詳細情報
瀬戸市では、がん治療による外見の変化に悩む方々を支援するため、アピアランスケア支援事業を実施しています。この事業では、ウィッグや乳房補整具の購入費用の一部を助成することで、がん患者さんの精神的・経済的負担を軽減し、社会生活への復帰をサポートします。対象となる方、申請方法、助成金額など、詳しく解説しますので、ぜひご確認ください。
瀬戸市がん患者アピアランスケア支援事業の概要
瀬戸市がん患者アピアランスケア支援事業は、がん治療に伴う外見の変化に対するケアを支援する制度です。ウィッグや乳房補整具の購入費用の一部を助成することで、がん患者さんのQOL(生活の質)向上を目的としています。
- 正式名称:瀬戸市がん患者アピアランスケア支援事業
- 実施組織:瀬戸市
- 目的・背景:がん治療を受けた方の精神的・経済的負担を軽減し、社会生活上の不安を和らげるため
- 対象者:瀬戸市内に住所を有し、がん治療を受けた方
助成金額・補助率
購入費用の2分の1が助成されます。上限額は以下の通りです。
- 医療用ウィッグ:上限2万円
- 乳房補整具:上限2万円
算出した額に1000円未満の端数が生じた場合は切り捨てになります。
計算例:35,000円のウィッグを購入した場合、助成金額は17,000円となります(35,000円 ÷ 2 = 17,500円、1,000円未満切り捨て)。
| 対象品 | 上限額 |
|---|---|
| 医療用ウィッグ | 2万円 |
| 乳房補整具 | 2万円 |
対象者・条件
次の全てに該当する方が対象となります。
- 瀬戸市内に住所を有する方
- がんと診断され、その治療を受けた又は治療中の方
- がん治療に起因する脱毛に対するウィッグ又は外科的治療などによる乳房の変形に対する乳房補整具を購入した方
- 過去に県内市町村から、同種の補整具で助成を受けていない方
- 市税を滞納していない方
- 瀬戸市暴力団排除条例(平成23年瀬戸市条例第12号)第2条第1号に規定する暴力団又は同条第2号に規定する暴力団員でないこと又は暴力団員と密接な関係を有していない方
具体例:
- 瀬戸市在住で、乳がん治療のため乳房切除手術を受けたAさん
- 瀬戸市在住で、抗がん剤治療による脱毛に悩むBさん
補助対象経費
補助対象となるのは、以下の物品の購入費用です。
- ウィッグ(かつら)
- 乳房補整具(補整下着、補整パッド、または人工乳房)
対象外経費:ウィッグや乳房補整具の付属品、メンテナンス費用、送料などは対象外です。
申請方法・手順
申請は、以下の手順で行います。
- ステップ1:申請書を入手する(瀬戸市健康課窓口またはあいち電子申請システム)
- ステップ2:必要書類を準備する
- ステップ3:申請書に必要事項を記入し、必要書類を添付する
- ステップ4:瀬戸市健康課へ郵送または窓口で提出する
必要書類:
- 瀬戸市がん患者アピアランスケア支援事業補助金申請書(第1号様式)
- 補整具の購入に係る領収書の原本
- がん治療に関する証明書(診療明細書、治療方針計画書、同意書など)
- 振込先の番号等の確認できるもの(預貯金通帳・キャッシュカード)の写し
- 申請者ご本人の本人確認書類の写し
- ご本人以外が申請される場合は、委任状
申請期限:補助対象商品購入後1年以内
申請方法:郵送または健康課窓口(やすらぎ会館4階)に提出
採択のポイント
審査基準は公開されていませんが、以下の点に注意して申請書を作成すると良いでしょう。
- 申請書の記載内容に不備がないか
- 必要書類が全て揃っているか
- 領収書に、宛名、購入日、購入品名が明記されているか
よくある不採択理由:
- 申請書類の不備
- 対象要件を満たしていない
- 申請期限を過ぎている
よくある質問(FAQ)
- Q:ウィッグと乳房補整具の両方を購入した場合、それぞれ助成を受けられますか?
- A:はい、それぞれ1回限り助成を受けることができます。
- Q:過去に愛知県内の別の市町村で同様の助成を受けたことがありますが、申請できますか?
- A:過去に県内市町村から同種の補整具で助成を受けている場合は、申請できません。
- Q:領収書を紛失してしまいましたが、再発行してもらえません。どうすれば良いですか?
- A:領収書の再発行が難しい場合は、購入店に相談し、購入証明書などの代替書類を発行してもらえるか確認してください。
- Q:申請は郵送でも可能ですか?
- A:はい、郵送でも申請可能です。
- Q:申請書はどこで入手できますか?
- A:瀬戸市健康課窓口またはあいち電子申請システムで入手できます。
申請に必要な書類の詳細リスト
- 瀬戸市がん患者アピアランスケア支援事業補助金申請書(第1号様式):瀬戸市のウェブサイトからダウンロードできます。
- 補整具の購入に係る領収書の原本:申請日より一年以内のものが対象です。宛名が申請者のもので、「ウィッグ」「補整パッド」等補助対象経費であることがわかる記載が必要です。また、発行者の名称が明記されているかご確認ください。
- がん治療に関する証明書(診療明細書、治療方針計画書、同意書など):申請者名の記載があり、治療を行った病院名が明記されているものが必要です。乳房補整具の場合は「乳房切除術」と記載があるもの。医療用ウィッグの場合は脱毛の原因となる治療が記載されているものをご準備ください。
- 振込先の番号等の確認できるもの(預貯金通帳・キャッシュカード)の写し:金融機関名、支店名、口座番号、口座名義がわかるようにコピーしてください。
- 申請者ご本人の本人確認書類の写し:運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど、氏名と住所が確認できるものをコピーしてください。
- ご本人以外が申請される場合は、委任状:委任状には、委任者(本人)と受任者(代理人)の氏名、住所、連絡先、委任事項を明記し、委任者の署名または捺印が必要です。
補助対象経費の詳細
- 医療用ウィッグ:がん治療による脱毛に対応したウィッグの購入費用が対象です。
- 乳房補整具:乳がん手術後の乳房の変形を補正するための補整下着、補整パッド、人工乳房の購入費用が対象です。
補助率の詳細説明
補助率は、購入費用の2分の1です。ただし、医療用ウィッグ、乳房補整具それぞれに上限2万円が設定されています。1,000円未満の端数は切り捨てられます。
まとめ・行動喚起
瀬戸市がん患者アピアランスケア支援事業は、がん治療による外見の変化に悩む方々をサポートする制度です。ウィッグや乳房補整具の購入費用の一部が助成されますので、対象となる方はぜひ申請をご検討ください。
次に行うべきアクション:
- 瀬戸市健康課のウェブサイトで詳細を確認する
- 申請書をダウンロードし、必要書類を準備する
- 瀬戸市健康課へ申請する
問い合わせ先:
瀬戸市 健康課
電話:0561-85-5511
E-Mail:kenko@city.seto.lg.jp
住所:〒489-0919 瀬戸市川端町1丁目31番地 やすらぎ会館4階