詳細情報
荒川区では、地球温暖化対策の一環として、区民や事業者、管理組合を対象に、省エネルギー設備や創エネルギー設備の導入を支援する「令和7年度新エコ助成事業」を実施します。この助成金を利用すれば、太陽光発電システムや高断熱窓、LED照明器具など、様々な設備の導入費用の一部を補助してもらうことができます。地球に優しく、家計にも優しいエコライフを始めてみませんか?
令和7年度荒川区新エコ助成事業の概要
荒川区が実施する「新エコ助成事業」は、区内の温室効果ガス排出量削減を目的としています。省エネ性能の高い設備や再生可能エネルギー設備の導入を促進し、区民の環境意識向上と持続可能な社会の実現を目指します。令和7年度からは、従来の助成事業を統合し、対象設備の拡充や申請手続きの簡素化が行われました。
- 正式名称: 令和7年度荒川区新エコ助成事業
- 実施組織: 荒川区
- 目的・背景: ゼロカーボンシティ実現に向けた温室効果ガス削減
- 対象者: 区内在住者、区内事業者、区内集合住宅の管理組合
助成対象設備と助成金額
新エコ助成事業では、以下の設備導入に対して助成金が支給されます。区内業者から購入した場合と区外業者から購入した場合で、助成限度額が異なりますのでご注意ください。
| 助成項目 | 助成金額 | 区内業者からの購入 | 区外業者からの購入 | 
|---|---|---|---|
| 太陽光発電システム | 出力1kWあたり2万円 | 上限30万円 | 上限25万円 | 
| 燃料電池装置(エネファーム) | 本体費用の5分の1 | 上限15万円 | 上限10万円 | 
| 蓄電システム(V2Hも対象) | 蓄電容量1kWhあたり5千円 | 上限15万円 | 上限10万円 | 
| 高断熱窓(改修のみ対象) | 本体費用の2分の1 | 上限20万円 | 上限15万円 | 
| 高断熱ドア(改修のみ対象) | 本体費用の2分の1 | 上限20万円 | 上限15万円 | 
| 節水トイレ(改修のみ対象) | 本体費用の2分の1 | 上限5万円 | 上限3万円 | 
| 宅配ボックス | 本体費用の2分の1 | 上限5万円(集合住宅共用部分:上限10万円) | 上限3万円(集合住宅共用部分:上限8万円) | 
| 省エネエアコン(目標年度2027年度) | 本体費用の4分の1 | 上限5万円 | 上限3万円 | 
| 省エネ冷蔵庫(目標年度2021年度) | 本体費用の4分の1 | 上限5万円 | 上限3万円 | 
| 直管型LED照明器具(改修のみ対象) | 本体費用の2分の1 | 上限35万円 | 上限30万円 | 
| ZEH等(ZEH、東京ゼロエミ住宅、LCCM住宅) | 一律25万円 | 一律25万円 | 一律25万円 | 
計算例: 例えば、区内の業者から太陽光発電システム(出力5kW)を購入した場合、助成金額は5kW × 2万円 = 10万円となります。上限額は30万円なので、10万円の助成金を受け取ることができます。
対象者・条件
助成対象となるのは、以下のいずれかに該当する方です。
- 荒川区内に住所を有する方(住民票等に記載のある、自宅として居住している住宅に機器等を設置・施工する方)
- 荒川区内に事業所を有する方
- 荒川区内集合住宅を所有する方
- 荒川区内集合住宅の管理組合
主な条件:
- 特別区民税・都民税(または法人都民税)及び国民健康保険料を滞納していないこと。
- 同一年度内において同一住所(設置又は施工場所)での助成金交付は、各助成項目につき1回限り。
- 申請者情報、領収書宛名、口座名義等は同一名義のものに限ります。
- 助成対象機器の設置完了日から1年以内かつ、受付期間内(令和8年2月27日まで)に申請書類一式を提出できること。
- 助成対象の項目に対して、区から他の助成金等を受けていないこと。
補助対象経費
助成対象となるのは、対象機器等の本体費用のみ(消費税除く)です。設置・改修等にかかる施工費や、既設機器の処分費等は対象外となります。また、ポイント使用やクーポン等による値引き分(東京ゼロエミポイント含む)は、助成対象経費から除きます。
- 対象: 機器本体費用(消費税除く)
- 対象外: 施工費、既設機器の処分費、ポイント利用、クーポン利用
申請方法・手順
申請は、機器設置完了後に行う事後申請となります。以下の手順で申請を行ってください。
- ステップ1: 助成対象機器の設置を完了させる。
- ステップ2: 必要な書類を準備する。(下記参照)
- ステップ3: 申請書類を荒川区環境課環境推進係「新エコ助成担当」へ郵送または窓口にて提出する。
必要書類:
- 申請書(第1号様式)
- 領収書・内訳書の写し(本体費用と施工費用の内訳が明記され、各項目が税抜価格で表示されたもの)
- その他、各助成項目ごとに必要な書類(手引き参照)
申請期限: 令和7年5月1日(木曜)から令和8年2月27日(金曜)まで(当日必着)
採択のポイント
採択のポイントは、申請書類の正確性と completeness です。必要書類が全て揃っているか、記入漏れや誤りがないかを十分に確認しましょう。また、領収書や内訳書は、本体費用と施工費用の内訳が明確に記載されているものを用意してください。
- 申請書類の正確性・完全性
- 領収書・内訳書の明瞭さ
- 助成要件の適合性
よくある質問(FAQ)
- Q: 申請は郵送でも可能ですか?
 A: はい、郵送での申請も可能です。ただし、提出書類の不備、記入や押印漏れ等のないよう十分にご注意ください。
- Q: 申請状況は確認できますか?
 A: 申請状況については、荒川区環境課環境推進係「新エコ助成担当」までお問い合わせください。
- Q: 予算額に達した場合、受付は終了しますか?
 A: はい、予算額に達した場合は、上記受付期間内であっても、受付を終了します。
- Q: 令和6年度の助成金の申請が間に合わなかった場合でも、申請できますか?
 A: 令和6年度の助成事業(エコ助成、省エネ家電助成)について、年度途中で予算額に達し早期に受付を終了した等の理由により、助成金の申請が間に合わなかった方についても、機器の設置完了後1年以内の申請かつ必要書類が揃っている場合は助成対象となります。
- Q: 荒川区内業者とは、どのような業者ですか?
 A: 荒川区内業者とは、領収書・内訳書の発行者住所が荒川区内で記載されている業者です。
まとめ・行動喚起
荒川区の「令和7年度新エコ助成事業」は、省エネ設備の導入を検討している方にとって、大変魅力的な制度です。助成金を活用して、地球温暖化対策に貢献しながら、快適な住環境を実現しましょう。申請期限は令和8年2月27日までです。お早めに申請をご検討ください。
お問い合わせ先:
荒川区 環境清掃部 環境課 環境推進係「新エコ助成担当」
〒116-0002 荒川区荒川一丁目53番20号 あらかわエコセンター3階
電話番号:03-5811-6463または03-5811-6850
詳細については、荒川区の公式サイトをご確認ください:https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a024/kankyou/sinekojyosei2025.html
