奄美群島の豊かな自然を未来へつなぐため、子どもたちが主役となる環境学習や保全活動を支援する助成金が公募されています。奄美群島広域事務組合が実施する「奄美群島の宝を次世代につなぐ助成事業」は、上限30万円で地域の民間団体の取り組みを力強く後押しします。
この助成金の3つのポイント
- 子どもが主役: 18歳以下の子どもが主たる参加者となる活動が対象です。
- 幅広い活動を支援: 環境学習、環境保全、郷土教育の3つの分野で申請可能です。
- 上限30万円を助成: 活動に必要な経費をしっかりとサポートします。
助成事業の概要
本事業は、世界自然遺産である奄美群島の貴重な自然環境について、子どもたちの理解と保全意識を高めることを目的としています。財源は「世界自然遺産基金」への寄付金が活用されており、奄美群島内に住所を持つ民間団体が対象となります。
項目 | 内容 |
---|---|
助成金額 | 助成対象経費の額、または30万円のいずれか少ない方の額 |
対象者 | 奄美群島内に住所を有する民間団体(NPO法人、ボランティア団体等) |
対象事業 | 環境学習活動、環境保全活動、郷土教育活動 |
募集期間 | 令和7年5月1日~令和8年2月6日(水)17時必着 |
事業実施期間 | 交付決定日~令和8年2月27日(金)まで |
実施団体 | 奄美群島広域事務組合 |
対象となる活動内容
助成の対象となるのは、以下の3つのカテゴリーに分類される事業です。いずれも奄美群島の子ども(18歳以下)が主たる参加者であり、参加者のうち概ね5人以上が子どもであることが条件です。
1. 環境学習活動
奄美の自然について学ぶ学習会やフィールドワークが対象です。
- 専門家を招いてのサンゴ礁やマングローブ林の生態学習会
- アマミノクロウサギなど希少野生生物の観察会
- 地域の自然を活用した自然体験プログラム
2. 環境保全活動
自然を守るための具体的なアクションが対象です。
- 海岸や河川のクリーンアップ活動
- 外来種の駆除活動
- 在来種や地域の伝統的な作物の植栽活動
3. 郷土教育活動
奄美の文化や歴史を学び、次世代に継承する活動が対象です。
- シマ唄や八月踊りなどの伝統文化体験教室
- 地域の歴史や史跡を巡る学習ツアー
- 伝統的な食文化を学ぶ料理教室
申請から交付までの流れ
申請は申請順に審査され、予算の上限に達し次第、募集が締め切られる可能性があります。早めの準備と申請をおすすめします。
- 1書類の準備: 公式サイトから募集要項と申請様式をダウンロードし、事業計画書や収支予算書を作成します。
- 2申請: 必要書類を揃え、指定されたメールアドレスに送付します。
- 3審査・交付決定: 事務組合にて交付基準に合致するか確認され、申請順に交付が決定されます。
- 4事業実施: 交付決定後、計画に沿って事業を実施します。
- 5実績報告: 事業完了後、実績報告書(第3号様式)等を提出します。
- 6助成金交付: 実績報告書の内容が確認された後、交付請求書(第5号様式)に基づき助成金が支払われます。
申請時の注意点
申請書類に不備があると審査が遅れる可能性があります。提出前に、募集要項をよく読み、必要書類がすべて揃っているか、記入漏れがないか必ず確認しましょう。
公式情報・お問い合わせ
本助成金の詳細な規定や最新情報、申請書類のダウンロードは、必ず公式サイトをご確認ください。
お問い合わせ先
奄美群島広域事務組合 奄美振興課 エコツーリズム推進係
電話: 0997-52-6032
Mail: ecotourism@amami.or.jp