【令和8年度準備】春日井市都市緑化推進事業補助金とは?
愛知県春日井市では、緑あふれる美しいまちづくりを推進するため、個人や民間企業等が行う一定規模以上の緑化活動に対し、経費の一部を補助する「都市緑化推進事業補助金」を実施しています。この制度は「あいち森と緑づくり税」を活用したもので、屋上緑化や生垣の設置など、様々な緑化工事が対象となります。
この記事のポイント
- 屋上緑化や生垣設置などの緑化工事費用の一部を補助
- 補助率は対象経費の2分の1、上限額は最大500万円
- 令和7年度は受付終了、令和8年度の事前相談を受付中!
- 事業に着手する前の申請が必須なので、早めの準備が重要
令和7年度の申請は予算額に達したため終了しましたが、既に令和8年度分の事前相談が始まっています。来年度の緑化計画をお考えの方は、今から準備を進めましょう。
補助金の概要
本補助金の基本的な情報を表にまとめました。
項目 | 内容 |
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補助金額 | 対象経費の1/2(上限500万円) |
対象者 | 市内で緑化事業を行う個人・事業者(市税の滞納がないこと) |
対象地域 | 春日井市内の市街化区域及び市街化調整区域内の既存集落 |
受付期間(参考) | 例年4月1日~12月28日頃 ※予算に達し次第終了 |
実施機関 | 春日井市 |
対象となる事業と要件
補助金の対象となるのは、以下の緑化事業です。事業ごとに面積や延長、公開性などの要件が定められています。
対象事業の種類と規模要件
- 屋上緑化、壁面緑化、空地緑化、駐車場緑化: 緑化面積が50㎡以上
- 生垣設置: 延長が15m以上
- 民有樹林地活用型: 樹林地面積の1/4を超えない面積で、かつ50㎡以上(既存樹林地は200㎡以上)
事業ごとの詳細要件
事業内容 | 主な要件 |
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屋上・壁面・空地・駐車場緑化 | ①公開性があること(誰でも眺望できる等) ②中高木の植栽面積が緑化面積の25%以上であること ※いずれかを満たすこと |
生垣設置 | ①公道等への接道延長が全体の50%以上 ②1mあたり2本以上植栽し、高さが0.9m以上 ※両方を満たすこと |
民有樹林地活用型 | 公開性があること(誰でも眺望できる等) |
補助金額と対象経費
補助金額は、対象経費の2分の1で、上限は500万円です。ただし、事業内容によって補助限度額が設定されており、その範囲内での交付となります。
補助限度額(事業別)
事業内容 | 補助限度額の計算方法 |
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屋上緑化・壁面緑化 | 緑化面積(㎡) × 30,000円 |
駐車場緑化 | 緑化面積(㎡) × 20,000円 |
空地緑化 | 緑化面積(㎡) × 15,000円 |
生垣設置 | 生垣の延長(m) × 5,000円 |
民有樹林地活用型 | 緑化面積(㎡) × 10,000円 |
対象となる経費
植栽、植栽基盤、かん水施設の整備費用、生垣設置費用、表示板設置費用などが対象です。民有樹林地活用型の場合は、園路整備や柵、ベンチの設置費用なども含まれます。
※樹木等の生育期間が2年を見込めないものは対象外です。
申請の流れと注意点
申請を検討する際は、以下の流れと注意点を必ず確認してください。
- Step 1: 事前相談
計画段階で、必ず市の公園緑地課に相談します。要件に合致するか、予算状況などを確認しましょう。 - Step 2: 交付申請【事業着手前】
必要書類を揃え、必ず事業に着手する前に申請書を提出します。 - Step 3: 交付決定
市から交付決定通知書が届きます。この通知を受け取ってから事業に着手してください。 - Step 4: 事業実施・完了報告
事業を完了させ、完了報告書と関係書類を提出します。申請した年度内に完了させる必要があります。 - Step 5: 補助金交付
市の検査後、補助金額が確定し、指定の口座に振り込まれます。
⚠️ 最重要注意点
- 着手後の申請は絶対に受理されません。必ず交付決定後に工事を開始してください。
- 申請した年度内に事業を完了させる必要があります。
- 県の補助金を利用しているため、市の予算がなくなると年度途中でも受付が終了します。
まとめと問い合わせ先
春日井市の都市緑化推進事業補助金は、まちの景観向上や環境改善に貢献しながら、経済的な負担を軽減できる魅力的な制度です。令和8年度の活用を目指す方は、今すぐ事前相談から始めることをおすすめします。計画的に準備を進め、緑豊かな空間づくりを実現しましょう。