青森県鶴田町でりんごを栽培する農業者の皆様へ朗報です。輸出りんごに深刻な影響を及ぼす害虫「モモシンクイガ」の防除対策として、専用資材「コンフューザーR」の購入費用の一部が助成されます。高品質なりんごの安定生産と経営強化のために、ぜひ本制度をご活用ください。
助成金の概要
本事業は、鶴田町のりんご生産者が行うモモシンクイガの防除対策を支援し、地域農業の競争力維持と生産者の経済的負担軽減を目指すものです。
項目 | 内容 |
---|---|
制度名 | 鶴田町りんごモモシンクイガ特別防除対策事業 |
実施機関 | 青森県鶴田町 |
対象地域 | 青森県北津軽郡鶴田町 |
申請期間 | 令和7年(2025年)11月28日(金)まで |
補助率 | 対象経費(税抜)の4分の1以内 |
上限額 | 上限なし(ただし、経営面積に応じた助成対象面積の上限あり) |
対象となる方(申請要件)
以下のすべての要件を満たす方が対象となります。
- 青森県が実施するモモシンクイガ特別防除対策事業に申請済みであること。
- 鶴田町に住所を有しているりんご生産者、農地所有適格法人、または共同防除組合等の生産者組織であること。
【ポイント】町外の園地も対象の可能性あり
鶴田町外でりんごを栽培している場合でも、助成対象となる可能性があります。該当する方は、必ず事前に農業振興課へご相談ください。
補助対象となる経費と補助額
対象経費
令和7年(2025年)に園地に設置する、モモシンクイガ防除資材「コンフューザーR」の購入費用(税抜)が対象です。
補助額の計算方法
補助額は、資材購入費(税抜)の4分の1以内です。ただし、助成の対象となる面積には上限があり、以下のルールで計算されます。
【重要】助成対象面積の計算ルール
- 農地基本台帳に登録されている果樹面積が基準となります。
- 計算は5アール(5畝)単位で行い、端数は切り捨てられます。
【具体例】
設置面積が27アールの場合、助成対象となる面積は端数が切り捨てられ25アールとなります。この25アール分の範囲内で補助額が算出されます。
申請手続きの流れと必要書類
申請期間と受付場所
- 申請期間: 令和7年11月28日(金)まで
- 受付時間: 平日 午前9時~12時 / 午後1時~4時
- 受付場所: 鶴田町役場 2階 農業振興課
申請プロセス
- 書類の準備: 下記の「必要書類一覧」を揃えます。
- 窓口へ提出: 準備した書類を受付期間内に農業振興課の窓口へ持参します。
- 審査・交付決定: 町で内容を審査し、交付が決定されます。
- 補助金の振込: 指定した口座へ補助金が振り込まれます。
必要書類一覧
- 申請書(役場窓口で入手)
- コンフューザーRの納品書および領収書の写し
- 補助金の振込先口座が確認できる通帳の写し
- 印鑑
- 【防除組合等の場合】組合員の構成や散布面積の内訳がわかる資料
【注意】代理申請について
つがるにしきた農協および弘果物流からのみ資材を購入した場合、販売業者が代理で申請を行うため、生産者自身による申請は不要です。ただし、他の販売業者からの購入や、複数の業者から購入した場合は、ご自身で申請する必要がありますのでご注意ください。
まとめ
「鶴田町りんごモモシンクイガ特別防除対策事業」は、りんご農家の経営安定に直結する重要な支援策です。申請期間は11月28日までと限られています。対象となる方は、必要書類を早めに準備し、計画的に申請手続きを進めましょう。特に、面積計算のルールや代理申請の条件など、不明な点があれば、ためらわずに町の農業振興課へ相談することが成功の鍵です。
お問い合わせ先
鶴田町役場 農業振興課
〒038-3595 青森県北津軽郡鶴田町大字鶴田字早瀬200番地1
電話番号: 0173-22-2111