岐阜県関市では、増加する外国人観光客の誘致を促進するため、市内の事業者が行うインバウンド受入環境の整備費用を最大20万円補助する「関市インバウンド受入環境整備事業補助金」の募集を開始します。この機会に、多言語対応やキャッシュレス決済などを導入し、ビジネスチャンスを拡大しませんか?
関市インバウンド受入環境整備事業補助金の概要
本補助金のポイントを分かりやすく表にまとめました。
補助金 基本情報 | |
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補助金額 | 補助対象経費の2分の1以内、上限20万円(1,000円未満切捨て) |
申請受付期間 | 令和7年8月26日(火)から ※予算に到達次第、受付終了 |
対象者 | 関市内で観光関連事業(宿泊、物販、飲食、交通等)を行う事業者 |
実施機関 | 関市 |
補助対象となる5つの事業と経費
本補助金は、以下の5つのインバウンド対応事業にかかる経費が対象となります。
1. 多言語化対応事業
施設案内、メニュー、パンフレット、ホームページなどを多言語化する事業です。
- 対象経費: 印刷製本費, 筆耕翻訳料, 委託料, 工事請負費, 備品購入費
2. 無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備
外国人観光客が無料で利用できるWi-Fi環境を整備する事業です。
- 対象経費: 無線LANルーター機器の購入費, 通信回線の開設・配線整備の工事費
3. キャッシュレス決済環境の整備
クレジットカードやQRコード決済などに対応する端末を導入する事業です。
- 対象経費: キャッシュレス決済端末の購入費, 通信回線の開設・配線整備の工事費
4. トイレの整備事業
施設内の和式トイレを洋式化、または新たに洋式トイレを設置する事業です(従業員用は除く)。
- 対象経費: 工事請負費, 備品購入費
5. 免税手続き環境の整備
外国人旅行者向けの消費税免税手続きに必要な機器を導入する事業です。
- 対象経費: パスポートリーダーまたはパスポートスキャナーの購入費
⚠️ 注意事項
- 既存設備の更新や増設は対象外となる場合があります(詳細は要綱を確認)。
- 補助事業で整備した内容について、外国人観光客に周知するための掲示等が必須です。
補助対象者の詳細な要件
補助金を利用するには、以下のすべての要件を満たす必要があります。
- 関市内で宿泊、物販、飲食、交通その他外国人観光客の観光に関する事業を行い、かつ、市内に事業所を有する者であること。
- 市税、保育料、水道料金など、市に納付すべき歳入金を滞納していないこと。
- 同一の補助対象経費について、国、県、その他の団体から補助金等の交付を受けていないこと。
申請手続きの流れ
申請から補助金受領までの基本的な流れは以下の通りです。
- 1事前相談:申請前に必ず関市観光課へ事業内容について相談します。
- 2申請書類の提出:必要書類を準備し、紙媒体または電子データで提出します。
- 3交付決定:市が申請内容を審査し、交付決定通知書が送付されます。
- 4事業の実施:交付決定後に事業を開始します。(※決定前の着手は対象外)
- 5実績報告:事業完了後、実績報告書などの書類を提出します。
- 6補助金の請求・受領:市の確定通知後、請求書を提出し、補助金が振り込まれます。
まとめ
「関市インバウンド受入環境整備事業補助金」は、外国人観光客を呼び込み、売上向上を目指す事業者にとって絶好の機会です。多言語化やキャッシュレス対応など、お客様の満足度を高める環境整備に、ぜひこの補助金をご活用ください。