詳細情報
ひとり親家庭の経済的自立を支援する「ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金」。この制度を活用すれば、看護師や介護福祉士などの資格取得を目指す際の経済的な負担を軽減できます。月最大14万円の給付金を受けながら、将来の安定につながるスキルアップを目指しませんか?かすみがうら市にお住まいのひとり親の皆様、ぜひこのチャンスを活かしてください。
ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金等事業の概要
正式名称:ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金等事業
実施組織:かすみがうら市
目的・背景:この事業は、ひとり親家庭の親が、より良い条件での就職を可能にする資格を取得することを支援し、経済的な自立を促進することを目的としています。資格取得のための養成機関での修業期間中の生活費を支援することで、安定した生活を送れるようにサポートします。
対象者の詳細:かすみがうら市に居住するひとり親家庭の親で、20歳未満の子を扶養しており、児童扶養手当の支給を受けている、または同等の所得水準にある方が対象です。また、養成機関において6ヶ月以上の教育課程を修業し、対象資格の取得が見込まれる必要があります。
給付金の詳細
この事業では、訓練促進給付金と修了支援給付金の2種類の給付金が支給されます。
助成金額・補助率
訓練促進給付金:
市民税非課税世帯:月額100,000円(修学の最終1年間は月額140,000円)
市民税課税世帯:月額70,500円(修学の最終1年間は月額110,500円)
修了支援給付金:
市民税非課税世帯:50,000円
市民税課税世帯:25,000円
計算例:
市民税非課税世帯の方が、3年間の看護師養成課程を修了した場合、訓練促進給付金として、最初の2年間は月額100,000円、最後の1年間は月額140,000円が支給されます。さらに、修了支援給付金として50,000円が支給されます。
| 区分 | 市民税非課税世帯 | 市民税課税世帯 |
|---|---|---|
| 訓練促進給付金(月額) | 100,000円(最終1年間は140,000円) | 70,500円(最終1年間は110,500円) |
| 修了支援給付金 | 50,000円 | 25,000円 |
対象者・条件
- かすみがうら市に居住するひとり親家庭の母または父
- 20歳未満のお子さんを扶養していること
- 児童扶養手当の支給を受けている、または児童扶養手当の支給水準にあること
- 養成機関において6ヶ月以上の教育課程を修業し、対象資格の取得が見込まれること
- 経済的な事情により、就業または育児と修業の両立が困難であると認められること
- 求職支援制度における職業訓練受講給付費や雇用保険法第24条に規定する訓練延長給付のほか、職業促進給付金と趣旨を同じくする給付金などを受けていないこと
- 過去に訓練促進給付金を受けていないこと
- 市税などを滞納していないこと
具体例:
- 離婚後、2人の子供を育てながら、看護師を目指して専門学校に通うことを希望する母親
- 死別後、1人の子供を育てながら、介護福祉士の資格を取得して、より安定した収入を得たい父親
- 未婚の母として子供を育てながら、保育士の資格を取得して、保育園で働くことを目指す母親
補助対象経費
この給付金は、養成機関での修業期間中の生活費を支援するためのものです。授業料や教材費などの直接的な経費は対象外ですが、生活費として幅広く活用できます。
- 家賃
- 食費
- 光熱費
- 交通費
- 子供の保育料
対象外経費:
- 授業料
- 教材費
- 資格試験の受験料
申請方法・手順
ステップ1:事前相談
修学の内容や支給要件などを確認するため、入学前に必ず子育て支援課(市民窓口センター(中央庁舎))に事前相談を行ってください。事前に電話で相談日時を調整することをおすすめします。
ステップ2:申請書類の準備
以下の必要書類を準備してください。
- ひとり親家庭職業訓練促進給付金等支給申請書
- 申請者の本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など)
- 世帯全員の戸籍謄本または抄本
- 世帯全員の住民票
- 児童扶養手当証書の写し
- 納税証明書
- 入校(入所)証明書
- 養成機関における教育課程(カリキュラム)の概要がわかるもの
ステップ3:申請書類の提出
準備した申請書類を、子育て支援課(市民窓口センター(中央庁舎))に提出してください。
申請期限・スケジュール:
訓練促進給付金の申請は、養成機関での修業開始日以降に行ってください。修了支援給付金の申請は、養成機関における教育課程を修了した日の翌日から30日以内に行ってください。
オンライン/郵送の詳細:
申請は原則として窓口でのみ受け付けています。郵送やオンラインでの申請については、事前に子育て支援課にお問い合わせください。
採択のポイント
審査基準:
審査では、申請者の経済状況、資格取得の必要性、就業の見込みなどが総合的に判断されます。
採択率の情報:
採択率は年度によって変動しますが、要件を満たしていれば比較的高い確率で採択されます。
申請書作成のコツ:
- 申請書は丁寧に、正確に記入してください。
- 資格取得の必要性や、資格取得後の就業計画を具体的に記述してください。
- 経済状況を詳しく説明し、給付金の必要性を明確にしてください。
よくある不採択理由:
- 申請書類に不備がある
- 資格取得の必要性が認められない
- 就業の見込みが低い
- 市税などを滞納している
よくある質問(FAQ)
-
Q: 訓練促進給付金はいつから支給されますか?
A: 支給決定後、原則として申請月の翌月からの支給となります。
-
Q: 給付金はどのように振り込まれますか?
A: 請求者本人名義の金融機関口座に振り込まれます。
-
Q: 修業期間中に引っ越した場合、手続きは必要ですか?
A: はい、住所変更の手続きが必要です。速やかに子育て支援課にご連絡ください。
-
Q: 訓練を途中で辞めてしまった場合、給付金はどうなりますか?
A: 訓練を辞めた時点で給付は停止されます。また、すでに支給された給付金の一部を返還しなければならない場合があります。
-
Q: 事前相談は必ず必要ですか?
A: はい、受給要件を確認するため、原則として入学前に必ず事前相談が必要です。
高等職業訓練促進資金貸付事業のご案内
高等職業訓練促進給付金等事業を利用して、就職に有利な資格の取得を目指す方に対し、養成機関の入学準備金と卒業時の就職準備金を貸し付ける制度があります。詳しくは、社会福祉法人茨城県母子寡婦福祉連合会(電話番号:029-221-7505)までお問い合わせください。
まとめ・行動喚起
ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金は、ひとり親家庭の経済的自立を強力にサポートする制度です。看護師、介護福祉士、保育士など、将来性のある資格取得を目指す方は、ぜひこの機会にご活用ください。まずは、かすみがうら市子育て支援課に事前相談を行い、詳細な情報を確認しましょう。
次に行うべきアクション:
- かすみがうら市子育て支援課に電話で事前相談の予約をする(電話番号:0299-59-2111 または 029-897-1111)
- 必要な書類を準備する
- 申請書を提出する
問い合わせ先:
かすみがうら市 保健福祉部 市民窓口センター(中央庁舎) 子育て支援課
〒315-8514 かすみがうら市下稲吉2633番地19
電話番号:0299-59-2111 / 029-897-1111