【松江市】宿泊税対応のレジ改修に最大25万円/施設！システム導入補助金を解説

島根県松江市では、令和7年12月1日からの宿泊税導入に伴い、宿泊事業者の事務負担を軽減するための補助金制度を開始します。既存のレジシステム改修や新しいシステムの導入にかかる費用の一部を補助するもので、宿泊施設の円滑な運営をサポートします。この記事では、「松江市宿泊税レジシステム改修等補助金」の概要から対象経費、申請方法までを分かりやすく解説します。

補助金制度の概要

まずは、補助金の基本情報を確認しましょう。

補助対象となる事業者と要件

この補助金を利用できるのは、松江市内で旅館業または住宅宿泊事業を経営し、以下の要件をすべて満たす事業者です。

• 宿泊税特別徴収義務者としての登録を申請していること。
• 市税を滞納していないこと。
• 暴力団との関係を有していないこと。

補助対象となる経費・ならない経費

何に補助金が使えるのか、対象経費をしっかり確認しましょう。

⭕ 補助対象となる経費

• 既存のレジシステム（PMS、POSレジ等）の改修費用
• 新たなレジシステムの構築費用
• ハードウェア及びソフトウェアの購入費用（メーカー直販又は家電量販店からの購入に限る）

❌ 補助対象とならない経費

• クラウドサービスの月額・年間使用料、保守料
• 消費税及び地方消費税
• 交通費や飲食費などの諸経費
• 個人売買やネットオークション等での購入費
• 送料や通信販売手数料
• 国や他の自治体の補助金対象となっている経費

補助額はいくら？計算方法を解説

補助額は、以下の計算式で算出されます。

【計算例】

例1：市内に1施設を運営。80万円のシステム改修を行った場合
補助対象経費：80万円
補助額の計算：80万円 × 1/2 = 40万円
上限額：1施設 × 25万円 = 25万円
→ 補助額は上限の25万円となります。

例2：市内に2施設を運営。合計60万円のシステム改修を行った場合
補助対象経費：60万円
補助額の計算：60万円 × 1/2 = 30万円
上限額：2施設 × 25万円 = 50万円
→ 補助額は計算通りの30万円となります。

申請から補助金交付までの流れ

申請手続きは、事業の段階に応じて複数のステップに分かれています。必要な書類を準備して、適切なタイミングで提出しましょう。

1. 交付申請
   事業開始前に、交付申請書と見積書等を提出します。
2. 交付決定
   市が内容を審査し、交付決定通知書が送付されます。
3. 事業の実施・支払い
   交付決定後に、システムの改修や購入、支払いを完了させます。
4. 実績報告
   事業完了後、速やかに実績報告書と領収書等を提出します。
5. 請求・補助金交付
   実績報告の手続き完了後、請求書を提出すると、指定口座に補助金が振り込まれます。

申請方法と提出先

申請は、以下のいずれかの方法で行えます。

• 市民税課諸税係へ郵送
• 市民税課諸税係へ持参
• 「しまね電子申請サービス」から電子申請

まとめ

松江市の宿泊税導入は、事業者にとって新たな対応が求められます。この補助金を活用することで、システム改修にかかる経済的負担を大幅に軽減できます。申請期間は限られていますので、計画的に準備を進めましょう。

• 対象者：松江市内の旅館業・住宅宿泊事業者
• 補助内容：レジシステム改修・導入費用の1/2（上限：施設数×25万円）
• 申請期間：令和7年6月2日～12月26日

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