熊本県玉名市で施設園芸を営む皆様へ朗報です。農家の減少や資材費の高騰により、農業用ハウスの整備が難しくなっていませんか?玉名市では、そんな意欲ある担い手の皆様を支援するため、中古ハウスの移設や既存ハウスの長寿命化にかかる費用を補助する「園芸施設有効活用緊急支援事業」を実施します。この機会を活用し、経営基盤の強化を目指しましょう。
この補助金のポイント
- 中古ハウスの移設を支援し、初期投資を抑制!
- 既存ハウスの補修・補強(長寿命化)にも活用可能!
- 補助率は最大1/3、上限額は10aあたり250万円!
- 認定農業者や新規就農者など、地域の担い手が対象!
事業概要
まずは本事業の基本情報を確認しましょう。
制度名 | 園芸施設有効活用緊急支援事業 |
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実施機関 | 熊本県玉名市 |
目的 | 農家の減少や資材費等の高騰に対応し、担い手が実施するハウス整備を支援することで、施設園芸産地の発展を目指す。 |
受付期間 | 令和7年6月23日(月曜日) 午後5時15分まで |
補助対象となる方
以下の要件をすべて満たす方が対象となります。
- 地域計画に位置付けられた担い手であること。
(認定農業者、及び認定新規就農者の方は皆様位置づけられています) - 事業実施後、8年間継続して施設を利用すること。
- 施設園芸共済の加入に努めること。
補助内容の詳細
補助率と上限額
補助率 | 3分の1以内 |
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補助上限額 | 10アール当たり250万円 |
下限事業費 | 30万円 |
補助対象事業
対象となる事業は以下の通りです。予算の範囲内での採択となり、優先順位が設けられています。
1. 中古ハウスの移設(優先度:高)
他人からハウスを譲渡または借受して移設する事業です。個人所有ハウスの移設は原則として集約する場合に限ります。
2. ハウスの長寿命化(補修・補強、仕様変更等)
既存ハウスの耐久性を高めるための補修や補強、仕様変更などが対象です。
採択の優先順位
①中古ハウスの移設 → ②ハウスの補修・補強 → ③ハウスの仕様変更 の順で優先されます。また、それぞれの中で10アールあたりの事業費が低いものから優先的に採択されます。
補助対象経費
対象となる経費と、対象外となる経費の例です。詳細は必ず市役所にご確認ください。
⭕ 補助対象となる経費
- ハウスの取得費(条件あり)
- 解体撤去費、運搬費、建込費
- 必要となる部材費、施工費
- 最低限必要な温度制御機能を果たす附帯設備(被覆資材、サイド巻上げ、換気扇、加温設備、防虫ネット等)
❌ 補助対象外となる経費
- 炭酸ガス発生装置、循環扇
- 育苗ベンチ、栽培槽
- かん水設備、電照設備
- 寒冷紗、遮光ネット等
- 振込手数料
申請手続きとスケジュール
申請の流れ
- 事前相談・書類準備:市役所農業政策課へ電話連絡の上、事業内容を相談し、必要書類を準備します。3者以上の見積書が必須です。
- 要望調査票の提出:令和7年6月23日(月)午後5時15分までに、必要書類を添えて窓口へ提出します。
- 交付決定:市からの審査を経て、交付決定通知が届きます(令和7年7月予定)。この通知を受け取るまで事業を開始できません。
- 事業開始・完了:交付決定後、事業を開始します。事業の監督・確認は申請者自身で行います。
- 支払い完了:令和8年2月上旬までに事業を完成させ、業者への支払いを完了させます。
- 実績報告・請求:事業完了後、実績報告書と補助金請求書を市へ提出します。
来庁時に必要なもの
- 3者以上の見積書(写し可)
- 要望調査票(市役所窓口にて準備)
- 印鑑(認め印可)
- 通帳など(補助金振込先がわかる物)
※来庁前に電話連絡をお願いします。また、補助対象ハウスの所在地、面積、ご自身の課税区分(本則または簡易課税)を正確に把握しておいてください。
⚠ 注意事項
- 必ず市からの交付決定通知後に事業を開始してください。事前の着手は補助対象外です。
- 事業完了と業者への支払いは令和8年2月上旬までに終える必要があります。
- 令和6年度に『施設園芸産地緊急発展事業』を利用したハウスは、本事業を利用できません。
- 予算内での採択となるため、申請しても必ず採択されるとは限りません。
公式情報・お問い合わせ先
本事業の詳細は、必ず玉名市の公式ページをご確認ください。不明な点は、申請前に担当課へ問い合わせることをお勧めします。
お問い合わせ先
玉名市役所 産業経済部 農業政策課
住所:〒865-8501 熊本県玉名市岩崎163
電話番号:0968-75-1126