津奈木町サテライトオフィス等支援事業補助金の概要
熊本県葦北郡津奈木町では、町の経済発展、産業振興、そして新たな雇用機会の創出を目的として「津奈木町サテライトオフィス等支援事業補助金」を実施しています。この制度は、町内の空き家などを活用してサテライトオフィスやコワーキングスペースを開設する事業者を対象に、初期投資や運営コストの一部を支援するものです。最大300万円という手厚い支援で、地方への拠点設置を強力に後押しします。
制度のポイント
- 最大300万円の補助: 事業内容に応じて、複数の支援メニューを組み合わせ可能。
- 幅広い経費をカバー: 建物の改修費から、設備投資、賃料、通信費、さらには新規雇用者の人件費まで対象。
- 空き家活用を促進: 遊休資産となっている空き家を有効活用し、地域活性化に貢献。
- 多様な事業者が対象: 法人はもちろん、組合や社団・財団法人なども申請可能です。
補助対象事業と補助率・上限額
本補助金は、事業内容に応じて6つの支援メニューが用意されています。それぞれの詳細を見ていきましょう。
1. 建物改修補助金
サテライトオフィス等として使用する建物の改修工事にかかる費用を補助します。内装工事や設備の更新などに活用できます。
- 補助率: 対象経費の2/3以内
- 下限額: 10万円
- 対象経費例: 内装工事費、外装工事費、電気・水道・ガス工事費、バリアフリー化工事費など
2. 投下固定資産額及び投下リース資産額補助金
事業に必要な設備や備品の導入を支援します。購入だけでなく、リースも対象となるのが特徴です。
- 補助率: 対象経費の1/3以内
- 対象経費例: サーバー、パソコン、複合機、デスク、チェア、業務用ソフトウェアなど
3. 旅費補助金
オフィス開設に伴う視察や打ち合わせなどで発生する旅費を補助します。
- 補助率: 対象経費の10/10(全額)
- 対象経費例: 交通費、宿泊費など
4. 事業所賃借料補助金
オフィスの賃料負担を軽減するための補助です。ランニングコストの削減に繋がります。
- 補助率: 対象経費の1/2以内
- 対象経費例: 事業所の月額賃料、共益費など
5. 専用通信回線・クラウドサービス使用料補助金
現代のビジネスに不可欠な通信環境の整備費用を支援します。
- 補助率: 対象経費の1/2以内
- 対象経費例: 光回線などの専用通信回線使用料、業務用のクラウドサービス利用料など
6. 新規雇用者補助金
サテライトオフィスの開設に伴い、新たに町民を雇用した場合に定額で補助します。地域の雇用創出に直接貢献する企業を支援します。
- 補助額: 定額(※詳細な金額は津奈木町役場にご確認ください)
募集要項まとめ
| 対象事業者 | 津奈木町内で空き家等を活用してサテライトオフィス等を開設する以下の事業者 ・法人 ・組合、団体等 ・社団法人、財団法人 |
|---|---|
| 申請期間 | 2025年9月18日〜 ※予算の上限に達し次第、受付を終了する可能性があります。 |
| 申請方法 | 申請書類を準備の上、担当窓口へ提出(郵送または持参)。申請前に事前相談を行うことを強く推奨します。 |
| 必要書類(例) | 事業計画書、収支予算書、法人の登記事項証明書、納税証明書、改修工事の見積書、購入する備品のカタログなど。詳細は公式の公募要領をご確認ください。 |
| 問い合わせ先 | 津奈木町役場 政策企画課 電話番号: 0966-78-3111 |
まとめ
「津奈木町サテライトオフィス等支援事業補助金」は、熊本県津奈木町への企業進出や拠点設置を検討している事業者にとって、非常に魅力的な制度です。初期投資の大きなハードルとなる建物改修費や設備投資、そして継続的な負担となる賃料や通信費まで幅広くカバーしているため、スムーズな事業立ち上げが可能です。自然豊かな環境で新しい働き方を実現したい企業は、ぜひこの機会に活用を検討してみてはいかがでしょうか。まずは津奈木町役場の担当窓口へ相談してみることをお勧めします。
対象者・対象事業
町内の空き家等を活用してサテライトオフィス等を開設する法人、組合・団体等、社団法人・財団法人
必要書類(詳細)
事業計画書、収支予算書、法人の登記事項証明書、納税証明書、改修等の見積書、購入設備のカタログなど。詳細は公式の公募要領をご確認ください。
対象経費(詳細)
建物改修費、投下固定資産・リース資産の購入費、事業所開設に伴う旅費、事業所賃借料、専用通信回線・クラウドサービス使用料、新規雇用者の人件費など