【熊本県美里町】令和7年8月豪雨で被災した農業者の皆様へ
令和7年8月の豪雨により、農業用機械や施設に甚大な被害を受けられた熊本県美里町の農業者の皆様に、営農再開を支援するための補助金制度が公募されています。この制度は、被災した担い手の速やかな経営再建を後押しすることを目的としており、最大1,400万円の支援が受けられる可能性があります。本記事では、この「令和7年8月大雨営農再開支援事業」の詳細と申請方法について、専門家が分かりやすく解説します。
この補助金のポイント
- 対象者: 令和7年8月豪雨で被災した美里町内の農業者
- 補助上限額: 最大1,400万円
- 補助率: 国・県・町の合計で最大7/10
- 申請期限: 2025年10月17日まで
制度概要の早わかり表
| 制度名 | 令和7年8月大雨営農再開支援事業 (農業機械・施設等復旧支援) |
|---|---|
| 実施機関 | 熊本県美里町 |
| 対象地域 | 熊本県下益城郡美里町 |
| 申請期間 | 公募中 〜 2025年10月17日 |
| 補助上限額 | 1,400万円 |
| 補助率 | 国:3/10、県:2/10、町:2/10 (合計最大 7/10) |
補助対象となる方(対象者)
この補助金の対象となるのは、以下の条件を満たす農業者の方です。
- 熊本県美里町内で農業を営んでいること。
- 令和7年8月の豪雨により、農業生産に必要な農業用機械や施設に甚大な被害を受けたこと。
- 今後も営農を継続する意思があること。
補助対象となる経費
補助の対象となるのは、被災した農業用機械や施設の原形復旧等に必要な経費です。具体的には以下のような費用が該当します。
対象経費の例
- 設備購入費: 被災したトラクター、コンバイン、乾燥機などの農業用機械の再購入費用
- 改修費: 損壊したビニールハウス、畜舎、用水路、農道などの農業用施設の修繕・復旧費用
申請手続きの流れ
申請は以下のステップで進みます。期限が短いため、早めの準備をおすすめします。
- 被害状況の確認と写真撮影: 被災直後の状況を必ず写真に撮って記録しておきましょう。これが重要な証拠となります。
- 相談・書類準備: 美里町役場の担当窓口に相談し、必要な申請書類を準備します。復旧にかかる費用の見積書なども必要になります。
- 申請書の提出: 準備した書類一式を、2025年10月17日までに担当窓口へ提出します。
- 審査・交付決定: 提出された書類に基づき審査が行われ、補助金の交付が決定されます。
- 事業実施・実績報告: 交付決定後、機械の購入や施設の復旧工事を行い、完了後に実績報告書を提出します。その後、補助金が支払われます。
申請・問い合わせ先
本制度に関する詳細の確認や申請手続きについては、美里町の公式ウェブサイトをご覧いただくか、担当窓口まで直接お問い合わせください。
【お問い合わせ先】
熊本県美里町役場 農政政策課(※詳細は公式サイトをご確認ください)
【参考】近隣地域の災害復旧情報
宇城市の農地・農業用施設災害について
宇城市でも、豪雨等の異常気象により農地・農業用施設が被災した場合、国及び市の補助が活用できる場合があります。被害を受けた場合は、発災日から2週間以内に農林水産課、または各支所への連絡が必要です。
連絡先(宇城市):
農林水産課: 0964-32-1111
※美里町以外の地域の方も、お住まいの市町村で同様の支援制度が設けられている可能性があります。まずは役場の農政担当課へご相談ください。
【重要】農業者の皆様へのお願い(JR九州より)
強風で飛ばされた農業用ビニールが列車の運行に支障をきたす事故が発生しています。ビニールやシート類はしっかりと固定するなど、飛散防止対策にご協力をお願いします。
万が一、架線にビニールなどが引っかかっているのを見かけた場合は、絶対に触らず、JR九州へご連絡ください。
対象者・対象事業
令和7年8月豪雨により、農業生産等に必要な農業用機械・施設に甚大な被害を受けた美里町内の担い手農業者。
必要書類(詳細)
申請書、事業計画書、被害状況が確認できる写真、復旧に係る経費の見積書、その他町長が必要と認める書類。詳細は公式公募ページをご確認ください。
対象経費(詳細)
令和7年8月豪雨で被災した農業用機械・施設の原形復旧等にかかる費用(設備購入費、改修費など)が対象です。
対象者・対象事業
令和7年8月豪雨により、農業生産等に必要な農業用機械・施設に甚大な被害を受けた美里町内の担い手農業者。