令和7年8月大雨で被災された荒尾市の農業者の皆様へ

令和7年8月に発生した記録的な大雨により、熊本県内では広範囲にわたり甚大な被害が生じました。特に農業分野においては、農地や農業用機械の浸水など、深刻な影響を受けている方も多くいらっしゃることと存じます。心よりお見舞い申し上げます。

このような状況を受け、熊本県荒尾市では、被災された農業者の皆様が一日も早く営農を再開できるよう、「令和7年8月大雨営農再開支援事業(早期営農再開支援事業)」を開始しました。この事業は、国の支援策と連携し、営農再開に必要な経費の一部を補助するものです。

この補助金のポイント

  • 令和7年8月の大雨で被災した荒尾市内の農業者が対象です。
  • 営農再開に必要な資材の調達や作業委託費などが補助されます。
  • 補助金の上限はなく、補助率は1/2または定額となっています。
  • 申請期限は2025年10月15日までです。

補助金の概要

本事業の基本情報を表にまとめました。申請を検討されている方は、必ずご確認ください。

項目 内容
制度名 令和7年8月大雨営農再開支援事業(早期営農再開支援事業)
実施機関 熊本県 荒尾市
公募期間 公募中 〜 2025年10月15日
対象者 令和7年8月の大雨により被害を受けた荒尾市内の農業者
補助額 上限なし
補助率 1/2 または 定額
目的 被災農業者の速やかな経営再建・営農再開支援

補助対象となる経費

この補助金では、早期の営農再開に直接必要となる以下の経費が対象となります。

  • 生産資材の購入費:種子、苗、肥料、農薬、培土など、作物の生産に不可欠な資材の購入費用。
  • 作業委託費:浸水した作物残さや土砂の撤去、消毒、耕うん作業などを専門業者へ委託する費用。
  • 借料(レンタル費):被災した農業用機械の代替として、トラクターやコンバインなどをレンタルする費用。
  • その他:営農再開に必要と市が認める経費。

注意点

対象となる経費の詳細は、必ず市の担当窓口や公募要領で確認してください。既に購入・発注済みのものは対象外となる場合がありますので、必ず事業の申請・交付決定後に契約・支払いを行うようにしてください。

申請手続きの流れ

申請は以下のステップで進めることが一般的です。スムーズな手続きのために、早めの準備を心がけましょう。

  1. 1必要書類の準備
    市の公式ウェブサイトから申請書をダウンロードし、被害状況がわかる写真や見積書など、指定された書類を揃えます。
  2. 2申請書の提出
    準備した書類一式を、荒尾市の担当窓口(農林水産課など)へ持参または郵送で提出します。
  3. 3審査・交付決定
    市による審査が行われ、補助金の交付が決定されると「交付決定通知書」が送付されます。
  4. 4事業の実施
    交付決定後、計画に沿って資材の購入や作業の発注を行います。
  5. 5実績報告と補助金請求
    事業完了後、領収書などを添付した実績報告書を提出し、補助金の支払いを請求します。

まとめと公式情報

この「営農再開支援事業」は、大雨被害から立ち上がり、再び農業を軌道に乗せるための重要な支援策です。対象となる可能性のある方は、申請期限が迫っていますので、ぜひこの機会を最大限に活用してください。

詳細な情報、申請書類のダウンロードは、必ず荒尾市の公式ウェブサイトでご確認ください。不明な点があれば、早めに担当窓口へ相談することをお勧めします。