この記事のポイント
- 中小企業等が主催する展示会やイベントの開催費用を支援する経済産業省の補助金。
- 補助上限額は最大1,000万円、補助率は対象経費の1/2。
- リアル開催だけでなく、オンラインやハイブリッド形式のイベントも対象。
- 地域経済の活性化とイベント産業全体の高度化を目指す。
※本記事は過去の公募情報を基に作成しています。最新の公募状況については、必ず公式サイトをご確認ください。
展示会等のイベント産業高度化推進事業費補助金とは?
「展示会等のイベント産業高度化推進事業費補助金」は、経済産業省が実施する補助金制度です。中小企業などが主催する展示会やイベントの開催を支援し、新たな生活様式や海外需要の獲得に対応した高度な取り組みを後押しすることを目的としています。この補助金を活用することで、中小企業は商談やマーケティングの機会を確保し、事業成長を加速させることが期待できます。
補助金の概要
本補助金の基本的な情報を以下の表にまとめました。申請を検討する際の参考にしてください。
項目 | 内容 |
---|---|
補助上限額 | 1,000万円 |
補助率 | 補助対象経費の1/2以内 |
実施主体 | 経済産業省 |
公募期間 | 【募集終了】過去の公募は9月頃に開始される傾向があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。 |
補助対象者と対象事業
対象となる事業者
本補助金の対象となるのは、展示会やイベントを主催する以下の事業者です。
- 国内に本社・事業拠点を持つ中小企業
- 一般社団法人、一般財団法人
- 特定非営利活動法人(NPO法人)など
対象となる事業(開催形式)
対象となるイベントの開催形式は、従来のリアル開催に限定されません。時代のニーズに合わせた多様な形式が想定されています。
- リアル型:従来の対面形式での展示会・イベント
- ハイブリッド型:リアル開催とオンライン配信を組み合わせた形式
- 完全オンライン型:先進的な取り組みであり、事業目的に合致する提案内容であれば対象
補助対象となる経費
補助金の対象となるのは、展示会等のイベントの高度化に繋がり、海外需要獲得を目的とした取り組みに要する経費です。具体的な経費の例は以下の通りです。
会場関連費
会場借料、設営・装飾費、備品レンタル費など
広報・集客費
広告宣伝費、Webサイト制作費、プレスリリース配信費など
オンライン関連費
配信プラットフォーム利用料、機材レンタル費、映像制作費など
注意点
対象となる経費の詳細は、公募年度の公募要領によって定められます。申請前には必ず最新の公募要領を確認し、対象外の経費を計上しないように注意してください。
申請手続きの流れ
一般的な申請から事業完了までの流れは以下の通りです。公募年度によって詳細が異なる場合があります。
-
1
公募情報の確認
公式サイトで最新の公募要領や申請書類をダウンロードし、内容を熟読します。 -
2
事業計画書の作成
補助金の目的に沿った事業計画書、経費明細書などを作成します。 -
3
申請手続き
指定された方法(多くは電子申請システム)で、期間内に申請を完了させます。 -
4
審査・採択
事務局による審査が行われ、採択結果が通知されます。 -
5
事業実施・実績報告
交付決定後、計画に沿って事業を実施し、期間終了後に実績報告書を提出します。
まとめと公式サイト情報
「展示会等のイベント産業高度化推進事業費補助金」は、中小企業が主催するイベントの質を高め、新たなビジネスチャンスを創出するための強力な支援策です。オンラインやハイブリッド形式など、多様な開催方法に対応している点が大きな魅力です。
公募は不定期で行われる可能性があるため、関心のある事業者は経済産業省のウェブサイトや補助金の特設サイトを定期的にチェックすることをおすすめします。
※リンク先は過去のものです。最新の情報は経済産業省の公式サイト等でご確認ください。