詳細情報
お子様の聞こえに不安を感じていませんか?東京都では、身体障害者手帳の交付対象とならない中等度難聴のお子様を対象に、補聴器の購入費用を助成する「中等度難聴児発達支援事業」を実施しています。この制度を利用することで、お子様の言語習得やコミュニケーション能力の発達を支援し、より豊かな成長をサポートできます。ぜひ、この機会にご活用ください。
中等度難聴児発達支援事業の概要
正式名称:中等度難聴児発達支援事業
実施組織:区市町村(東京都内)
目的・背景:身体障害者手帳の交付対象とならない中等度難聴児に対して、補聴器の装用により言語の習得や生活能力、コミュニケーション能力等の向上を促進し、難聴児の健全な発達を支援することを目的としています。近年、早期の難聴発見と適切な支援の重要性が認識されており、本事業は、その一環として実施されています。
対象者の詳細:東京都内に居住する18歳未満の児童で、両耳の聴力レベルが概ね30dB以上であり、身体障害者手帳(聴覚障害)交付の対象となる聴力ではないこと。また、補聴器の装用により、言語の習得等一定の効果が期待できると医師が判断する方が対象となります。
対象者の所得制限について
対象児童の属する世帯の最多区市町村民税所得割課税者の納税額が46万円以上の場合は対象外となります。所得制限については、お住まいの区市町村の担当窓口にお問い合わせください。
助成金額・補助率
助成額は、基準額と補聴器の購入費用を比較して少ない方の額の9/10(生活保護、低所得世帯は10/10)となります。
計算例:
補聴器の購入費用が10万円、基準額が12万円の場合、助成額は10万円の9/10で9万円となります。
補聴器の購入費用が15万円、基準額が12万円の場合、助成額は12万円の9/10で10.8万円となります。
| 補聴器の種類 | 1台当たりの基準価格 | 
|---|---|
| 高度難聴用ポケット型 | 137,000円 | 
| 高度難聴用耳かけ型 | 144,900円 (足立区、世田谷区、大田区、多摩市) | 
| 重度難聴用ポケット型 | 要確認 | 
| 重度難聴用耳かけ型 | 要確認 | 
| 耳あな型(レディメイド) | 要確認 | 
| 耳あな型(オーダーメイド) | 要確認 | 
| 骨導式ポケット型 | 要確認 | 
| 骨導式眼鏡型 | 要確認 | 
| 付属品の種類 | 1台当たりの基準価格 | 
|---|---|
| 補聴システム(FM型・デジタル方式) ワイヤレスマイク | 98,000円 (東京都) / 135,400円 (足立区、世田谷区、大田区、多摩市) | 
| 補聴システム(FM型・デジタル方式) 受信機 | 80,000円 (東京都) / 97,300円 (足立区、世田谷区、大田区、多摩市) | 
| 補聴システム(FM型・デジタル方式) オーディオシュー | 5,000円 (東京都) / 5,250円 (足立区、世田谷区、大田区、多摩市) | 
※修理費、上記以外の付属品に係る費用は対象外です。
対象者・条件
- 東京都内に居住している18歳未満の児童
- 両耳の聴力レベルが概ね30dB以上であり、身体障害者手帳(聴覚障害)交付の対象となる聴力ではないこと
- 補聴器の装用により、言語の習得等一定の効果が期待できると医師が判断する者
- 対象児童の属する世帯の最多区市町村民税所得割課税者の納税額が46万円未満であること (大田区では令和6年4月1日から区民税所得割課税額が46万円以上の世帯の方も助成対象)
補助対象経費
- 補聴器の購入費用
- 補聴システム(FM型・デジタル方式)の購入費用
※修理費、上記以外の付属品に係る費用は対象外です。
申請方法・手順
- お住まいの区市町村障害福祉担当課に申請の相談をしてください。
- 申請に必要な書類(申請書、医師の意見書、補聴器の見積書など)を準備します。
- 必要書類を揃えて、お住まいの区市町村障害福祉担当課に申請します。
- 区市町村で審査が行われ、助成の可否が決定されます。
- 助成が決定した場合、補聴器を購入し、購入費用を請求します。
必要書類
- 申請書(区市町村の窓口にあります)
- 医師の意見書(区市町村の窓口にあります)
- 補聴器の見積書
- その他、区市町村が必要とする書類
申請期限・スケジュール
申請時期については、お住まいの区市町村にお問い合わせください。
採択のポイント
審査基準は、対象要件を満たしているか、医師の意見書の内容、補聴器の必要性などが考慮されます。申請書には、お子様の聴力状況や補聴器の必要性を具体的に記載することが重要です。
採択率については、公表されていません。詳細はお住まいの区市町村にお問い合わせください。
よくある質問(FAQ)
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Q: 身体障害者手帳を持っていなくても申請できますか? A: はい、身体障害者手帳の交付対象とならない中等度難聴のお子様が対象です。 
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Q: 助成対象となる補聴器の種類は? A: 高度難聴用ポケット型、高度難聴用耳かけ型、重度難聴用ポケット型、重度難聴用耳かけ型、耳あな型(レディメイド)、耳あな型(オーダーメイド)、骨導式ポケット型、骨導式眼鏡型などが対象となります。詳細は、お住まいの区市町村にお問い合わせください。 
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Q: 申請に必要な医師の意見書は、どの医療機関で書いてもらえますか? A: お住まいの区市町村が指定する医療機関、または耳鼻咽喉科を受診し、医師に意見書の作成を依頼してください。 
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Q: 補聴器の購入前に申請が必要ですか? A: はい、必ず補聴器を購入する前に申請し、助成の決定を受けてから購入してください。助成決定前に購入した補聴器は、助成の対象になりません。 
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Q: 申請はどこで行いますか? A: お住まいの区市町村の障害福祉担当課で申請を受け付けています。 
まとめ・行動喚起
東京都の中等度難聴児発達支援事業は、お子様の聞こえをサポートし、健やかな成長を応援する制度です。対象となる方は、ぜひお住まいの区市町村の障害福祉担当課にお問い合わせください。早期の相談と申請で、お子様の未来を広げましょう。
問い合わせ先:
お住まいの区市町村障害福祉担当窓口又は
東京都福祉保健局障害者施策推進部地域生活支援課
電話:03-5320-4324
FAX:03-5388-1408
※事業実施の有無等については、お住まいの区市町村へ直接お問い合わせください。
