札幌丘珠空港の利用促進！旅行会社の広告費を最大10万円支援

札幌市では、札幌丘珠空港の認知度向上と利用促進を目的として、丘珠空港を発着する旅行商品を企画・販売する旅行会社を対象に、広告作成費用の一部を助成する「札幌丘珠空港利用旅行商品造成助成制度」を実施しています。この制度を活用し、魅力的な旅行商品を広くPRしませんか？

助成制度の概要

本制度のポイントを分かりやすく表にまとめました。

助成対象となる事業者

本助成金の対象となるのは、以下の条件を満たす事業者です。

• 旅行業法第3条に定める登録を受けた旅行業を営む事業者
• 法人格を持つ者の本店または支店であること
• 後述する対象旅行商品を企画し、販売、催行したこと

全国の旅行会社が対象となりますが、上記の登録要件を満たしている必要があります。

助成対象となる旅行商品

助成の対象となるのは、以下のいずれかに該当する募集型企画旅行商品です。

1. 定期便利用旅行商品

札幌丘珠空港を発着する定期便を利用する旅行商品が対象です。

2. チャーター便利用旅行商品

催行日において札幌丘珠空港との定期路線が運航していない空港と、札幌丘珠空港を結ぶチャーター便を利用する旅行商品が対象です。

助成対象となる経費

助成の対象となるのは、旅行商品の販売に係る広告掲載費用です。具体的には以下のようなものが該当します。

• チラシ・パンフレット等の作成費用
• テレビ・ラジオCMの放映費用
• 新聞・雑誌への広告掲載費用
• Web広告（バナー広告、リスティング広告など）の掲載費用

【注意点】
広告は、広く一般に発行・掲載される媒体であることが条件です。そのため、自社のホームページや宿泊予約サイトへの情報掲載のみの場合は対象外となりますのでご注意ください。

助成額と補助率

助成額は以下の通り計算されます。

• 補助率: 対象経費のうち、交付対象者（旅行会社）の負担額の2分の1相当額
• 上限額: 10万円（片道利用の旅行商品の場合は5万円）
• 千円未満の端数は切り捨てとなります。

申請の主な条件

申請にあたっては、以下の条件を満たす必要があります。

1. 広告等に「札幌丘珠空港発着」など、丘珠空港を利用する商品であることが明確にわかるように記載すること。
2. 助成金を申請する年度の3月末日までに旅行の催行を完了すること。
3. 同一の事業者が助成を受けられる回数には制限があります。
   • 定期便利用商品：1回まで
   • チャーター便利用商品：1路線あたり1回まで
4. 原則として、催行中止となった場合は助成対象外です。ただし、天災や感染症拡大による緊急事態宣言の発出など、やむを得ない理由による場合は対象となることがあります。

申請手続きの流れ

申請から交付までの大まかな流れは以下の通りです。

1. 【事業者】助成金交付申請: 必要書類を揃え、札幌市の担当課へメールで提出します。
2. 【札幌市】交付決定通知: 市が申請内容を審査し、交付を決定します。
3. 【事業者】事業実施: 旅行商品の広告宣伝、販売、催行を行います。
4. 【事業者】実績報告: 事業完了後、実績報告書と添付書類を提出します。
5. 【札幌市】助成金額の確定・交付: 市が実績報告を審査し、助成金額を確定後、指定口座に助成金を振り込みます。

申請様式は札幌市の公式ホームページからダウンロードできます。

まとめ

「札幌丘珠空港利用旅行商品造成助成制度」は、札幌丘珠空港を活用した旅行商品のプロモーションを強力に後押しする制度です。上限10万円の助成金を活用して、より多くの旅行者に商品の魅力を届け、札幌への誘客につなげましょう。申請には広告内容や催行完了時期などの条件があるため、公募要領をよく確認の上、ぜひご活用ください。