後、請求書を提出すると、約2週間程度で補助金が支払われます。
主な必要書類
- 申請時: 交付申請書、事業計画書、補助金交付額算出調書、構成員名簿(謝礼金申請の場合)など
- 実績報告時: 実績報告書、事業実績書、事業収支報告書、支出を証する書類(領収書等の写し)など
- その他: 変更・廃止承認申請書、概算払申請書(前払い希望の場合)など
※様式は旭川市のウェブサイトからダウンロードできます。
4. まとめ
「旭川市子どもの居場所づくり支援補助金」は、地域の子どもたちのために活動する団体や個人にとって、非常に心強い制度です。会場費や保険料といった運営の基盤となる経費をサポートしてくれるため、活動の立ち上げや継続に大きく貢献します。申請には事業計画や収支計画の作成が必要ですが、マニュアルや様式が整備されているため、計画的に準備を進めれば十分に活用可能です。旭川市で子どもたちのための居場所づくりを考えている方は、ぜひこの補助金の活用を検討してみてください。