愛媛県今治市でインバウンド対応を進めたい宿泊業、飲食業、交通事業者の皆様へ朗報です!多言語対応やWi-Fi整備など、外国人観光客の受け入れ体制を強化するための費用を最大15万円補助する「今治市インバウンド受入体制整備支援事業補助金」が公募中です。この記事では、制度の概要から申請方法まで、専門家が分かりやすく徹底解説します。
補助金の概要(早わかり表)
項目 | 内容 |
---|---|
補助金名 | 今治市インバウンド受入体制整備支援事業補助金 |
実施機関 | 愛媛県今治市 |
上限金額 | 15万円 |
補助率 | 補助対象経費の 1/2以内 |
申請期間 | 令和8年3月31日(火曜日)まで |
対象者 | 今治市内の宿泊・飲食・交通事業者(法人・個人事業主) |
対象経費 | 無料Wi-Fi整備、多言語対応、翻訳機・電子決済端末の購入費など |
この補助金の3つの活用メリット
1. インバウンド対応の初期投資を大幅に軽減!
最大15万円、経費の1/2が補助されるため、これまでコスト面で躊躇していたWi-Fi環境の整備や多言語メニューの作成などに着手しやすくなります。
2. 幅広い用途に活用可能!
ホームページの多言語化、翻訳機の購入、キャッシュレス決済端末の導入など、外国人観光客の利便性向上に繋がる多様な取り組みが対象です。自社の課題に合わせた柔軟な活用ができます。
3. 申請手続きが比較的シンプル!
大規模な補助金と比較して、必要な書類や手続きが分かりやすく定められています。計画的に準備を進めることで、個人事業主や中小企業でも十分に申請が可能です。
補助対象となる事業者
この補助金を利用できるのは、以下のすべての条件を満たす事業者・団体です。
- ✅ 今治市内に事業所を有する法人または個人事業主
- ✅ 以下のいずれかに該当する者
- 【宿泊事業者】旅館業法第3条第1項の許可を有する者
- 【飲食事業者】食品衛生法第55条第1項の許可を有する者
- 【交通事業者】道路運送法第4条第1項または第80条第1項の許可を有する者
- ✅ 今治市および今治地方観光協会の広報活動に協力する意思があること
- 🚫 市税に未納がなく、暴力団関係者や風俗営業者でないこと
補助対象となる事業・経費
対象事業
インバウンド対応を目的とした、以下のような整備事業が対象となります。
- 無料Wi-Fi利用環境の整備
- 多言語対応(パンフレット、ホームページ、案内表示など)
- 多様な食・文化習慣への対応するための環境整備
- 多言語翻訳機器の購入
- 電子決済端末の購入
- その他、市長が必要と認める事業
対象経費
上記の事業を実施するために必要な以下の経費が対象です。(※消費税、地方消費税、人件費、経常的な運営費は対象外)
- 翻訳にかかる報償費
- 消耗品費
- 印刷製本費
- 通信運搬費
- 手数料
- 委託料
- 賃借料
- 備品購入費
補助額と補助率
補助金の額は、補助対象となる経費の合計額によって決まります。
補助率: 対象経費の1/2以内
上限額: 最大15万円
※1,000円未満は切り捨てとなります。
【計算例】
多言語対応ホームページの作成に35万円(税抜)かかった場合
350,000円 × 1/2 = 175,000円
上限額が15万円のため、補助額は150,000円となります。
申請手続きの流れ
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書類の準備
事業計画を立て、申請書や見積書など必要な書類を揃えます。 -
申請
今治市観光課の窓口へ書類を提出します。 -
審査・交付決定
市による審査が行われ、交付が決定されると通知が届きます。 -
事業実施・実績報告
交付決定後に事業を開始し、完了後に実績報告書を提出します。 -
補助金交付
報告内容が確定後、指定の口座に補助金が振り込まれます。
必要書類とダウンロード
申請には以下の書類が必要です。様式は公式サイトからダウンロードしてください。
【必須書類】
- 補助金交付申請書(様式第1号)
- 事業計画書(様式第2号)
- 個人の場合:住民票の写し+事業証明書類
- 法人の場合:登記事項証明書
- 誓約書(様式第3号)
- 市税の滞納がない証明書
- 補助対象経費の内訳が分かる書類(見積書など)
【任意書類】
- 同意書(第4条2項関係)
申請先・お問い合わせ
まとめ
「今治市インバウンド受入体制整備支援事業補助金」は、外国人観光客を呼び込むための強力なサポート制度です。申請期限は令和8年3月31日までですが、予算に限りがある可能性も考えられます。この機会を逃さず、ぜひ活用をご検討ください。