広島県江田島市で「こどもの居場所」を創る活動を応援!最大10万円の助成金
広島県江田島市では、地域の子どもたちが安心して過ごせる多様な居場所づくりを推進するため、「江田島市こどもの居場所づくり事業助成金」を公募しています。こども食堂の開設、学習支援教室の運営、プレーパークの設置など、子どもたちの健やかな成長を支える活動を始めたいと考えている団体にとって、大きなチャンスです。
この記事のポイント
- 江田島市内でこどもの居場所づくりを行う団体が対象
- 上限10万円で、備品購入費や専門家への謝礼などが対象経費に
- 申請期限は2025年12月12日まで
- 地域の子どもたちのための新しい挑戦を市が財政的にサポート
助成金の概要
まずは、本助成金の基本的な情報を確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
助成金名 | 江田島市こどもの居場所づくり事業助成金 |
実施主体 | 広島県江田島市 |
上限金額 | 10万円 |
申請期間 | 〜2025年12月12日 |
対象者 | 江田島市内でこどもの居場所づくりを推進する活動を行う団体(NPO法人、ボランティア団体、自治会など) |
目的 | こどもの健やかな成長や幸せな状態の向上に資する環境整備を図り、こどもの居場所づくりを推進する活動を支援する。 |
なぜ今「こどもの居場所づくり」が重要なのか?
近年、地域のつながりの希薄化や少子化、共働き家庭の増加などを背景に、子どもたちが家庭や学校以外で安心して過ごせる「第3の居場所(サードプレイス)」の重要性が高まっています。江田島市議会でも、厳しい環境で育つこどもにとって居場所づくりは急務であると指摘されており、市を挙げてこの課題に取り組む姿勢がうかがえます。
国も「こども家庭庁」を中心に、放課後児童クラブやこども食堂、学習支援事業などを通じて、すべての子どもが多様な体験活動や人との交流ができる機会の創出を推進しています。本助成金は、こうした社会的な要請に応え、地域の実情に合ったきめ細やかな活動を支援するための重要な制度です。
対象となる事業・活動の具体例
この助成金は、以下のような幅広い活動に活用できます。
- こども食堂の運営:地域の子どもたちに温かい食事や団らんの場を提供。
- 学習支援教室の開設:宿題のサポートや、無料または低額での学習指導を実施。
- フリースペースの提供:子どもたちが自由に読書や遊び、交流ができる場を確保。
- 体験活動の企画:自然体験、文化芸術活動、スポーツ教室など、多様な体験の機会を創出。
- プレーパーク(冒険遊び場)の設置:子どもたちが自分の責任で自由に遊べる屋外の遊び場づくり。
対象となる経費
助成金の対象となる経費は、事業の実施に直接必要なものです。主に以下のような費用が想定されます。
消耗品費(文房具、食材費など)
備品購入費(机、椅子、本棚、調理器具など)
印刷製本費(チラシ、教材など)
会場使用料・賃借料
保険料(イベント保険など)
注意点
団体の運営にかかる経常的な経費(人件費、事務所家賃など)や、飲食を主目的とする懇親会費用などは対象外となる場合があります。詳細は必ず江田島市の募集要項でご確認ください。
申請の流れ
申請から助成金交付までの一般的な流れは以下の通りです。
- STEP 1: 事前相談
活動内容が助成金の対象になるかなど、まずは江田島市の担当窓口に相談することをおすすめします。 - STEP 2: 申請書類の準備
市のウェブサイトから申請様式をダウンロードし、事業計画書や収支予算書などを作成します。 - STEP 3: 申請
準備した書類を、指定された方法(持参または郵送)で期限内に提出します。 - STEP 4: 審査・交付決定
市による審査が行われ、採択されると交付決定通知書が届きます。 - STEP 5: 事業実施と実績報告
計画に沿って事業を実施し、終了後に実績報告書と経費の証拠書類(領収書など)を提出します。 - STEP 6: 助成金の交付
実績報告書の内容が認められると、指定の口座に助成金が振り込まれます。
まとめ
「江田島市こどもの居場所づくり事業助成金」は、地域の子どもたちのために何かを始めたいという熱意ある団体を力強く後押しする制度です。上限10万円という金額は、活動の立ち上げや備品の充実に大きく貢献するはずです。
江田島市の未来を担う子どもたちの笑顔のために、この機会をぜひ活用してみてはいかがでしょうか。まずは市のウェブサイトで詳細を確認し、担当窓口へ相談することから始めてみましょう。