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山梨県での大規模ロケを強力にバックアップ!最大2,000万円の映像制作補助金
山梨県は、県内で行われる大規模な映像作品の撮影や制作を支援し、県の魅力を国内外に発信するとともに観光誘致を促進するため、「大型映像作品撮影等招致事業費補助金」を実施しています。この制度は、映画やテレビドラマ、アニメーションなどの制作にかかる経費の一部を最大2,000万円まで補助するもので、映像制作事業者にとって非常に魅力的な支援策です。本記事では、この補助金の詳細な内容、対象者、申請方法について分かりやすく解説します。
制度のポイントが一目でわかる!「大型映像作品撮影等招致事業費補助金」概要
まずは、本補助金の重要なポイントを以下の表にまとめました。
| 補助金名 | 大型映像作品撮影等招致事業費補助金 |
| 実施機関 | 山梨県 |
| 補助上限額 | 2,000万円 |
| 補助率 | 補助対象経費の1/2以内 |
| 対象者 | 国内に所在する法人格を有する団体(映像制作事業者など) |
| 申請期間 | 随時受付(交付決定希望日の4週間前までに申請) |
| 事業期間 | 補助金交付決定日 ~ 令和8年2月10日(火) |
申請できるのは誰?対象となる事業者の詳細
この補助金の交付を受けることができるのは、国内に所在する団体で、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 日本の法令に基づく法人格を有する団体であること。
- 事業を円滑に遂行するために必要な定款や組織、人員、資金管理能力を有していること。具体的には、以下の3点を満たす必要があります。
- 団体の意思を決定し、執行する機関が確立されていること。
- 自ら経理し、監査するなどの会計組織を有すること。
- 団体活動の本拠となる事務所を有すること。
その他の詳細な要件については、必ず公式サイトの「補助金交付要綱」をご確認ください。
どんな作品が対象?補助対象となる事業の要件
補助の対象となるのは、以下の要件をすべて満たす商業的な映像作品の制作事業です。
- 商業的な映像作品であること
劇場公開、テレビ放送、インターネット配信などで広く公開される予定の作品が対象です。作品区分と公開規模の要件は以下の通りです。- 実写作品(山梨県内で制作等を行うもの)
- 映画: 100館以上の映画館・劇場で公開、または大手動画配信サービスで配信されるもの。
- テレビ・動画配信: 全国放送、または大手動画配信サービスで配信されるもの。
- アニメーション作品(山梨県内がモデル地として複数箇所登場するもの)
- 映画: 100館以上の映画館・劇場で公開、または大手動画配信サービスで配信されるもの。
- テレビ・動画配信: 全国放送、または大手動画配信サービスで配信されるもの。
- 実写作品(山梨県内で制作等を行うもの)
- 県内への経済効果が見込まれること
作品の制作経費のうち、山梨県内の事業者(法人または個人)に対して支出する補助対象経費の総額が1,000万円以上であることが必須条件です。 - 公開予定時期
交付決定の日から5年以内に公開等が予定されている作品である必要があります。
何に使える?補助対象となる経費と補助率
補助の対象となるのは、山梨県内の事業者へ支払った経費に限られます。具体的な経費項目は以下の通りです。
補助対象経費の詳細
- 人件費: 撮影・制作スタッフやエキストラ等に要する人件費。
- 宿泊費: 作品制作関係者の宿泊費(1人1泊あたり13,100円が上限)。
- 食事費: 店舗での飲食、ロケ弁当、ケータリング、キッチンカー等の費用。
- 原画制作費(アニメーションのみ): デザイン費、絵コンテ費、レイアウト費、美術費、原画費、動画費、3DCG制作費など。
- 消耗品費: 制作に必要な消耗品購入費(1品5万円未満)。
- 美術費: 大道具・小道具・衣装、セットの建て込み費、資材費、工事費など。
- 広告費: 広告宣伝、イベント出展等の費用。
- 施設使用料: 制作に関わる施設の使用料。
- 機材費: 制作機材のレンタル・リース費用。
- 車両費: 県内移動用の車両レンタル費、燃料費、駐車場費など。
- その他: 知事が必要と認める経費。
補助率と上限額
補助率は補助対象経費の1/2以内で、補助金の上限額は2,000万円です。
いつまでに申請?事業期間と申請の流れ
事業実施期間
補助事業の対象となる期間は、補助金交付決定日から令和8年2月10日(火曜日)までです。
申請受付期間と手続き
申請は随時受け付けていますが、原則として、交付決定を希望する日の4週間前までに申請を完了させる必要があります。申請を検討している事業者は、まずは下記問い合わせ先に事前相談を行うことが推奨されています。
【申請の流れ】
- 事前相談: まずは県の担当窓口に事業内容について相談します。
- 書類提出: 必要な申請書類一式をPDFデータに変換し、指定のメールアドレス宛に提出します。
- 電話連絡: メールでの提出後、担当部署に電話で提出した旨を連絡します。
準備は万全に!申請に必要な書類一覧
申請時には以下の書類が必要です。様式は公式サイトからダウンロードできます。
- 補助金交付申請書(様式第1号)
- 事業計画書(様式第2号)
- 収支予算書(様式第3号)
- 申請者概要(様式第4号)
- 定款
- 登記事項証明書
- 直近の決算書
- 山梨県税に未納がない旨の証明書(納税証明書)
- 誓約書(様式第5号)
- 作品の企画書
- 制作スケジュール表
- 役員名簿
- 過去の実績が分かる概要資料
- その他知事が必要と認める書類
ご相談・申請はこちらへ!問い合わせ先情報
申請に関する相談や問い合わせは、以下の窓口までご連絡ください。
山梨県観光文化・スポーツ部 観光振興グループ
- 電話番号: 055-223-1557
- E-mail: kankou-sk@pref.yamanashi.lg.jp
詳細や最新情報、申請様式のダウンロードは、必ず公式サイトをご確認ください。
▶ 山梨県公式サイト「大型映像作品撮影等招致事業費補助金」ページへ
まとめ:山梨県の魅力を映像で発信し、大型補助金を活用しよう
山梨県の「大型映像作品撮影等招致事業費補助金」は、県内での大規模な映像制作を経済的に強力に支援する制度です。最大2,000万円という手厚い補助は、制作コストの大きな助けとなります。富士山や南アルプスなどの雄大な自然、歴史的な街並みなど、多彩なロケーションを誇る山梨県を舞台に、魅力的な映像作品を制作してみませんか。申請は随時受付中ですので、映像制作事業者の皆様はぜひこの機会の活用をご検討ください。