詳細情報
福井県永平寺町にお住まいの高齢者の皆様、そしてそのご家族様へ。近年、全国的に強盗などの犯罪が増加しており、ご自宅の防犯対策に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。そんな不安を解消し、安全で安心な毎日を送るために、永平寺町が心強い支援制度を開始しました。それが「永平寺町家庭用防犯対策品設置費補助金」です。
この制度は、65歳以上の高齢者世帯を対象に、防犯カメラやカメラ付きインターホンなどの購入費用の一部を最大20,000円まで補助するものです。ご自宅のセキュリティを手軽に強化できる絶好の機会です。この記事では、補助金の対象者、対象となる防犯グッズ、申請方法から注意点まで、誰にでも分かりやすく徹底的に解説します。ぜひ最後までお読みいただき、大切なご家族とご自宅を守るためにお役立てください。
永平寺町家庭用防犯対策品設置費補助金の概要
まずは、この補助金がどのような制度なのか、基本的な情報を確認しましょう。
制度の目的と背景
この補助金は、近年増加傾向にある強盗などの侵入犯罪から町民、特に高齢者の方々を守ることを目的としています。家庭での防犯対策を支援することで、犯罪者に対する抑止力を高め、犯罪が発生しにくい環境を整備します。町全体で「安全で安心して暮らせる犯罪に強いまちづくり」を推進するための重要な取り組みの一つです。
制度の基本情報
| 正式名称 | 永平寺町家庭用防犯対策品設置費補助金 |
|---|---|
| 実施機関 | 福井県永平寺町 |
| 受付開始日 | 2025年(令和7年)4月1日 |
| 事業期間 | 令和7年度から令和9年度までの3か年限定事業 |
| 担当窓口 | 永平寺町役場 総務部門 防災安全課 |
| お問い合わせ先 | 電話番号:0776-61-3951 |
補助金額と補助率について
この補助金で、具体的にいくら支援を受けられるのかを見ていきましょう。
補助金額と補助率
- 補助率:防犯対策品の購入経費の 2分の1
- 上限金額:20,000円
つまり、購入した防犯グッズの費用の半額が補助され、最大で2万円まで受け取ることができます。1,000円未満の端数は切り捨てとなります。
具体的な計算例
イメージしやすいように、いくつか例を挙げてみましょう。
| 購入品と金額 | 計算式 | 補助金額 | 自己負担額 |
|---|---|---|---|
| カメラ付きインターホン 30,000円 |
30,000円 × 1/2 = 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
| 防犯カメラシステム 50,000円 |
50,000円 × 1/2 = 25,000円 (上限超過) |
20,000円 | 30,000円 |
| センサーライトと防犯フィルム 合計 15,000円 |
15,000円 × 1/2 = 7,500円 | 7,000円 | 8,000円 |
補助の対象となる方(対象者)
この補助金を利用できるのは、以下の条件を満たす世帯です。
対象者の条件
永平寺町内に住所を有する高齢者世帯(65歳以上の世帯員のみで構成される世帯)
こんな方が対象です(具体例)
- 永平寺町にお住まいの65歳以上のご夫婦世帯
- 永平寺町で一人暮らしをされている70歳の方
- 80代のご両親が永平寺町で暮らしている場合(申請者はご両親の世帯となります)
※一般的に、地方自治体の補助金では町税等の滞納がないことが条件となる場合があります。ご不明な点は事前に防災安全課へご確認ください。
補助の対象となる防犯グッズ(対象経費)
補助の対象となるのは、以下の4種類の防犯対策品です。これらの購入費用が対象となります。
対象となる防犯対策品リスト
- 防犯カメラ:玄関先や駐車場、庭など、不審者の侵入経路となりやすい場所を記録します。「防犯カメラ作動中」などの標識(ステッカー)の購入費も対象に含まれます。
- カメラ付きインターフォン:訪問者の顔を室内から確認できるため、ドアを開ける前に相手を特定できます。録画機能付きのものなら、留守中の来訪者も確認できてさらに安心です。
- センサー付きライト:人の動きや熱を感知して自動で点灯するライトです。夜間に不審者が近づくと、光で威嚇し、周囲に異常を知らせる効果が期待できます。
- 防犯フィルム:窓ガラスに貼り付けることで、ガラスを割れにくくするフィルムです。侵入に時間がかかるため、犯行を諦めさせる効果があります。
注意:対象外となる費用
以下の費用は補助の対象外となるためご注意ください。
- 設置にかかる工事費
- 電気代や保守点検などの維持管理費
- レンタル品や中古品の購入費
- 送料、振込手数料など
- ポイントや商品券などで支払った分の金額
申請方法と手続きの流れ
申請は、防犯対策品を購入し、設置した後に行います。手続きは以下のステップで進めます。
申請の5ステップ
- 防犯対策品の購入と設置:対象となる防犯グッズを店舗やインターネットで購入し、ご自宅に設置します。
- 必要書類の準備:領収書や写真など、申請に必要な書類を揃えます。
- 申請書兼請求書の記入:永平寺町の公式サイトから様式をダウンロードし、必要事項を記入・押印します。
- 役場窓口へ提出:準備した書類一式を、永平寺町役場本庁2階の防災安全課へ提出します。
- 審査・交付・振込:町で審査が行われ、交付が決定されると、指定した口座に補助金が振り込まれます。
必要書類一覧
申請には以下の書類が必要です。漏れがないように準備しましょう。
- 永平寺町家庭用防犯対策品設置費補助金交付申請書兼請求書:町の公式サイトからダウンロードできます。
- 領収書の写し:購入日、購入品名、金額、購入者名、販売店名が明記されているもの。購入日から3ヶ月以内のものが有効です。
- 設置を証明する写真:どこに、どのように設置したかがわかるように撮影してください。(例:玄関全体と、設置したインターホンが写っている写真)
- 防犯カメラの撮影画像(防犯カメラを設置した場合のみ):実際に撮影した画像を印刷して添付します。
採択されるためのポイントと注意点
スムーズに補助金を受け取るために、申請前にいくつか確認しておきたいポイントがあります。
申請前に必ずチェック!
- 領収書の記載内容:レシートではなく、宛名(申請者名)入りの領収書をもらいましょう。品名が「お品代」などではなく、具体的な商品名(例:「パナソニック製テレビドアホン」など)で記載されているか確認してください。
- 写真の撮り方:設置した機器のアップ写真だけでなく、家屋のどの部分に設置したかがわかる引きの写真も用意すると親切です。
- 申請期限:この補助金は令和7年度から9年度までの3年間限定です。また、領収書は購入後3ヶ月以内のものに限られます。購入後は早めに申請しましょう。
よくある不備・不採択の理由
申請書類の記入漏れや押印忘れ、添付書類の不足は不備の主な原因です。特に、領収書の要件を満たしていない、写真が添付されていないといったケースが多く見られます。提出前に、必要書類がすべて揃っているか、記入内容に間違いがないか、何度も確認することが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 賃貸住宅に住んでいますが、申請できますか?
A1. 申請は可能ですが、機器を設置する前に必ず大家さんや管理会社の許可を得てください。トラブルを避けるため、書面で許可をもらっておくとより安心です。
Q2. 自分で設置した場合も対象になりますか?
A2. はい、対象になります。この補助金は機器の「購入経費」を対象としているため、業者に依頼せずご自身で設置した場合でも問題なく申請できます。
Q3. 複数の防犯グッズをまとめて申請できますか?
A3. はい、可能です。1回の申請で、対象となる複数の防犯グッズの購入費を合算して申請できます。ただし、補助金の上限は20,000円です。
Q4. 家族が代理で申請手続きをしても良いですか?
A4. はい、代理での申請も可能です。ただし、申請者名や補助金の振込先口座は、対象となる高齢者世帯の方の名義となります。詳しくは防災安全課にご確認ください。
Q5. インターネット通販で購入した商品も対象ですか?
A5. はい、対象となります。その場合、購入日、購入者名、商品名、金額が明記された領収書や購入証明書(購入履歴画面のスクリーンショットなど)を印刷して添付してください。
まとめ:永平寺町の補助金で、安全・安心な暮らしを
今回は、永平寺町の「家庭用防犯対策品設置費補助金」について詳しく解説しました。最後に、この制度の重要なポイントをもう一度おさらいします。
- 対象者:永平寺町在住の65歳以上の高齢者のみの世帯
- 補助額:対象経費の2分の1、上限20,000円
- 対象品:防犯カメラ、カメラ付きインターホン、センサー付きライト、防犯フィルム
- 事業期間:令和7年度から令和9年度までの3年間限定
- 申請方法:防犯グッズを購入・設置後、必要書類を揃えて防災安全課へ提出
ご自身や大切なご家族の安全を守るための第一歩として、この補助金制度をぜひご活用ください。少しでも不安な点や分からないことがあれば、遠慮なく永平寺町役場の防災安全課へ相談してみましょう。
【お問い合わせ先】
永平寺町役場 総務部門 防災安全課
電話番号:0776-61-3951
公式サイト:永平寺町家庭用防犯対策品設置費補助金