福井市にお住まいの高齢者の皆さんへ朗報です。ひとり暮らしや高齢者のみの世帯を対象に、防犯カメラや録画機能付きインターホンなどの設置費用を最大2万円補助する「高齢者を守る住まいの防犯対策等支援事業」の申請期間が延長されました。この記事では、補助金の対象者、対象となる設備、申請方法まで、分かりやすく徹底解説します。
補助金の概要|まずは基本情報をチェック
本事業のポイントを一覧表にまとめました。ご自身が対象になるか、まずはこちらでご確認ください。
福井市 高齢者を守る住まいの防犯対策等支援事業補助金 | |
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補助額 | 対象経費の3分の2(上限2万円) |
申請期間 | 令和7年5月1日(木)~ 令和8年1月30日(金) ※先着順。予算額に達し次第、受付終了。 |
対象事業期間 | 令和7年4月1日 ~ 令和8年1月30日までに設置・購入したもの |
実施機関 | 福井市 福祉健康部 地域包括ケア推進課 |
申請回数 | 1世帯につき1回限り |
あなたは対象?補助対象者の条件
この補助金は、福井市内の戸建て住宅にお住まいの65歳以上の方で、以下の全ての要件を満たす方が対象です。
- ✅ 福井市内に住民登録があること
- ✅ 申請日時点で満65歳以上であること
- ✅ 高齢者一人暮らし、または高齢者のみの世帯であること
- ✅ 市税の滞納がないこと
- ✅ 暴力団員でないこと
⚠️ ご注意ください
- マンション・アパートなどの共同住宅は対象外です。
- 住宅の売買を目的として設備を設置する場合は対象外です。
- 賃貸の戸建て住宅でも、所有者の同意があれば申請可能です。
何に使える?補助対象となる防犯設備
補助の対象となるのは、福井市内の販売店・事業者から購入・設置した、以下の防犯設備です。
- 防犯カメラ(室内用、ダミーカメラは除く)
- 人感センサーライト
- 録画機能付きインターホン
- 防犯フィルム
- 防犯性の高い錠・補助錠(ワンドア・ツーロック、窓の補助錠など)
💡 設置のポイント
- 防犯カメラは、住宅の敷地内に設置し、撮影範囲も原則敷地内であることが条件です。
- ご自身で設置した場合は、設備の購入費用のみが対象となります(材料費等は対象外)。
- 複数の防犯設備をまとめて申請することも可能です。
申請は簡単!4ステップで完了
申請手続きは、以下の流れで進みます。必ず設備の設置・支払いが完了してから申請してください。
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1
市内の販売店等で防犯設備を設置・購入
まずは対象となる防犯設備を選び、福井市内の業者に依頼して設置・購入を完了させます。 -
2
必要書類を準備する
下記のリストを参考に、申請に必要な書類をすべて揃えます。様式は市のホームページからダウンロードできます。 -
3
窓口・郵送・オンラインで申請
書類が揃ったら、地域包括ケア推進課の窓口に持参するか、郵送で提出します。マイナンバーカードがあればオンライン申請も可能です。 -
4
審査・補助金の振込
市で申請内容が審査され、不備がなければ交付が決定されます。決定後、指定した口座に補助金が振り込まれます(受付から振込まで約2~3か月)。
ステップ2:必要書類を準備しよう
申請には以下の書類が必要です。不備がないように、しっかり確認しましょう。
書類名 | 備考・注意点 |
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補助金交付申請書兼請求書 | 市のホームページからダウンロードできます。 |
見積書や請求書の写し | 設置・購入した防犯設備の内容がわかるもの。 |
領収書の写し | レシートは不可。宛名(申請者名)、販売店名が必須。 |
設置状況がわかる写真 | ①家の外観全体と設置場所がわかる写真、②設置した設備がわかる写真の2種類が必要です。 |
本人確認書類の写し | マイナンバーカード、運転免許証など。 |
通帳またはキャッシュカードの写し | 申請者本人名義の口座。金融機関名、支店名、口座番号、名義人がわかる部分。 |
【該当者のみ】住宅所有者の同意書 | 借家の場合に必要です。 |
【該当者のみ】委任状 | 代理人が申請する場合に必要です。 |
よくある質問(Q&A)
Q1. 市外の販売店やインターネットでの購入は対象になりますか?
A1. 対象になりません。福井市内にある店舗や事業者での設置・購入のみが対象となります。
Q2. 賃貸の戸建て住宅でも申請できますか?
A2. はい、可能です。ただし、住宅の所有者の同意を得て「住宅の所有者の同意書」を提出する必要があります。
Q3. 世帯主でなくても申請できますか?
A3. はい、可能です。ただし、申請者名、領収書の宛名、振込口座名義人はすべて同じ方のお名前で統一してください。申請は1世帯につき1回限りです。
申請窓口・お問い合わせ先
まとめ
福井市の「高齢者を守る住まいの防犯対策等支援事業」は、高齢者世帯の安全な暮らしをサポートするための大変有益な制度です。この機会に、ご自宅の防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。
最後にポイントをおさらい
- 福井市内の65歳以上の高齢者のみ、または一人暮らしの世帯が対象。
- 防犯カメラ等の設置費用を最大2万円補助。
- 申請は令和8年1月30日までですが、予算がなくなり次第終了の先着順です。
悪質な訪問販売などにも注意しながら、信頼できる市内の業者に相談し、早めに申請準備を進めることをお勧めします。