詳細情報
阿南市不妊治療費助成金で経済的負担を軽減!
阿南市では、不妊治療に取り組むご夫婦の経済的負担を軽減するため、市独自の助成金制度を開始しました。保険適用の不妊治療にかかる費用の一部を助成することで、安心して治療に専念できる環境づくりを支援します。諦めかけていた不妊治療も、この助成金を利用すれば、経済的な心配を軽減し、希望を持って取り組めるかもしれません。ぜひ、この機会にご検討ください。
助成金の概要
正式名称
阿南市不妊治療費助成金交付事業
実施組織
徳島県阿南市
目的・背景
令和4年4月から「一般不妊治療」および「生殖補助医療」が保険適用となりましたが、徳島県の助成事業が令和4年度末に終了し、それに伴い阿南市の助成事業も終了していました。しかし、令和6年度より、不妊治療に取り組む夫婦の経済的負担の軽減を図り支援することを目的として、市単独の助成事業が再開されました。
対象者の詳細
この助成金は、保険適用の不妊治療を受けているご夫婦(事実婚を含む)が対象です。申請には、ご夫婦ともに阿南市に住民登録があり、申請日において1年以上居住していること、そして市税等の滞納がないことが条件となります。
助成金額・補助率
助成金額は、治療の種類によって異なります。一般不妊治療と生殖補助医療それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
| 治療の種類 | 助成上限額 |
|---|---|
| 一般不妊治療(タイミング療法、人工授精、排卵誘発法) | 5万円 |
| 生殖補助医療(体外受精、顕微授精、男性不妊治療) | 10万円(治療開始日が令和7年4月1日以降の場合)/ 5万円(治療開始日が令和7年3月31日以前の場合) |
計算例:例えば、体外受精にかかった費用が30万円で、自己負担額が10万円だった場合、治療開始日が令和7年4月1日以降であれば、上限の10万円が助成されます。治療開始日が令和7年3月31日以前の場合は、上限5万円の助成となります。
対象者・条件
助成を受けるためには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 保険適用の不妊治療を実施した夫婦(事実婚含む)であること
- 夫婦ともに治療開始日において阿南市に住民登録があること
- 夫婦ともに申請日において1年以上阿南市に住民登録があること
- 申請日において夫婦ともに阿南市の市税等に滞納がないこと
具体例:
- AさんとBさんは事実婚の関係にあり、ともに阿南市に1年以上居住し、市税の滞納もありません。保険適用の不妊治療を受けた場合、助成対象となります。
- CさんとDさんは法律婚をしており、治療開始日に阿南市に住民登録がありましたが、申請日にはDさんが阿南市外に転出して1年未満の場合、Dさんは助成対象外となります。
補助対象経費
助成の対象となるのは、保険適用の不妊治療にかかった費用のうち、自己負担額です。文書料は助成の対象外となります。
- 対象となる経費:
- 保険適用の不妊治療における診察料
- 検査料
- 薬剤費(院内・院外処方)
- 処置料
- 手術料
- 対象外となる経費:
- 文書料
- 保険適用外の治療費
- 入院時の差額ベッド代
申請方法・手順
申請は、阿南市こども家庭センター(阿南市役所2階)に必要書類を提出することで行います。窓口または郵送での提出が可能です。
申請手順
- 必要書類を準備する
- 阿南市こども家庭センターに申請書類を提出する(窓口または郵送)
- 審査後、助成金が交付される
必要書類
- 阿南市不妊治療費助成金交付申請書兼請求書兼同意書
- 不妊治療に要した費用(院外処方分含む)の領収書及び診療明細書(原本)
- 一般不妊治療を受けた場合:阿南市不妊治療費助成受診等証明書(一般不妊治療実施分)
- 生殖補助医療を受けた場合:阿南市不妊治療費助成事業受診等証明書(生殖補助医療実施分)
- 院外処方を受けた場合:阿南市不妊治療費助成受診等証明書(院外処方における調剤分)
- 戸籍謄本(発行日から3か月以内の原本) ※初めて申請する場合、夫婦が別世帯の場合、夫婦が事実婚関係にある場合に必要
- 夫婦が事実婚関係にある場合:事実婚関係に関する申立書
- 保険者から高額療養費又は付加給付を受けた場合:限度額適用認定書又は明細書の写し
- 債権者登録申請書
申請期限:
- 一般不妊治療:助成金の交付を受けようとする治療のうち最後の治療終了日から3か月以内
- 生殖補助医療:「1回の治療」ごとに行うものとし、治療終了日から1年以内
採択のポイント
審査基準は公開されていませんが、必要書類の不備がないこと、申請内容が正確であることが重要です。また、申請期限を厳守することも大切です。
申請書作成のコツ:
- 申請書は丁寧に記入し、誤字脱字がないように注意する
- 領収書や明細書は原本を提出する
- 事実婚の場合は、事実婚関係に関する申立書を忘れずに提出する
よくある質問(FAQ)
- Q: 事実婚でも申請できますか?
A: はい、事実婚のご夫婦も対象となります。ただし、事実婚関係に関する申立書が必要です。 - Q: 治療開始日と申請日に阿南市に住んでいる必要がありますか?
A: はい、ご夫婦ともに治療開始日と申請日において阿南市に住民登録があり、申請日において1年以上居住している必要があります。 - Q: 助成金はいつ振り込まれますか?
A: 審査後、交付決定通知書が送付され、その後指定の口座に振り込まれます。具体的な時期は、阿南市こども家庭センターにお問い合わせください。 - Q: 申請に必要な書類はどこで入手できますか?
A: 阿南市こども家庭センターの窓口で入手できるほか、阿南市の公式サイトからダウンロードできます。 - Q: 高額療養費や付加給付を受けた場合、助成金額はどうなりますか?
A: 高額療養費及び保健者からの付加給付がある場合は、それらを控除した額が助成対象となります。
まとめ・行動喚起
阿南市不妊治療費助成金は、不妊治療に取り組むご夫婦にとって、経済的な負担を軽減する心強い制度です。対象となる方は、必要書類を揃えて、忘れずに申請しましょう。申請方法や必要書類についてご不明な点があれば、阿南市こども家庭センターまでお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:
保健福祉部 こども家庭センター
TEL:0884-24-8062
E-Mail:jidou@anan.i-tokushima.jp
この助成金を活用して、希望に満ちた未来を築きましょう。