栃木県足利市で製造業を営む事業者の皆様へ朗報です。従業員のスキルアップや資格取得にかかる費用の一部を補助する「令和7年度ものづくり人材育成支援事業補助金」の公募が開始されました。最大20万円、経費の30%が補助され、企業の持続的な成長と人材育成を強力にサポートします。
補助金の概要
本補助金は、足利市内の製造業者が従業員に対して行う、ものづくりに関する技術や技能の習得を目的とした人材育成の取り組みを支援する制度です。まずは制度の全体像を把握しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
補助金名 | 令和7年度ものづくり人材育成支援事業補助金 |
実施機関 | 栃木県足利市 |
対象者 | 市内に事業所を有する製造事業者(中小企業者、個人事業主) |
補助額 | 最大20万円(1社1年度あたり) |
補助率 | 補助対象経費(税抜)の30%(1,000円未満切捨て) |
申請期間 | 随時受付 〜 令和8年3月31日(火)まで |
この補助金の重要ポイント
- 幅広い人材育成メニューが対象となり、企業のニーズに合わせた活用が可能です。
- 申請は随時受付ですが、予算上限に達し次第、期間内でも受付終了となるため早めの申請が推奨されます。
- 資格取得や講習修了など、事業が完了し、経費の支払いが済んだ後に申請する「精算払い」方式です。
補助対象となる事業者・経費
補助対象者
以下の要件をすべて満たす事業者が対象です。
- 足利市内に事業所を有する製造事業者であること(中小企業者、個人事業主)
- 市税に滞納がないこと
- その他、法令に違反がないことなど、諸条件を満たすこと
補助対象メニュー
具体的には、以下のような人材育成事業が補助の対象となります。
- 技能検定の受験
職業能力開発法に規定される技能検定を従業員に受験させる事業。 - 免許・資格の取得、講習の受講
法令に基づく免許や資格の取得、または各種講習等を従業員に受講させる事業。 - 専門研修・専門資格の取得
生産設備や装置等を使用するための専門研修や、特定の工程を担うための専門資格を従業員に取得させる事業。
補助対象経費
補助の対象となるのは、以下の税抜き額です。
- 受験料、受講料、登録料
- 講師を招聘した研修会等の開催経費
※注意:講師の交通費・宿泊費、会場費、飲食代などの付帯経費は対象外です。
申請手続きの流れと期間
申請期間
申請は令和8年3月31日(火)まで随時受付しています。ただし、市の予算が上限に達した場合は、期限前に受付が終了しますので、ご注意ください。
申請から交付までのステップ
申請は以下の流れで進みます。事業完了後の申請となる点に注意してください。
- 1
事業の実施・支払い
従業員が技能検定の受験、講習の受講などを完了し、事業者が必要経費の支払いを済ませます。 - 2
申請書類の準備・提出
必要な書類を揃え、足利市役所の担当窓口へ持参または郵送で提出します。 - 3
審査・交付決定
市が申請内容を審査し、交付が決定されると「交付決定通知書」が送付されます。 - 4
請求書の提出
交付決定通知書に記載された金額で「補助金交付請求書」を作成し、市へ提出します。 - 5
補助金の入金
指定した口座に補助金が振り込まれます。
必要書類と申請方法
提出書類一覧
申請には以下の書類が必要です。公式サイトから様式をダウンロードし、作成ガイドや記入例を参考に準備を進めてください。
- 補助金交付申請書
- 検定、講習、研修等の概要がわかる資料(受講案内、パンフレット等)
- 合格、修了等の概要がわかる資料(合格証、修了証、免許証等)
- 補助対象経費の支払いを確認できる書類の写し(領収書等)
- 申請者名義の通帳の写し
- 申請チェックシート
まとめ
足利市の「ものづくり人材育成支援事業補助金」は、市内製造業の競争力強化に直結する非常に価値のある制度です。従業員のスキル向上は、生産性の向上や新たな事業展開の基盤となります。この機会を最大限に活用し、企業の成長を加速させましょう。予算には限りがあるため、早めの情報収集と計画的な申請をおすすめします。
申請先・お問い合わせ
足利市役所 産業観光部 産業ものづくり課 工業・国際戦略担当
住所:〒326-8601 栃木県足利市本城三丁目2145番地 本庁舎別館1階
電話番号:0284-20-2110
メール:kougyou@city.ashikaga.lg.jp