この記事のポイント
- 福島県白河市内の農業者や事業者が対象の補助金
- 農畜産物を活用した新商品開発や販路開拓の経費を支援
- 補助率は対象経費の3分の2、補助上限額は最大50万円
- 5つの事業メニューから自社の取り組みに合わせて選択可能
- 申請は予算がなくなり次第終了のため、早めの相談・準備がおすすめ
白河市アグリビジネス連携事業補助金とは?
福島県白河市では、市内で生産される農畜産物のブランド価値向上と地域経済の活性化を目指し、「アグリビジネス連携事業補助金」を実施しています。この補助金は、市内に事業所を持つ農業者や事業者が、地域の農畜産物を活用して行う新商品の開発やパッケージデザインの改良、新たな販路の開拓といった取り組みを力強くサポートする制度です。
自慢の農産物をもっと多くの人に届けたい、新しい加工品を作ってビジネスを拡大したい、と考えている事業者にとって、非常に魅力的な補助金です。本記事では、その詳細な内容や申請方法について分かりやすく解説します。
補助金の概要
| 補助金名 | 白河市アグリビジネス連携事業補助金 |
|---|---|
| 実施自治体 | 福島県白河市 |
| 対象者 | 市内に住所または事業所、事務所を有する方 |
| 補助上限額 | 15万円~50万円(事業内容による) |
| 補助率 | 補助対象経費の3分の2以内 |
| 公募期間 | 随時受付(予算がなくなり次第終了) |
| 問い合わせ先 | 白河市 農政課 農業振興係(電話: 0248-28-5527) |
5つの補助対象事業メニュー
この補助金は、事業者の多様なニーズに応えるため、5つの事業メニューが用意されています。自社の計画に最も適した事業を選んで申請することができます。
1. 市内農畜産物パッケージ等開発事業
市内産の農畜産物をより魅力的に見せ、有利に販売するためのパッケージやラベルデザインの開発にかかる経費を補助します。
- 補助上限額: 15万円
- 具体例: 新しい商品ラベルのデザイン委託費、贈答用化粧箱の試作費用など
2. 市内農畜産物販路開拓事業
市内産の農畜産物の新たな販路を開拓するための活動にかかる経費を補助します。
- 補助上限額: 30万円
- 具体例: 首都圏での商談会や物産展への出展料、バイヤーへのサンプル送付費用、PR用パンフレット作成費など
3. 新商品プラン創出事業
新しい商品を開発する前段階として、ビジネスプランを作成するための調査や研究にかかる経費を補助します。
- 補助上限額: 30万円
- 具体例: 市場調査や消費者アンケートの実施費用、専門家へのコンサルティング費用など
4. 新商品事業化推進事業
実際に新商品を開発し、事業化するための経費を補助します。商品のネーミングやパッケージデザイン開発など、認知度向上に向けた経費も対象です。
- 補助上限額: 50万円(最大)
- 具体例: 加工用機械の導入費、試作品の原材料費、成分分析の委託費、商品名の商標登録費用など
5. 新商品販路開拓等事業
開発した新商品の販路を開拓する活動や、それに伴う商品の改良(パッケージデザインの変更等)にかかる経費を補助します。
- 補助上限額: 30万円
- 具体例: ECサイトの構築費用、展示会への出展費用、商品のブラッシュアップにかかる費用など
補助対象経費と対象外経費
補助金を申請する上で、どの経費が対象になるのかを正確に把握することが重要です。
主な補助対象経費の例
- 報償費(専門家への謝礼など)
- 旅費(販路開拓のための交通費、宿泊費など)
- 消耗品費
- 印刷製本費(パンフレット、チラシなど)
- 通信運搬費
- 委託料(デザイン委託、市場調査委託など)
- 使用料及び賃借料(会場借上料など)
- 原材料費(試作品開発にかかるもの)
- 備品購入費(事業に必要な機械装置など)
補助対象とならない経費
以下の経費は補助の対象となりませんのでご注意ください。
- 人件費、食糧費、懇親会費などの個人的経費
- 汎用性が高く、目的外使用になりうるもの(パソコン、スマートフォンなど)の購入費
- 消費税及び地方消費税相当額
- その他、事業に直接関係しないと判断される経費
申請の流れと必要書類
申請を検討している方は、以下の流れを参考に準備を進めましょう。まずは担当課への事前相談をお勧めします。
- 事前相談: まずは白河市農政課に事業内容を相談し、補助金の対象となるか確認します。
- 申請書類の準備: 白河市の公式ホームページから必要書類をダウンロードし、「アグリビジネス連携事業計画書」などを作成します。
- 申請: 準備した書類を農政課に提出します。
- 審査・交付決定: 市による審査が行われ、採択されると交付決定通知が届きます。
- 事業実施: 交付決定後に事業を開始します。(※交付決定前の経費は対象外です)
- 実績報告: 事業完了後、定められた期間内に「補助事業等実績報告書」と関係書類を提出します。
- 補助金額の確定・交付: 実績報告書の内容が審査され、補助金額が確定した後、指定の口座に補助金が振り込まれます。
主な必要書類
- 補助金等交付申請書
- アグリビジネス連携事業計画書
- 収支予算書
- 市税の納税証明書
※事業完了後には実績報告書や収支決算書などが必要です。最新の情報や詳細な様式は、必ず白河市公式ホームページでご確認ください。
白河市のその他の農業関連支援
白河市では、本補助金の他にも農業者を支援する様々な制度を用意しています。
- 人・農地相談センター: 農業に関する様々なお悩みに専門の相談員が対応する窓口です。経営改善や後継者問題など、気軽に相談できます。
- 新規就農者育成総合対策: 50歳未満の新規就農者に対し、最長3年間、経営開始資金(月額12.5万円)を支給する制度です。
- 農業用施設維持“結”支援事業: 町内会が実施する農業用施設の保全活動に対し、U字溝などの材料を支給する事業です。
これらの制度と組み合わせることで、より効果的な事業展開が可能になる場合もあります。詳しくは市の農政課までお問い合わせください。
まとめ
白河市アグリビジネス連携事業補助金は、地域の農畜産物を活用した新しい挑戦を後押しする、非常に価値のある制度です。補助率が3分の2と高く、最大50万円の支援を受けられるため、これまで費用面で躊躇していた商品開発や販路開拓に踏み出す絶好の機会と言えるでしょう。
この補助金は予算がなくなり次第、募集が終了してしまいます。関心のある事業者様は、アイデアが固まった段階で、まずは一度、白河市農政課へ相談してみてはいかがでしょうか。
対象者・対象事業
市内に住所または事業所、事務所を有する農業者、食品関連事業者等
必要書類(詳細)
補助金等交付申請書, アグリビジネス連携事業計画書, 収支予算書, 市税の納税証明書, 補助事業等実績報告書など。詳細は白河市公式ホームページをご確認ください。
対象経費(詳細)
報償費(専門家謝礼等)、旅費、消耗品費、印刷製本費、通信運搬費、委託料(デザイン、調査等)、使用料及び賃借料、原材料費、備品購入費(機械装置等)など。詳細は要綱をご確認ください。
対象者・対象事業
市内に住所または事業所、事務所を有する農業者、食品関連事業者等
必要書類(詳細)
補助金等交付申請書, アグリビジネス連携事業計画書, 収支予算書, 市税の納税証明書, 補助事業等実績報告書など。詳細は白河市公式ホームページをご確認ください。
対象経費(詳細)
報償費(専門家謝礼等)、旅費、消耗品費、印刷製本費、通信運搬費、委託料(デザイン、調査等)、使用料及び賃借料、原材料費、備品購入費(機械装置等)など。詳細は要綱をご確認ください。
対象者・対象事業
市内に住所または事業所、事務所を有する農業者、食品関連事業者等
必要書類(詳細)
補助金等交付申請書, アグリビジネス連携事業計画書, 収支予算書, 市税の納税証明書, 補助事業等実績報告書など。詳細は白河市公式ホームページをご確認ください。
対象経費(詳細)
報償費(専門家謝礼等)、旅費、消耗品費、印刷製本費、通信運搬費、委託料(デザイン、調査等)、使用料及び賃借料、原材料費、備品購入費(機械装置等)など。詳細は要綱をご確認ください。