鹿児島県で「子どもたちのために何かしたい」「地域に貢献できる子ども食堂を始めたい」とお考えの方に朗報です。県では、子ども食堂の新規開設を支援する補助金や、運営をサポートする様々な制度を用意しています。この記事では、最大13万円が支給される「子ども食堂新規開設支援事業」を中心に、申請方法や対象経費、連携を強化するための支援事業まで、専門家が分かりやすく解説します。
鹿児島県の子ども食堂支援事業とは?
鹿児島県では、子どもたちの健やかな育ちを支え、地域コミュニティの活性化を図るため、子ども食堂の活動を多角的に支援しています。主な支援策は以下の2つです。
- ① 新規開設支援: これから子ども食堂を立ち上げる団体向けの初期費用補助。
- ② ネットワーク構築支援: 既存の子ども食堂間の連携を強化し、持続的な運営を目指すための拠点づくりを支援。
この記事では、特にこれから始めたい方向けの「新規開設支援事業」を詳しく見ていきましょう。
【最大13万円】子ども食堂新規開設支援事業
新たに子ども食堂を立ち上げるグループ等に対し、開設に必要な初期費用の一部を補助する制度です。資金面でのハードルを下げ、活動の第一歩を力強く後押しします。
事業概要
項目 | 内容 |
---|---|
補助額 | 1団体あたり上限13万円 |
対象者 | 鹿児島県内で新たに子ども食堂を立ち上げるグループ等 |
申請期間 | 令和7年度中(予算がなくなり次第終了) |
支払い方法 | 精算払い(事業完了後の後払い) |
⚠️ 注意事項
- 申請は1つの子ども食堂につき1回限りです。
- 食材費は補助の対象外となります。
- 予算には限りがあるため、早めの申請をおすすめします。
補助金交付の3つの必須条件
補助金を受け取るためには、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。
- 初回開催日までに「子ども食堂アドバイザー」の助言等を得ること。
- 補助事業期間中に子ども食堂を2回以上開催すること。
- 開設までに「鹿児島県子ども食堂登録制度」へ登録を行うこと。
補助対象となる経費(具体例)
立ち上げに必要な幅広い経費が対象となります。計画的に活用しましょう。
- 消耗品費: 周知用チラシ、のぼり、看板の作成費など
- 備品購入費: 冷蔵庫、炊飯器、食器、机、いす、調理用具など
- その他: ボランティア保険料、食品衛生責任者養成講習会の受講料、施設の小規模な改修費など
申請から交付までの流れ
- 1
準備・相談
まずは県の相談窓口やアドバイザーに相談し、事業計画を立てます。必要な備品などをリストアップしましょう。 - 2
事業実施・経費支払い
子ども食堂を2回以上開催し、対象経費の支払いを済ませます。宛名が団体名の領収書を必ず保管してください。 - 3
申請・実績報告
必要な様式と証拠書類(領収書の写し、開催時の写真など)を揃えて、県に提出します。申請と実績報告は同時に行えます。 - 4
審査・交付決定
県が提出書類を審査し、交付額を決定します。 - 5
補助金交付
指定した口座に補助金が振り込まれます。
運営・連携強化のための支援策
開設後も、県は様々な形で子ども食堂の活動をサポートします。
子ども食堂ネットワーク拠点づくり支援事業
地域内の子ども食堂が連携し、食材の共同受け入れや配送、保管を行うための拠点整備を支援する補助金です。持続可能な運営体制を築きたい団体におすすめです。(※募集期間は公式サイトをご確認ください)
子ども食堂アドバイザーの派遣
開設準備や運営の悩みについて、経験豊富な運営者から直接アドバイスを受けられる制度です。無料で専門家を派遣してもらえます。
まとめ:地域の子どもたちのために、はじめの一歩を!
鹿児島県では、子ども食堂を始めたいという温かい想いを形にするための、手厚い支援制度が整っています。最大13万円の新規開設補助金は、初期費用の大きな助けとなるでしょう。さらに、専門家のアドバイスや運営サポートも充実しており、安心して活動をスタートできる環境です。
まずは公式サイトで詳細を確認し、県の相談窓口に連絡してみてはいかがでしょうか。あなたの一歩が、地域の子どもたちの笑顔につながります。
お問い合わせ先
鹿児島県庁 子ども福祉課 または 各地域振興局・支庁
詳細な連絡先は、鹿児島県の公式ホームページをご確認ください。