高知県の新興感染症対策を強化する設備整備補助金
高知県では、将来発生しうる新興感染症に迅速かつ効果的に対応できる医療提供体制を構築するため、「高知県新興感染症対応医療機関設備整備事業費補助金」を実施しています。この補助金は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」の改正に基づき、県と医療措置協定を締結した医療機関の対応力強化を目的としています。
この補助金のポイント
- 新興感染症に対応するための施設・設備整備費用を補助
- 最大で2,942万円/室という手厚い支援
- 対象は高知県と医療措置協定を締結した医療機関
- 将来のパンデミックに備え、地域医療の基盤を強化
補助金の概要
本事業の主な内容は以下の通りです。詳細な条件は必ず公式サイトの交付要綱をご確認ください。
項目 | 内容 |
---|---|
補助金名 | 高知県新興感染症対応医療機関設備整備事業費補助金 |
実施機関 | 高知県(健康政策部 健康対策課) |
補助上限額 | 最大 2,942万円/室 ※事業内容により変動 |
補助率 | 2/3 または 10/10 ※事業内容による |
公募期間 | 2025年4月9日〜(予算がなくなり次第終了) ※対象医療機関へ個別に案内。年度により異なります。 |
補助対象となる事業者
この補助金の対象となるのは、高知県と医療措置協定を締結している、または締結予定の医療機関等です。
- 病院
- 診療所
- 薬局
- 訪問看護事業所
【重要】申請について
本事業は、対象となる医療機関に対して高知県から個別に依頼文書が送付されます。公募情報を待つのではなく、県からの案内をご確認ください。
補助対象となる経費の例
新興感染症の発生・まん延時に、患者の受け入れや医療提供体制の確保に必要となる施設・設備の整備費用が対象となります。過去の採択事例では、以下のような設備が導入されています。
設備整備の例
- 空気清浄除菌脱臭装置
- HEPAフィルター付空気清浄機
- 個人防護具(PPE)
- その他、感染対策に必要な医療機器など
施設整備の例
- 陰圧装置の設置工事
- 発熱外来用のゾーニング改修
- 換気設備の強化工事
申請手続きの流れ
申請は概ね以下のステップで進みます。詳細は県からの案内や交付要綱で必ず確認してください。
- 1県からの個別案内
対象医療機関に、事業に関する依頼文書が送付されます。 - 2申請書類の準備・提出
公式サイトから様式をダウンロードし、事業計画書や見積書等を添えて提出します。 - 3交付決定
審査後、県から交付決定通知が届きます。 - 4事業の実施
交付決定後に、設備の購入や工事に着手します。 - 5実績報告
事業完了後、実績報告書を提出します。 - 6補助金の支払い
報告書の内容が確定した後、補助金が支払われます。
次年度以降の事業について
高知県では、次年度(令和8年度など)の予算編成に向けた要望調査も実施しています。継続的な支援が予定されているため、今後設備整備を計画している医療機関は、県のホームページを定期的に確認することをおすすめします。
公式情報・お問い合わせ先
最新の情報、交付要綱、Q&A、申請様式などは、必ず高知県の公式ページでご確認ください。
お問い合わせ先
高知県 健康政策部 健康対策課 感染症担当
所在地:〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話:088-823-9677
メール:kochi-kyoutei@ken.pref.kochi.lg.jp