福島県内の事業者様へ朗報です。オフィスで大量に出る廃コピー用紙をリサイクルすることで、経費を削減し、さらに環境貢献もできる「事業系紙ごみのリサイクル推進事業補助金」が実施されています。この記事では、補助金の概要から申請方法まで、専門家が分かりやすく解説します。
福島県事業系紙ごみリサイクル補助金 早わかり表
補助金名 | 福島県事業系紙ごみのリサイクル推進事業補助金 |
対象地域 | 福島県内に事業所を有する事業者 |
補助上限額 | 最大10万円 |
補助額 | 廃コピー用紙の重量 1kgあたり5円 |
申請期間 | 予算の上限に達し次第終了(詳細は公式サイトで要確認) |
公式サイト | 福島県庁 公式ページ |
事業の背景:なぜ今、紙ごみリサイクルなのか?
福島県は、県民1人1日当たりのごみ排出量が968g(令和5年度)と、残念ながら全国ワースト2位という状況にあります。この課題を解決するため、特に事業系ごみの多くを占める「紙ごみ」のリサイクルを推進する本補助金が設立されました。これまで焼却処分していた廃コピー用紙をリサイクルに回すことで、ごみの削減と資源の有効活用に繋がります。
補助対象となる事業者
本補助金を利用するには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- ✅ 福島県内に事業所を有する法人または個人事業主であること。
- ✅ 補助対象期間中のリサイクル処理量が2,000キログラム以上であること。
- ✅ リサイクル業者から廃コピー用紙のリサイクル処理に係る証明を受けられること。
- ✅ 同様の他の補助金等を受けていないこと。
- ✅ 県税の未納がないこと。
- ✅ 暴力団関係者でないこと。
⚠️ 対象外となる事業者
国、地方公共団体、および古紙の回収または再生を主たる事業として営んでいる事業者は対象外となりますのでご注意ください。
補助内容の詳細
補助金の具体的な内容について見ていきましょう。
補助金額の計算方法
補助金額は、リサイクルした廃コピー用紙の重量に応じて決まります。
廃コピー用紙の重量 (kg) × 5円
補助上限額
1事業者あたり、1年度に1回限り、以下の金額が上限となります。
100,000円
🚨 最重要ポイント
リサイクル処理量が 2,000kg未満の場合は補助対象となりません。申請前に年間の排出量を試算しておくことが重要です。
申請手続きの流れ
申請は以下のステップで進めます。事前に流れを把握しておきましょう。
- 1交付要綱・様式の確認
まずは公式サイトから交付要綱を熟読し、対象となるかを確認します。同時に申請様式をダウンロードしておきましょう。 - 2リサイクル事業者の選定
廃コピー用紙の処理を依頼するリサイクル事業者を選定します。福島県が公開している「廃棄物再生事業者 登録者名簿」が参考になりますが、名簿にない事業者でも申請は可能です。 - 3リサイクルの実施と証明書の受領
選定した事業者に廃コピー用紙の処理を依頼し、リサイクル処理に係る証明書を発行してもらいます。 - 4申請書類の作成・提出
ダウンロードした様式に必要事項を記入し、処理証明書や県税の納税証明書など、必要な添付書類と共に提出します。
公式情報・お問い合わせ先
最新の情報や詳細、申請書類のダウンロードは必ず公式サイトをご確認ください。
各種資料ダウンロード
お問い合わせ先
福島県 一般廃棄物課
〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
Tel:024-521-7249