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【柳川市】不妊治療の先進医療費助成金|最大5万円!申請方法を解説

詳細情報

福岡県柳川市で、不妊治療の一環として先進医療を検討されているご夫婦に朗報です。経済的な負担を軽減し、希望する治療に専念できるよう、福岡県が実施する「不妊に悩む方への先進医療支援事業」が利用できます。この制度は、保険適用の特定不妊治療と併せて行われる先進医療の費用の一部を、1回の治療あたり最大5万円まで助成するものです。柳川市にお住まいの方ももちろん対象となります。この記事では、柳川市民がこの助成金を最大限に活用できるよう、対象者の条件から申請の具体的なステップ、必要書類、そして採択されるためのポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。高額になりがちな先進医療費の負担を少しでも軽くし、安心して治療に臨むための一助となれば幸いです。

この助成金のポイント

  • 柳川市民が対象の福岡県の制度
  • 保険適用の特定不妊治療と併用する先進医療の費用を助成
  • 1回の治療につき最大5万円(費用の7割)を支給
  • 妻の年齢が43歳未満のご夫婦が対象
  • 申請は郵送のみで受付

助成金の概要

正式名称と実施組織

この助成金の正式名称は「福岡県不妊に悩む方への先進医療支援事業」です。実施主体は福岡県で、柳川市を含む県内にお住まいの方が対象となります。柳川市独自の子育て支援策と合わせて、県レベルでの手厚いサポートが受けられるのが特徴です。

目的・背景

2022年4月から不妊治療の多くが保険適用となりましたが、より効果的な治療を目指すために選択される「先進医療」は、依然として全額自己負担です。この経済的負担が、子どもを望む夫婦にとって大きな障壁となることがあります。そこで福岡県では、保険診療と併用して行われる先進医療にかかる費用の一部を助成することで、経済的負担を軽減し、安心して治療を受けられる環境を整えることを目的としています。

助成金額・補助率

助成金の額は、1回の治療でかかった先進医療の費用によって決まります。具体的な計算方法と上限額をしっかり理解しておきましょう。

項目 内容
補助率 先進医療にかかった費用の10分の7(70%)
上限額 1回の治療あたり 50,000円
計算方法 助成額の算出後、1,000円未満は切り捨て

具体的な計算例

【例1】先進医療に45,000円かかった場合
計算式: 45,000円 × 0.7 = 31,500円
1,000円未満を切り捨てるため、助成額は31,000円となります。

【例2】先進医療に100,000円かかった場合
計算式: 100,000円 × 0.7 = 70,000円
上限額の50,000円を超えるため、助成額は50,000円となります。

対象者・条件

助成を受けるためには、以下のすべての要件を満たす必要があります。申請前にご自身が該当するか必ず確認してください。

  • 法律婚または事実婚の夫婦であること。
    (事実婚の場合、生まれてくる子について認知を行う意向があることが必要です)
  • 特定不妊治療の開始日における妻の年齢が43歳未満であること。
    (「治療開始日」とは、医師が治療計画を立てた日を指します)
  • 治療開始日から申請日まで、夫婦のどちらか一方または両方が柳川市を含む福岡県内に住所を有していること。
  • 保険診療として特定不妊治療(体外受精・顕微授精)を受けていること。
    (全額自費での治療は対象外です)

注意点:治療回数の制限はありません
この助成事業には、治療回数の上限は設けられていません。ただし、助成の対象となるのはあくまで「1回の治療」ごとです。「1回の治療」とは、治療計画の作成から採卵、胚移植、妊娠判定までの一連の流れを指します。

補助対象経費

助成の対象となるのは、保険適用の特定不妊治療と併せて実施された、厚生労働省が定める「先進医療」にかかる費用のみです。保険診療分の費用や、治療に直接関係のない入院費、食事代などは対象外です。

対象となる先進医療の例

以下は対象となる先進医療の一例です。ご自身が受ける治療が対象になるか、事前に医療機関にご確認ください。

  • タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
  • 子宮内膜刺激術(SEET法)
  • 子宮内膜受容能検査(ERA)
  • 子宮内細菌叢検査(EMMA/ALICE)
  • 強拡大顕微鏡を用いた形態学的精子選択術(IMSI)
  • 着床前胚異数性検査(PGT-A) など

※対象となる先進医療は変更される可能性があるため、最新の情報は福岡県の公式サイトや厚生労働省のホームページでご確認ください。

申請方法・手順

申請は郵送のみで受け付けています。窓口への持参はできませんのでご注意ください。以下のステップに沿って、不備のないように準備を進めましょう。

Step 1: 申請期限の確認

原則として、「1回の治療」が終了した日の属する年度の末日(3月31日)までに申請が必要です(当日消印有効)。例えば、令和7年10月1日に治療が終了した場合、申請期限は令和8年3月31日です。治療が3月など年度末に近い場合は、翌年度の4月30日まで延長が認められる「やむを得ない事情」に該当する可能性がありますので、早めに準備しましょう。

Step 2: 必要書類の準備

以下の書類をすべて揃えます。申請書や証明書は福岡県のホームページからダウンロードできます。

書類名 入手先・注意点
1. 事業申請書 県のHPからダウンロード。ご夫婦で記入。(原本)
2. 受診等証明書 県のHPからダウンロードし、医療機関に作成を依頼。(原本)
3. 領収書 先進医療にかかった費用の領収書。(コピー可)
4. 住民票の写し 柳川市役所で取得。続柄記載、3ヶ月以内のもの。(原本)
5. 戸籍謄本 住民票で婚姻関係が確認できない場合のみ必要。(原本)
6. 事実婚関係に関する申立書 事実婚の場合のみ必要。県のHPからダウンロード。
7. 振込先口座がわかるもの 通帳やキャッシュカードの写し。(コピー可)

Step 3: 書類の郵送

すべての書類が揃ったら、封筒に入れ、朱書きで「申請書 在中」と明記の上、以下の宛先に郵送します。

〒812-0012
福岡市博多区博多駅中央街8-1 博多郵便局留
麻生教育サービス株式会社 先進医療支援係 宛

重要:簡易書留で送付しましょう
郵送事故を防ぐため、必ず簡易書留や特定記録郵便など、配達記録が残る方法で送付してください。追跡番号は、助成決定通知書が届くまで大切に保管しておきましょう。

採択のポイント

この助成金は、要件を満たし、書類に不備がなければ基本的に採択されます。しかし、ささいなミスで審査が遅れたり、不承認になったりすることもあります。以下のポイントを押さえて、スムーズな採択を目指しましょう。

  • 書類の記入漏れ・ミスをなくす:申請書は記入例をよく確認し、一字一句丁寧に書きましょう。特に金額や日付の間違いに注意してください。
  • 医療機関との連携:「受診等証明書」は医療機関に作成を依頼する必要があります。治療終了後、速やかに依頼し、内容に間違いがないか受け取る際に確認しましょう。
  • 期限を厳守する:申請期限は絶対です。治療が終わったら、すぐに書類準備に取り掛かる習慣をつけましょう。
  • 提出前にコピーを取る:提出した書類は返却されません。医療費控除の申請などで必要になる場合もあるため、必ずすべての書類のコピーを保管しておきましょう。

よくある不採択理由

  • 申請期限を過ぎていた。
  • 全額自費診療の治療だった(保険診療との併用が必須)。
  • 妻の治療開始年齢が43歳以上だった。
  • 提出書類に不備があり、修正依頼に応じなかった。
  • 福岡県外に転出してしまった。

よくある質問(FAQ)

Q1. 柳川市に引っ越してきたばかりでも申請できますか?

A1. はい、申請できます。ただし、「治療開始日から申請日まで継続して」福岡県内(柳川市を含む)に住所があることが条件です。治療開始時に県外にお住まいだった場合は対象外となる可能性がありますので、ご注意ください。

Q2. 夫は単身赴任で県外に住んでいますが、対象になりますか?

A2. はい、対象になります。ご夫婦のどちらか一方が柳川市を含む福岡県内に住所があれば要件を満たします。

Q3. 治療を途中でやむを得ず中止した場合も対象になりますか?

A3. はい、医師の判断により治療を中止した場合も「1回の治療」とみなされ、そこまでにかかった先進医療費は助成の対象となります。受診等証明書にその旨を記載してもらう必要があります。

Q4. 申請してから振り込まれるまで、どのくらいかかりますか?

A4. 書類に不備がなければ、通常2〜3ヶ月程度で指定の口座に振り込まれます。ただし、年度末(2月〜3月)は申請が集中するため、3〜4ヶ月以上かかる場合もあります。

Q5. 事実婚でも申請できますか?必要な追加書類はありますか?

A5. はい、事実婚のご夫婦も対象です。その場合、通常の書類に加えて「事実婚関係に関する申立書」の提出が必要です。また、住民票はご夫婦それぞれのものが必要となります。

まとめ・行動喚起

今回は、柳川市にお住まいの方が利用できる「福岡県不妊に悩む方への先進医療支援事業」について詳しく解説しました。高額な先進医療費の負担を最大5万円まで軽減できる、非常に心強い制度です。

重要ポイントの再確認

  • 対象者:柳川市在住で、妻の年齢が43歳未満のご夫婦
  • 対象治療:保険適用の特定不妊治療と併用する先進医療
  • 助成額:費用の7割、上限5万円
  • 申請期限:治療終了年度の3月31日
  • 申請方法:必要書類を揃えて郵送

まずはご自身が対象となるか条件を確認し、治療が終了したら速やかに医療機関に証明書の作成を依頼することから始めましょう。不明な点があれば、下記の問い合わせ先に相談することをお勧めします。この制度を賢く活用し、経済的な不安を少しでも解消して、治療に専念してください。

問い合わせ先

福岡県 先進医療支援専用窓口
電話番号:092-472-5750
受付時間:平日 8時30分~17時15分

補助金詳細

補助金額 最大 2,036円
主催 福岡県
申請締切 2026年3月31日
申請難易度
(一般的)
採択率 90.0%
閲覧数 4 回

対象者・対象事業

特定不妊治療開始日に夫婦であり、妻の年齢が43歳未満で、夫婦のいずれかが柳川市を含む福岡県内に住所を有し、保険診療として特定不妊治療を受診している方。

■ 申請の流れ

1

必要書類の準備

事業計画書、見積書などを用意します。

2

申請書類の提出

オンラインまたは郵送で提出します。

3

審査

通常1〜2ヶ月程度かかります。

4

採択・交付決定

結果通知と交付手続きを行います。

■ よくある質問

特定不妊治療開始日に夫婦であり、妻の年齢が43歳未満で、夫婦のいずれかが柳川市を含む福岡県内に住所を有し、保険診療として特定不妊治療を受診している方。

通常、申請から採択決定まで1〜2ヶ月程度かかります。ただし、補助金の種類や申請時期によって異なる場合がありますので、詳しくは担当窓口にお問い合わせください。
多くの場合、次回の募集期間で再申請が可能です。不採択の理由を確認し、改善した上で再度申請することをお勧めします。詳しくは担当窓口にお問い合わせください。

お問い合わせ

先進医療支援専用窓口 電話番号:092-472-5750(平日8時30分から17時15分まで)

この補助金のカテゴリー・地域

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