熊本市内の商店街の皆様へ朗報です。インバウンド対応や地域資源を活用した新たな取り組みを支援する「商店街活性化特別支援事業(交流人口拡大支援事業)」の二次募集が開始されます。この制度を活用すれば、最大100万円の助成を受け、商店街の魅力向上と交流人口の拡大を目指せます。この記事では、制度の概要から申請方法まで、専門家が分かりやすく解説します。
助成金の概要
本事業は、商店街の利便性向上と地域活性化を目的とし、国内外からの来街者を増やすための取り組みを支援するものです。まずは制度の全体像を把握しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
助成金名 | 商店街活性化特別支援事業(交流人口拡大支援事業)【二次募集】 |
実施機関 | 熊本市 |
目的 | 商店街等の利便性向上、商業振興及び地域活性化 |
助成額 | 最大100万円 |
助成率 | 対象経費の1/2以内 |
申請受付期間 | 2025年6月10日 ~ 2026年1月31日 |
事業実施期間 | 交付申請日 ~ 2026年3月31日 |
対象となる団体
本助成金の対象となるのは、熊本市内で活動する以下の団体です。個人事業主単独での申請はできませんのでご注意ください。
- 近接している複数の商業者で組織された団体又はその集合体
- 熊本商工会議所及び各商工会
- 商業者で設立した事業協同組合及び協業組合
- 生活衛生同業組合(設立から1年以上経過)
- 観光振興や広域的な地域経済の活性化を目的に設立された団体等(設立から1年以上経過)
- 上記(1)の下部組織(青年部等)
対象事業と助成額
対象となる事業は大きく分けて2種類あります。それぞれの内容と助成額を確認しましょう。
(1) 受入環境整備事業
インバウンドをはじめとする国内外からの来街者のための環境整備に関する事業です。
- 対象事業例: ホームページやマップの作成、多言語化対応、公衆無線LAN(Wi-Fi)の整備など
- 助成率: 1/2以内
- 助成限度額: 100万円
(2) 産官学連携事業
大学や地域団体など、幅広い組織と連携して商店街の継続的な発展を目指す事業です。
- 対象事業例: 地域資源(歴史、文化、特産品など)を積極的に活用し、産官学や商工団体等と連携して実施する事業
- 助成率: 1/2以内
- 助成限度額: 100万円
申請方法と必要書類
⚠️ ご注意ください
申請は先着順となり、予算額に達し次第、募集は終了します。また、必ず事業を開始する前に交付申請を行う必要があります。計画が決まり次第、お早めに手続きを進めましょう。
申請は、以下のステップで進めます。
- 必要書類の準備:公式サイトから様式をダウンロードし、事業計画書などを作成します。
- 交付申請:準備した書類一式を熊本市へ提出します。
- 交付決定:市による審査後、交付決定通知が届きます。
- 事業実施:交付決定後に事業を開始します。
- 実績報告と請求:事業完了後、実績報告書と請求書を提出し、助成金が支払われます。
交付申請に必要な主な書類
- 交付申請書
- 事業計画書・収支予算書(事業内容に応じて選択)
- 市税滞納有無調査承諾書
- 誓約書
- 団体の定款・規約又は会則
- 団体の構成員名簿
- 団体の事業年度の収支予算書、前年度の収支決算書等
※その他、事業変更や実績報告にも別途書類が必要です。詳細は必ず公式サイトの募集要項をご確認ください。
まとめ
熊本市の「商店街活性化特別支援事業」は、商店街が新たな魅力を創出し、交流人口を増やすための強力な後押しとなる制度です。インバウンド対応や地域連携による活性化策をお考えの団体は、ぜひこの機会の活用をご検討ください。
✅ この助成金のポイント
- 熊本市内の商店街団体などが対象
- インバウンド対策や産官学連携事業を支援
- 助成額は最大100万円、助成率は1/2以内
- 申請期間は2026年1月31日まで(予算に達し次第終了)
- 申請は事業開始前に必要