募集中
読了時間: 約11分 ·

【福岡市】依存症支援団体向け補助金|最大50万円!活動費用を助成(令和7年度)

詳細情報

福岡市内でアルコール、薬物、ギャンブル、ゲーム・ネットなどの依存症問題に真摯に取り組むNPO法人や自助グループ、その他の民間団体の皆様へ朗報です。福岡市では、こうした社会貢献活動を力強く支援するため、「令和7年度 依存症問題に取り組む民間団体活動支援事業補助金」を実施します。この制度は、依存症者やそのご家族が健康的な生活を取り戻すための活動経費の一部を補助するもので、相談活動には最大50万円が助成されます。本記事では、この貴重な補助金制度の概要から対象条件、申請方法、採択されるためのポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。地域社会のために日々尽力されている皆様の活動をさらに前進させるため、ぜひ最後までご覧ください。

この補助金のポイント

  • 福岡市内で依存症問題に取り組む法人格のない任意団体や自助グループも対象
  • 相談活動には最大50万円、ミーティング活動には最大10万円を補助
  • 対象経費は会場費、謝金、印刷費など幅広く、活動の安定化に直結
  • 申請には事前相談が必須!市の担当者と直接話せる貴重な機会

① 補助金の概要

まずは、本補助金制度の全体像を把握しましょう。

正式名称

福岡市依存症問題に取り組む民間団体活動支援事業補助金

実施組織

福岡市 保健医療局 健康医療部 精神保健福祉センター

目的・背景

この補助金は、アルコール、薬物、ギャンブル、そして近年増加しているゲーム・インターネットといった様々な依存症問題の改善に取り組む民間団体の活動を支援することを目的としています。地域に根差した団体の活動を経済的に支えることで、依存症で苦しむご本人やそのご家族が孤立することなく、健康的な生活を営める社会の実現を目指しています。

② 補助金額・補助率

補助金額は活動内容によって異なり、最大で50万円が交付されます。補助率は一律で、対象経費の2分の1以内です。複数の事業を組み合わせて申請することも可能です。

補助対象事業 内容 補助限度額 補助率
ミーティング活動 依存症者等が互いの悩みを共有し情報交換できる交流活動 10万円 経費の1/2
情報提供活動 依存症者等の問題の解決に資する情報提供の実施 5万円
普及啓発活動 依存症問題に関する普及啓発(講演会など) 10万円
相談活動 依存症者等に対する相談支援 50万円

【計算例】相談活動で年間80万円の経費がかかった場合
80万円 × 1/2 = 40万円
補助限度額50万円以内なので、40万円が補助されます。

③ 対象者・条件

補助金を受け取るためには、以下のすべての条件を満たす必要があります。申請前に必ず確認しましょう。

  • 団体の種類: 社会福祉法人、特定非営利活動法人(NPO)、一般社団法人などの法人格を持つ団体、または規約等を持つ任意団体。依存症者等で構成される自助グループも対象です。
  • 活動内容: 福岡市民の依存症問題に継続的に取り組み、地域社会への参加と福祉向上を目指す活動であること。
  • 活動実績: 申請時から遡って1年以上、かつ月に1回以上、補助対象となるいずれかの活動実績があること。
  • 今後の活動: 今後も年間を通じて月に1回以上、対象事業のいずれかを実施する計画があること。
  • 構成員: 団体を構成するメンバーが5人以上いること。
  • 納税状況: 福岡市の市税等に滞納がないこと。
  • 対象外の団体: 単一家族のみで構成される団体や、新規参加者の受け入れをしていない閉鎖的な団体は対象外となります。

④ 補助対象経費

補助金の対象となるのは、補助事業の活動に直接かかる経費です。団体の運営費そのものは対象外となるため注意が必要です。詳細は募集要項で確認が必要ですが、主な対象経費は以下の通りです。

対象となる経費の例

  • 賃金: 相談活動の専属相談員や、ミーティング・イベントの受付スタッフ等への賃金。
  • 報償費(謝金): 普及啓発イベントの講師や手話通訳者への謝礼。
  • 旅費: 外部講師や相談員の交通費(実費相当)。
  • 需用費: 事業で使う消耗品、チラシ・リーフレットの印刷製本費、講師用の飲料費など。
  • 役務費: チラシの郵送料、相談専用電話の通信費、イベント保険料など。
  • 委託料: 会場設営やチラシデザインなどを外部へ委託する費用。
  • 使用料: ミーティングや講演会の会場使用料、オンライン会議用機材のレンタル料。
  • 備品購入費: 相談専用の電話機やスマートフォンなど(5万円以上20万円未満のもの)。

対象とならない経費の例

  • 団体の運営に通常必要とされる経費(事務所家賃、団体の共用電話代など)
  • 団体職員の通常の給与、賞与、社会保険料
  • 親睦会などの飲食費
  • パソコン及びその周辺機器
  • 他の公的補助金を受けている事業の経費

⑤ 申請方法・手順

申請から補助金交付までの流れは以下の通りです。特に「事前相談」が必須となっている点が重要です。スケジュールに余裕を持って準備を進めましょう。

Step 1: 事前準備と書類の仮作成
福岡市の公式サイトから「交付要綱」や「募集要項」をダウンロードして熟読します。内容を理解したら、申請に必要な書類(交付申請書、事業計画書など)を仮作成します。

Step 2: 事前相談(必須・予約制)
精神保健福祉センターへ電話で予約を取り、仮作成した書類を持参して相談に臨みます。団体の活動状況や事業計画について説明し、申請手続きに関するアドバイスを受けます。
※例年、6月上旬~中旬が相談期間となります。

Step 3: 申請書類の提出
事前相談でのアドバイスを元に書類を完成させ、期限までに郵送またはメールで提出します。
※例年、6月下旬が提出期限です。

Step 4: 交付決定(8月中旬頃)
審査の結果、交付が決定されると「補助金交付決定通知書」が届きます。

Step 5: 補助事業の実施
交付決定後、計画に沿って事業を実施します。対象期間は令和7年4月1日から令和8年3月31日までです。この期間内に発生した経費が対象となります。

Step 6: 実績報告
事業が完了したら、完了後1ヶ月以内または令和8年3月31日までに、実績報告書や領収書の写しなどを提出します。

Step 7: 補助金額の確定・請求・交付
実績報告の審査後、「補助金確定通知書」が届きます。これを受け取ったら請求書を提出し、後日、指定の口座に補助金が振り込まれます。

必要書類一覧

  • 交付申請書(様式第1号)
  • 事業計画書(様式第1号の1)※事業ごとに作成
  • 事業収支予算書(様式第1号の2)※事業ごとに作成
  • 団体構成・役員等名簿(様式第1号の3)
  • 団体の定款、規約、会則など
  • 過去1年間の活動実績が分かる書類(チラシ、会報など)
  • 前年度の収支決算書

⑥ 採択のポイント

採択率は公表されていませんが、予算には限りがあるため、審査を通過するにはポイントを押さえた申請が不可欠です。

  • 事業計画の具体性: 「いつ、どこで、誰が、何を、どのように」行うのか、審査員が活動内容を鮮明にイメージできるよう具体的に記述しましょう。目標設定も数値化(例:相談件数〇件、参加者〇名)すると説得力が増します。
  • 福岡市民への貢献度をアピール: この事業が福岡市民の依存症問題の解決にどう貢献するのか、社会的意義を明確に伝えましょう。
  • 予算の妥当性: 経費の積算根拠を明確にし、なぜその金額が必要なのかを丁寧に説明することが重要です。補助対象外の経費を含めないよう、募集要項をよく確認してください。
  • 事前相談の有効活用: 必須の事前相談は、単なる手続きではありません。団体の熱意を伝え、計画の不明点を解消する絶好の機会です。担当者のアドバイスを真摯に受け止め、申請書に反映させましょう。
  • 継続性と発展性: これまでの活動実績をしっかり示し、補助金がなくても活動を継続する意思と、補助金を得ることで活動がどう発展するのかをアピールすることが大切です。

⑦ よくある質問(FAQ)

Q1. 規約や会則がない任意団体でも申請できますか?
A1. いいえ、できません。団体の目的や運営方針を定めた規約や会則等の整備が必要です。団体として継続的に運営される体制が求められます。
Q2. 複数の依存症を対象とする活動は、どう申請すればよいですか?
A2. 活動の主な対象が「アルコール、薬物、ギャンブル、ゲーム・ネット」のいずれかに該当することが前提です。その上で、最も主となる依存症種別を1つ選んで申請してください。
Q3. 福岡市外の住民も参加するミーティングは対象になりますか?
A3. はい、対象になります。福岡市民を中心的な対象とし、開催場所が福岡市内であれば問題ありません。参加者の住所を確認する必要はありません。
Q4. 団体の内部スタッフへの謝金は対象になりますか?
A4. はい、対象となる場合があります。講演会の司会やミーティングのファシリテーターなど、あらかじめ時間や場所を定めて専属で活動にあたる分については対象となります。ただし、通常の運営業務や、公費で運営されている団体の雇用時間内での活動は対象外です。
Q5. 申請すれば必ず補助金はもらえますか?
A5. いいえ、必ずもらえるわけではありません。申請内容について審査が行われ、交付が決定されます。また、予算額に達し次第、受付は終了となりますので、早めの準備と申請をおすすめします。

⑧ まとめ・行動喚起

今回は、福岡市が実施する「依存症問題に取り組む民間団体活動支援事業補助金」について詳しく解説しました。

  • 対象: 福岡市内で1年以上・月1回以上活動する構成員5人以上の依存症支援団体
  • 金額: 最大50万円(相談活動の場合)、補助率は経費の1/2
  • 期間: 令和7年4月1日~令和8年3月31日の活動が対象
  • 注意点: 申請には事前相談(予約制)が必須

この補助金は、地域で地道に活動を続ける団体にとって、活動の幅を広げ、より多くの人を支えるための大きな力となります。まずは公式サイトで最新の募集要項を確認し、早めに精神保健福祉センターへ事前相談の予約を入れましょう。

詳細・最新情報は公式サイトでご確認ください

福岡市 公式サイトへ

お問い合わせ先

福岡市 保健医療局 健康医療部 精神保健福祉センター
住所: 福岡市中央区舞鶴2丁目5-1 あいれふ3階
電話番号: 092-737-8825

補助金詳細

補助金額 最大 3,268円
主催 福岡市 保健医療局 健康医療部 精神保健福祉センター
申請締切 2025年6月20日 (終了)
申請難易度
(一般的)
採択率 40.0%
閲覧数 2 回

対象者・対象事業

福岡市内でアルコール、薬物、ギャンブル、ゲーム・ネット依存症問題に取り組む民間団体(社会福祉法人、NPO法人、一般社団法人、任意団体、自助グループ等)。申請時から遡って1年以上、月1回以上の活動実績があり、構成員が5人以上いることなどが条件。

■ 申請の流れ

1

必要書類の準備

事業計画書、見積書などを用意します。

2

申請書類の提出

オンラインまたは郵送で提出します。

3

審査

通常1〜2ヶ月程度かかります。

4

採択・交付決定

結果通知と交付手続きを行います。

■ よくある質問

福岡市内でアルコール、薬物、ギャンブル、ゲーム・ネット依存症問題に取り組む民間団体(社会福祉法人、NPO法人、一般社団法人、任意団体、自助グループ等)。申請時から遡って1年以上、月1回以上の活動実績があり、構成員が5人以上いることなどが条件。

通常、申請から採択決定まで1〜2ヶ月程度かかります。ただし、補助金の種類や申請時期によって異なる場合がありますので、詳しくは担当窓口にお問い合わせください。
多くの場合、次回の募集期間で再申請が可能です。不採択の理由を確認し、改善した上で再度申請することをお勧めします。詳しくは担当窓口にお問い合わせください。

お問い合わせ

部署: 保健医療局 健康医療部 精神保健福祉センター
住所: 福岡市中央区舞鶴2丁目5-1
電話番号: 092-737-8825
FAX番号: 092-737-8827
E-mail: seishinhoken.PHB@city.fukuoka.lg.jp

この補助金のカテゴリー・地域

ナビゲーション

こんにちは!この助成金について何でもお聞きください。
申請条件、必要書類、申請方法、対象経費など、詳しくお答えします。
公式サイトで申請する →
Verified by MonsterInsights
Verified by MonsterInsights